続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「成吉思汗 大黒屋 5丁目支店」【旭川】

◆「成吉思汗 大黒屋 5丁目支店」【旭川

 …昨晩。
  午前中に人生で二度目の旭川に降り立ち、雪の降り頻る中、旭山動物園を見物し、
  人鳥の行進やら、海豹、猿の餌遣り等に感心し、身体も冷え切ったので、
  お前にチェックイン、もとい、旭川駅前の宿にチェックイン…。
  宿で暫し休憩した後、十九時に晩御飯を摂りに極寒の街を彷徨う。
  御目当ては、昨年四月に出張で訪れた際、連れて行って貰ったギスカン屋。
  其の羊肉の旨さと来たら、旨いの何の、引っ繰り返りそうで、
  其の味を、もう一度堪能すべく、大袈裟に言うなら、今回の旅の大きな目的の一つが、
  此方と言っても良い程で、寝台特急カシオペア」とギスカンの二本立てだ。
  前回同様、本店ではなく、支店の方に向かう。
  満席が危惧されたが、店内はガラガラで拍子抜け…。

 ◎「キリン生ビール 中」四二〇円
 …カウンター席に通され、店内の暖かさに何とも言えない幸福感を感じ、
  先ずは、此の日の口開けと成るルービーを発注。
  四二〇円で本物のルービーが頂けるなんて、夢の様だ。
  温かい御絞りで手や顔を拭き、もうオッサンだからと腹を括り、
  到着した冷たいルービーをグイッと呷ればパラダイス。

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 ◎「キムチ」四二〇円
 …羊肉だけでは何なので、羊肉が出て来る迄の繋ぎにキムチを発注。
  此方はギスカン用の野菜のメニューが無く、羊肉を発注した際、最初に出される野菜のみ。
  と言う訳で、ヴィタミン補給も兼ね、モンゴルと大韓民国の融合と言う事で頂く。
  辛さは程々で、適度に甘味も有り、食べ易い印象。
  白菜の漬物は葉の部位が好きだが、キムチに関しては茎の部位が好きだ。

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 ◎「生ラム成吉思汗」六三〇円*三人前
 …さてさて、主役の羊肉を発注しようではないか。
  此方は、肉メニューは「生ラム成吉思汗」、「ハーブラム」、「骨付生ラム」のみ。
  其の中から、前回同様、「生ラム成吉思汗」を先ずは三人前発注。
  メニューには、一人で二人前は食べられると、確りと明記されているので…。
  皿にびっしりと隙間無く盛り付けられた羊肉は、赤と桃色の中間の綺麗な色をしている。
  厚さも五ミリメートル以上は優に有り、食べ出も十分だ。
  先ずは店の方が焼いて呉れ、焼き加減や食べ頃を指南して呉れる。
  軽く焼き色が付いた頃合いで、タレに付け、九ヶ月振りに味わう。
  口に入れ、噛もうとするが、其の柔らかさに吃驚し、思わず笑ってしまう。
  癖も無く、揉みダレに漬け込まれていないので、羊肉の風味が直に伝わって来る。
  適度に脂身が入っており、赤身の部位は、赤身らしい旨味と弾力を兼ね備えている。
  嗚呼、此の旨さは卑怯だ。
  溜息を吐き、唸る事しか出来ない…。
  此れならば、北浦和の「生ラムジンギスカン 十勝平野」同様、際限無く食べ続けられる。
  タレはやや辛口で、スッキリしているので飽きは来ない。
  但し、此の後も食べ続け、独りで五人前程を頂けば、腹はくちいし、脂っぽくも成るし、
  徐々に羊っぽい風味も感じられてしまうので、物には限度が有る事を痛感する…。
  とは言え、決してもう食べたくないと言う事は無く、出来る事なら再訪したい。
  只、量を多く頂けると言う意味では、「生ラムジンギスカン 十勝平野」の方が上かな。
  脂身が殆ど無く、柔らかい赤身で、且つ、タレが二種類有るのでそう感じられる。

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 ◎「トマトサラダ」四二〇円
 …前述の通り、ギスカン用の焼き野菜がメニューに無いので、口内が脂っぽく成ったら、
  サラダ類の中から発注せねば成らず、気紛れで赤茄子を発注してみる。
  赤茄子の上には、ドレッシングで和えた刻み野菜が乗っており、味付けとしては甘目。
  もう少し、甘さ控え目の方が好みかしら。

 此の日は麦酒二杯、「大黒サワー」三杯を頂戴し、満腹、酩酊で宿に戻る。
 勿論、風呂にも入らず、煙臭い儘、力尽きて轟沈した事は言う迄も無い…。