続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店」【新宿西口】

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 ◎「小ラーメン」七〇〇円

 …一月末から、持病とも言うべき心臓痛に見舞われ、痛みの度に苦痛に顔を歪め、
  死の恐怖感に苛まれ、生きた心地がしない日々がずっと続いており、
  其処に更に追い討ちを掛ける様に、先日の日曜日は三十六度八分と言う高熱に見舞われ、
  一日中寝込むと言う災難も重なり、此の駄ブログの更新どころの騒ぎではなかった。
  今では何とか解熱し、食欲も戻り、心臓痛も頻度が沈静化しており、何とか復活。
  「若しかして、あの馬鹿、喰い過ぎで死んだんじゃん?」と期待を為さった方々には、
  期待を裏切って申し訳無いが、辛うじて生きており、もう少し生き永らえさせて頂きたい…。
  解熱後、復活二日目の今日は、雨が降る中、満員電車に揺られて池袋へ。
  蒸し暑い車内は窓硝子が曇り、寺尾聰ならば、向こうに風の街を見、
  大川栄策ならば手で拭いてしまう程に曇っており、僕は木綿のハンカチーフで汗を拭う。
  毎度の事乍ら、池袋駅には五分遅延して到着し、苛苛を募らせ、心の臓に負担が掛かる。
  残務を熟し、十一時過ぎに新宿へ出掛け、汗水垂らして仕事に没頭する。
  十三時を疾うに過ぎ、昼御飯を食べに、眠らない街・新宿を彷徨う。
  病み上がり故、特に食べたい物も無く、当て所無く、西武新宿駅を掠め、職業安定所通り方向へ北上。
  食指が動く飲食店が無く、左折し、小滝橋通りに出、左折して南下し新宿駅方向へ戻る。
  此処迄来たら、直系の「ラーメン 二郎」の此方へ行かざるを得まい。
  個人的に、此方は直系の中でも評価は低い方だが、然し、腐っても直系…。
  亜流や、亜流の偽物が蔓延る昨今では、直系は貴重で、昨年九月十三日以来の訪店。
  幸いにも空席が有り、ホッとして店に入り、食券を購入し、カウンター席の間に挟まる。
  食券を手渡す際、「麺固めで」と告げる。
  此方は普通に発注すると、病院食の様にテロッテロの茹で加減の麺なので、個人的には好みでない。
  すると、トッピングを逆に訊かれ、「野菜、大蒜、脂で」と言うと、「辛目?」と訊き返され、
  「脂で」と言い直すと、自然に全増しに成り、高血圧に拍車を掛ける。
  そうそう、余談だが、先週金曜日に毎年恒例の成人病検診が有り、血圧を測り、
  一昨年が一六〇/一〇〇、昨年は一五八/九十八、そして今年は一五六/九十八と順調に下降し、
  此の分だと、一〇年後には一三〇台に突入するだろうな…。
  其れは兎も角、発注から十五分程で、目の前にスッと丼が差し出される。
  記憶では、此方では「野菜ダブル」にしないと野菜の盛りは高く聳えないと思っていたが、
  今回は意外と盛りが良く、こんもりと山の様に盛られた野菜の山と対面する。
  さて、先ずは蓮華でプースーから啜ると、何だか、円やかさが感じられる。
  やや乳化しているからだろうが、マヨネーズにも通ずる感じと言ったら大袈裟だが、
  此の味が最高に旨いか如何かと言ったら、其れは又、別の話…。
  味わいとしては軽めで、すっきり目の部類に入るだろう。
  野菜は湯掻いてから時間が経過したもので、冷たさが感じられるが、
  醤油ダレがドレッシング感覚でぶっ掛けられているので、味が確りしているので有り難い。
  食感は僕の好きなシャキシャキとクタクタの中間。
  固目で発注した麺はと言うと、此れが秀逸で、芯が残っており、歯応えが良い。
  モソモソとした、ともすると噎せる様な感じと、シコシコ、否、モキモキと言う腰が心地好い。
  噛むと歯にくっ付きそうなモチモチとした弾力で、通常の茹で加減では味わえない旨さ。
  豚は、何時もならばパサパサした物だが、今回の物は柔らかさが有り、珍しく旨い。
  中華人民共和国産の大蒜は刺激的で、病み上がりの身体を奮い立たせて呉れる。
  完食すると満腹で、汗が止め処無く噴き出し、夏を感じる…。

~御負け・其の壱~
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一月三十一日
◆「らあめん花月 嵐」【上大岡】
◎「喜多方らあめん 大崎食堂」七二〇円

~御負け・其の弐~
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二月一日
◆「えぼし麺 菜良」【茅ヶ崎
◎「あえそば」七五〇円+「魚粉」五〇円+「チーズ」五〇円

~御負け・其の参~
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二月二日
◆「必勝軒」【津田沼
◎「ラーメン(濃厚魚介スープ)」七五〇円

~御負け・其の肆~
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二月三日
◆「酒と食事処 ずぼら」【池袋】
◎「かつ煮定食」七五〇円

~御負け・其の伍~
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二月四日
◆「麺処 はつがい」【佐野】
◎「つけ麺」七〇〇円+「中盛」五〇円+「穂先めんま」一〇〇円