続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「新函館ラーメン マメさん」【函館】

イメージ 1


 ◎「元祖マメさんラーメン」六〇〇円

 …昨日。
  四泊六日の一世一代の贅沢な北海道の旅も、悲しいかな、此の日が最終日。
  最後の地・函館では、今回で最も高級な宿「ラビスタ函館ベイ」に宿泊。
  晩は、最上階十三階の大浴場の露天風呂に、氷点下五度は優に有る中を入浴し、
  吹き荒ぶ寒風に、洗った頭髪が、デーモン小暮閣下宜しく、バリバリに凍って固まるのを体験。
  そして、驚きは何と言っても朝御飯。
  宿の朝御飯の人気投票で一位を獲得したと言うだけあり、目玉は「勝手丼」。
  イクラ、鮪、烏賊、甘海老が取り放題、乗せ放題、食べ放題。
  此れには流石に、プリン体フェチの僕は感動し、イクラをたっぷりとぶっ掛けて二膳。
  イクラは粒の弾力が物凄く、ブヨブヨしておらず、表面の皮が張っていて、新鮮其のもの。
  朝から贅の極みの御飯を頂き、余計に腹を出っ張らせた後は、最後の函館観光へ。
  八幡坂、赤煉瓦倉庫、買い物がてら市場、青函連絡船記念館等を巡り、十三時に昼食を摂る。
  目星は付けており、一時期、「新横浜ラーメン博物館」にも出店していた此方を発見。
  吹雪く中、寒さに耐え乍ら店に向かい、関東地方に住む僕でさえ名前を知っている有名店なので、
  さぞかし混雑しているかと思いきや、店内は客は居らず、些か心配に成ってしまう…。
  先ずは券売機で食券を購入するのだが、下調べもしておらず、何を頂けば良いか悩んでしまう。
  「マメさん塩ラーメン」、「昔し塩ラーメン」、「元祖マメさんラーメン」と有る。
  普通で行けば「マメさん塩ラーメン」を頂くのが無難だろうが、麺に布海苔を使用との事。
  余り、麺に色々な物を練り込んだ、気を衒った物が余り好きではない為、
  「ふのり麺使用」とも何も記されておらず、且つ、昨年四月に期間限定で、
  四〇年前の調理法を復刻して作ったと言う「元祖マメさんラーメン」が有ったらしく、
  現在は定番メニュー化されていると言うので、折角なので、其の食券を購入してみる。
  席に着き、出された冷水が温かく感じる程に、外の寒さを実感する。
  五分程で、函館名物の塩ラーメンが運ばれて来る。
  プースーは透き通っているが、澄み切っていると言う感じはではなく、やや濁っている。
  早速、蓮華で啜ってみると、何と表現すれば良いのだろうか、面白い味わいがする。
  基本は、比内鶏と豚骨を軸に、魚介系出汁や野菜、昆布出汁を合わせていると言うが、
  やや動物系が強めに出ているのか、甘味が強く、塩ラーメン特有のすっきりとした味わいは無い。
  寧ろ、動物系が強めのプースーは好きなのだが、味の輪郭がぼやけていると言うか、不思議な味だ。
  そして、揚げ背脂が浮いており、カリカリした食感が面白く、其の点でも動物系が感じられる。
  麺はと言うと、布海苔入りの麺と、通常の玉子麺を食べ比べた事が無いので、
  正直、どちらの麺かの判別は、此の馬鹿舌では分からない…。
  縮れは殆ど無く、ツルツルとした通りの良い印象。
  麺は、店の通りを挟んだ向かいに在る「岡田製麺末廣工房」と言う所で打たれた物の様だ。
  具は、腿肉の叉焼二枚、麩、麺麻が入る。
  期待を持って、此の有名店を訪れた割りには、然程の満足感が得られなかったのは気の所為だろうか。
  後で評価を調べてみると、余り高評価を聞かないのは、何か理由が有るのかしら…。

~御負け~
其の昔、「チャーミーグリーン」の宣伝で、年寄り夫婦が踊らされていた舞台の八幡坂。
イメージ 2

日本最古のコンクリートの電柱。
イメージ 3

函館港に停泊し、今は記念館に成っている、性感、もとい、青函連絡船摩周丸」。
イメージ 4