続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「酒と食事処 ずぼら」【池袋】

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◆「酒と食事処 ずぼら」【池袋】

 ◎「刺身定食」八〇〇円

 …嗚呼、唯一の生き甲斐の週末の休日も終焉を迎えてしまう。
  此の刹那さ、儚さと来たら無い…。
  丸で、此の世の終わりを迎えたかの様で、断末魔の苦しみだ。
  又、今週も永い一週間が始まると思うと、気が遠くなって卒倒しそうだ。
  勿論、寝起きも良い訳が無く、目覚ましに叩き起こされればグッタリとしている。
  目を開けるのも辛く、とても休養が取れたとも言い難い状況…。
  耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、身体に鞭打って床から這い出す。
  身支度を整え、仕事と言う名の戦場へと向かう。
  毎朝の事だが、一度として、定刻通りに埼京線が運行した例は無く、
  今朝も池袋駅に数分遅延して到着し、足並みを乱された感じで憤懣遣る方無い。
  朝一からパーソナルなコンピューターと睨めっこで仕事に入り込み、
  十二時半に同僚の方と昼御飯を摂りに出る。
  何処に行こうかと当て所無く歩き、二月三日に初めて訪店した此方へ出掛ける。
  魚を中心とした定食が売りの店で、一階席が一杯の様なので、狭い階段を上がって二階へ。
  そう言う二階も、辛うじて二人分の席が空いているが、人口密度は可也高い…。
  前回は「かつ煮定食」を頂いたが、今回は折角なので魚を頂いてみよう。
  鯖、鮭、鰊の焼き魚や、鯖の味噌煮が有るが、迷った時は生魚に限る。
  と言う訳で、「刺身定食」を発注。
  魚が売りとは言え、其の昔、足繁く通った横浜の「魚定食 丸や」程の期待は寄せられまい…。
  そうして配膳された刺身定食はと言うと、鮪、鯛、ハマチ、鮭の四品盛り。
  池袋で八〇〇円と言う価格ならば、御の字と言った所か。
  鮭は端切れの様な部位で、スーパーマーケットで「おつまみセット」として販売されていそう。
  其れでも、確りとした脂の載りで、濃厚な味わいが有る。
  高級な鰤ではなさそうなので、恐らくは養殖物のハマチであろう白身も、
  適度な脂の載りと、シコっとした歯触りが良く、脂の旨味が感じられる。
  鯛は淡白な味わい乍ら、何処と無く上品さが漂い、西の地方で重宝がられるのも頷ける。
  鮪は中トロと言う感じでもないが、赤身らしさが有るネットリとした物。
  生鮪ではないだろうが、「鮨処 いっしん」ではないので、多くは望まない…。
  味噌汁は蜆汁を選択し、傷んだ肝臓を思い遣ってみる。