続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「TOKYO UNDERGROUND RAMEN 頑者」【池袋】

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 ◎「つけめん(濃厚)M」八〇〇円

 …風邪っ引きは快方に向かっているが、鼻声は相変わらず。
  今時、山瀬まみの物真似をしている人の様で、恥ずかしいったら有りゃしない…。
  其れに加え、年末の繁忙期で、仕事が滅法忙しく、身体が幾つ有っても足らない程で、
  毎日毎日、全精力を使い果たして帰宅しているので、一日で疲労が取れる筈も無い。
  朝起きれば、ぐったりと疲弊し、起き上がるのも容易じゃない。
  今週も未だ、真ん中もっこり水曜日と言うのに…。
  今日も今日とて、満員電車に揺られ、池袋へと出掛ける。
  世間様が伴天連正月に浮かれる今週、今日が一番の山場と言って過言ではない。
  朝一で残務を熟した後、仕事と言う名の戦場へ向かう…。
  卒倒しそうに成りつつも、黙々と仕事に没頭し、気が狂いそうになる。
  こんな日は、悠長に昼御飯を摂っているなんて贅沢は出来ないので、
  同僚の方と代わり番こで摂る事とし、僕は後から、十三時半過ぎに出る。
  クタクタで、腹も減り、ふらふらに成りつつ、池袋の街を彷徨う。
  第一候補の「スパゲッティのパンチョ」は、待ちが発生しており、敢え無く断念。
  さて、困ったわぃ。
  困った時は、過去に三度御邪魔した、川越の有名店「頑者」の支店の此方が無難。
  店に着けば行列は無く、ホッとして券売機で食券を購入。
  今回は初心に帰り、「頑者」の基本である「つけめん(濃厚)」で。
  直ぐにカウンター席に着席する事が出来、食券を手渡す際、麺の量を「M」と告げる。
  疲労した身体を、冷水を呷って癒し、出来上がりを待つ。
  近未来的な造りに成っているので、如何も据わりが悪い…。
  一〇分程で出来上がり、腹っ減らし中年は、仕事の合間の早飯にがっ付く。
  つけ汁は濃厚茶褐色をしており、今流行りの魚介系と動物系を合わせた物。
  やや粘度が有り、とろみが有り、脇には魚粉が盛られており、此れを徐々に溶かして頂く。
  味付けはと言うと、本店の物の様に甘味は加えられておらず、自然の素材の味を活かしたと言った趣き。
  柚子の皮の欠片が入っており、時折、風味の良さが鼻腔を擽る。
  麺はピカピカ、艶々で、光り輝いており、此れを手繰ってつけ汁に浸せば、
  黄色を帯びた麺が、一気に茶色を纏い、確りと絡み付き、纏わり付く。
  ツルツルの口当たりで、水できちんと〆られているので、ひんやりとしている。
  つけ麺はこうでないと困る。
  モッチリとした弾力感が有り、シコシコした腰も良い。
  具の叉焼と麺麻は何れも及第点で、他には海苔、鳴門、葱。
  〆は勿論、つけ汁を原液の儘、グイッと飲み干す。
  嗚呼、疲労したので、今宵は短文にて失礼仕る…。