続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らぁめん ほりうち」【新宿西口】

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◆「らぁめん ほりうち」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざるらあめん」一一五〇円

 …昨日。
  仕事始めから三日経ち、身体も何と無く慣れ、徐々に勘を取り戻しつつある。
  然し、発狂したくなる事も有り、今年は昨年以上に仕事の悩みに押し潰されそうだ…。
  朝一で新宿に出掛け、仕事に没頭し、予感的中で嫌な事も発生し、気が滅入る。
  三十五歳最後の日も、普段通りの毎日だ…。
  十三時に成り、同僚の方と昼御飯を摂りに出る。
  コンクリートジャングル・新宿の街を闊歩する。
  特に行きたい店も無いと言う事なので、僕の御薦めの店へ御案内。
  真っ先に「らあめん 満来」に馳せ参じるも、店外に迄、月給取りでごった返している。
  此の辺りは場所柄、仕事の合間の月給取りの客が多く、加齢臭も漂っている。
  仕方無く、二番手と言っては失礼だが、此方の先代の弟子に当たる「らぁめん ほりうち」へ。
  此方は毎回、本家程は混雑していないので重宝する。
  店に入ると、店内に待ちが二~三名居るが、回転は良さげだ。
  券売機で、今年一発目の「チャーざる」の食券を購入し、列の最後尾に並び、五分程で着席。
  着席してからも回転は早く、更に五分程で配膳される。
  例によって、最初につけ汁、否、肉汁の器が差し出され、少し遅れて麺の皿が登場。
  今年最初で、十二月十二日以来の御対面を果たすと、相変わらず魅惑的だ。
  「魅惑のチキルーム」の数倍、魅惑的だ…。
  時間が経つと、麺と刻み海苔がくっ付いてしまい、手繰り辛くなると言う教訓を活かし、
  今回は或る程度、最初に刻み海苔を先につけ汁、否、肉汁に投入してしまう。
  さあ、麺を手繰り、浸す隙間も見当たらない程のつけ汁に捻じ込む様にして浸して啜る。
  つけ汁はと言うと、何時もと変わらず、温い…。
  其れだけが難点だが、味はすっきりとした醤油味で、一味唐辛子の辛味と、
  酢の酸味が一層、そう感じさせるのであろう。
  醤油の味が立っている印象だが、此の大量の豚肉の出汁も効いているのか、味に丸味が有る。
  角が取れ、円やかさが全体的に感じられる。
  麺はと言うと、縮れの効いた平打ち麺で、ピロピロしている。
  確りと水で〆られ、水切りもちゃんとしているので、麺は冷たく、引き締まっている。
  加水率が高目なのか、ツルツルとした啜り心地が中々に良い。
  此の麺の冷たさが、余計につけ汁の温さに拍車を掛けてしまうのだが、目を瞑ろう…。
  さてさて、此方の主役と言えば、何と言っても大量に盛り付けられた豚肉だ。
  つけ汁に予め、短冊状の刻み叉焼が投入され、其の上に更に叉焼が乗る。
  確りとした噛み応えと、ホロッと解れ、トロっと蕩け、絶妙な味わいは今年も健在。
  一見するとパサパサとした、固い肉の様に感じられるが、ところがどっこい、秀逸だ。
  肉だけで腹が十分に膨れるが、気の所為かも知れないが、昨年よりも大人しい感じがする。
  普段から「らあめん 満来」の物よりは肉の厚さや迫力は劣るが、気持ち、量が減った印象。
  其れでも、十分過ぎる程に満腹感は有り、満足感も有るので、良しとしよう。
  具は他に、麺麻とざく切りの葱もたっぷり入る。
  〆は、長年連れ添った夫婦の愛情の様に冷め切ったつけ汁を、グイッと飲み干し、汗だくで退店。