続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 大山」【水戸】

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◆「らあめん 大山」【水戸】

 ◎「大麺」七五〇円

 …すっかり、熟睡出来ない事が慢性化してしまっている。
  昨晩は、夜中に雪隠に起きなくても良い様にと、確りと、寝る直前に排尿して、万全を期す。
  然しだ。
  午前零時前に就寝すれば、尿意を催して目が覚め、時計を見れば、午前一時前だ。
  雪隠に行ってから、僅か一時間で再度尿意を催し、雪隠に起こされると言う恥辱。
  そんなに僕の膀胱は堪え性が無いのか…。
  こんな調子じゃ、熟睡なんて程遠い。
  起床する時間の一〇分前にも、尿意を我慢出来ずに起き、稀少な睡眠時間を惜しむ様に、
  寝床に潜って、残り一〇分、有意義に睡眠時間を活用する。
  絶え難い寝起きの悪さを押して、何とか目覚め、今週、残す所、二日の仕事に出掛ける。
  今日は、特別急行「スーパーひたち」に乗車し、水戸へと出掛ける。
  家を出る直前、茨城県沖を震源とする地震が起きたばかりで、少々、気が引ける…。
  着いたら着いたで、仕事に没頭する。
  起きてさえしまえば、きちんと動いて仕事するさ、僕だって…。
  十三時に成り、一段落付いたので、昼御飯を頂こうかしらね。
  水戸と言えば、此処最近、すっかりラーメンが御決まりだ。
  ラーメン店四店が入居する施設で十分に済ませられるので、重宝している。
  前回、此の四店の中で、一番最後に訪れた此方に於いて、魅惑的なメニューを発見。
  流石、元「ラーメン二郎 町田店」の店主が富士市に開店しただけの事は有る。
  店頭の券売機で、其の「大麺」と言う釦を押し、店内に入り、カウンター席に着席する。
  此のラーメン店が密集する一画は、矢鱈とゆとり世代が多く、徒党を組んで麺を啜っている。
  自分で稼いだ金じゃ有るまいに…。
  汗水垂らして、一万円を稼ぐのがどれだけ大変かを知りもしない、ゆとり教育の弊害はさて置き、
  食券を手渡せば、大蒜の有無を訊かれ、前回は、間違い無く確りと、大蒜を御願いしたにも拘らず、
  大蒜を入れ忘れられ易い星の下に生まれた様で、ちゃんと入れ忘れられたので、
  今回は、期待は失望のマザーなので、入れて呉れるだなんて甘い考えは持たずに御願いする。
  季節はすっかり夏なので、冷水が旨い季節で、グイグイと呷っていると、「大麺」登場。
  おおっ!何てこったい、大蒜がちゃんと入っているではないかいな。
  遣れば出来るじゃないか…。
  気分も良くなった所で、先ずはプースーから啜ろう。
  「ラーメン 二郎」模したプースーは、甘辛さが感じられるが、矢張り、本物とは違う。
  やや、甘味が強いと言うか、溜まり醤油の様な感じで、個人的にはもう少し醤油の辛味が欲しい。
  野菜はシャキシャキとした歯触りの強い物で、もっと湯掻いた方が好み。
  シャキシャキ感が強い物は、プースーも余り染み込まないので、味が付き辛く、
  況してや卓上にラーメンダレの備えも無いので、只管に味の薄い野菜を食べ続ける。
  漸く、野菜の山を崩した所で、丼の中から麺を引っ張り上げる。
  此の「大麺」専用に誂えたと言う麺は、表面はザラッとしたボソボソした麺。
  ツルツルした喉越しの良い麺も良いが、こうした、荒荒しい、力強い麺が良い。
  啜り上げると言うよりも、噛み付き、其れを犬喰いの様にして持ち上げて喰らい付く。
  前歯と下唇で、ブチっと噛み切れる歯触りが良い。
  腰と弾力を兼ね備えており、小麦の風味も感じられる味の有る麺だ。
  豚はと言うと、角煮の様な見栄えだが、トロトロに蕩けると言う感じは無く、
  噛むとブリンとした感じで、固さが有り、此れは、歯の無い老人には無理だろう。
  脂身も弾力が有り、もっと蕩けて呉れないと困るわね…。
  前回入れ忘れられた大蒜は、此れでもかと、丸で、前回の分も入っているかの様な量。
  刺激的な大蒜の味わいは、生きる活力とでも言えよう。
  良し、此れで何とか、今週一杯は持ち堪えられそうだ…。