続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 永楽」【大井町】

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 ◎「ワンタンメン」七五〇円

 …昨日。
  雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろうと思っていたが、予定よりずれ込んだ様だ。
  八時前に家を出ようと外へ出ると、雪がちらほら舞っている。
  此れ位に涼しいと助かる。
  此の日は流石に、駅迄の道程を歩き、電車に乗車しても、汗ばむ事は有っても、
  瀧の様に汗が流れ落ちる事は無く、其の代わり、徐行運転ばかりの電車が腹立たしく、
  予定よりも遅れて池袋駅に滑り込み、JRの地味な嫌がらせに遭う…。
  朝一でちょいと用を済ませ、一〇時には大井町へと移動する。
  朝から慢性的に電車が遅延している様で、湘南新宿ラインに乗り込めば、
  朝の混雑時の様な混み具合で、此れには堪らず、相撲取りの様に汗だく…。
  何故、冷房を点けないのだ、JRさんよ!
  大井町へと着けば、一週間の最終日と言う所為も有り、グッタリとしてしまう。
  然し、仕事は山と堆く積もっており、気が遠くなりそうだ。
  上司と共に、一つ一つ遣っ付けて行く。
  十三時を回り、一先ず、昼御飯を摂りに外へ出る。
  上司と大井町に来たならば、此方と決まっている。
  外は真冬の陽気で、ラーメンを啜って温まろうと言う寸法だ。
  個人的には、六月十五日以来、約半年振りの訪問。
  店に入り、二階席に上がる様に促され、急な階段を上る。
  未だ、丼が片付けられていないテーブル席に腰掛け、頂く物はと言うと決まっている。
  此処最近は専ら、「ワンタンメン」と決めており、値段の満足度が高い様に思う。
  発注後は、只管に冷水を呷り、仕事の疲労を癒す。
  其れにしても、昼間から餃子を摘みに麦酒を呷っている客が鼻に付く。
  遺憾の意を表したい…。
  そうこうしていると、一〇分程で運ばれて来て、約半年振りの御対面。
  相変わらず、揚げ葱が敷き詰められたロイクーなメンラーだ。
  さあ、蓮華で早速プースーを啜ってみると、揚げ葱の香ばしさと、醤油が立った味わいが特徴的。
  醤油が味が強い印象だが、特に角が立っている感じも無く、葱油の味わいも相俟って、
  甘味と言うか、旨味と言うか、昔懐かしさも付加され、久し振りに頂くと染み入る。
  麺は表面がツルツルとした平麺で、茹で加減に関しては彼是と注文を付けてはいけない。
  小母ちゃんが注文を捌く為に、流れ作業の様に、半ば、遣っ付け仕事で湯掻いているので…。
  然し、ツルツルとしているので口当たりが良く、喉越しが良い。
  偶には柔らか目の麺も良いが、余りに柔らか過ぎると、病人食みたいで困るが…。
  雲呑は、リアクション芸人の様に、食べる時は苦労する。
  何せ、今年、生まれて三十五年経って、自分が猫舌だと気付いたもので…。
  皮はトゥルンとして、口の中でフルフル言い、中の餡は小さ目で良い。
  雲呑で中の餡が多いと、餃子なのか、焼売なのか分からなくなってしまう。
  此の雲呑が四つ位は入っているだろうかしら。
  此れを酢醤油で頂けば、麦酒の摘みに打って付けだろうな。
  具は他に、叉焼、味付け玉子半個、萌やしが入る。
  叉焼は一見するとパサパサ気味だが、プースーに浸しておくと、ムッチリとした肉の旨さが有る。
  味も良く染みて、一度で良いから、一三〇〇円もする「チャーシューメン」を頂いてみたい…。
  味付け玉子も味が良く染みて、松崎しげる色をしており、御田の玉子の様な趣き。
  玉子を頬張り、プースーを口内で混ぜ合わせて頂くと最高だ。
  プースーの味が大変宜しいので、全て飲み干し、午後からの仕事に立ち向かう…。