続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺場 風天」【大井町】

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◆「麺場 風天」【大井町

 ◎「風天らーめん」六八〇円

 …又だ。
  夜中に雪隠に排尿で起き、睡眠を阻害されるのは…。
  最近、本当に「ハルンケア」や「ユリナール」を服用しないといけない気がする。
  もう、歴とした御爺ちゃんだ…。
  眠りに落ち、深い睡眠に入る暇も無い。
  朝に成り、起きる時間の数分前に、又しても膀胱が耐えられなくなり、慌てて雪隠に駆け込む。
  戻り、再度、寝床に入り、数分間の至福の時を過ごす。
  冬場の朝の寝床の布団の暖かさは、何物にも替え難い。
  普段は高い血圧も、どん底の状態で寝起きを迎え、やっとの思いで、今週最後の一日を踏ん張る。
  僕の場合、一日の血圧の振り幅が大きいのだろうな。
  身支度を整え、今週最終日は大井町へと出掛ける。
  大井町に着く頃には雨も降り出し、憂鬱さに拍車を掛ける。
  とは言え、動き出してしまえば、仕事はちゃきちゃきと片付けて行く。
  然し、金曜日と言うのに、盛り沢山の仕事内容だ…。
  切りも良くなり、十三時に昼御飯を摂りに出る。
  今回は如何しようかしらと、前回の「青竹平打ち中華そば 麺壱 吉兆」へと向かってみる。
  然し、七席程しか無い店内は満席なので、敢え無く玉砕…。
  雨なので、外で並ぶのも億劫なので、潔く諦め、其の近所の此方に変更。
  店内に空席が見えたので、木戸を開けて入り、券売機と対峙する。
  此方と言えば、前回一月十九日に訪れた際に頂いた「風天らーめん」。
  見た目は紛れも無い、「ラーメン 二郎」を模したラーメン。
  以前は此方ではつけ麺が専らだったが、今回も「風天らーめん」の食券を購入して着席。
  食券を手渡せば、前回は其の場で大蒜の有無を訊かれたが、今回は何も無い。
  不信感を募らせた儘、出された冷水を呷り、卓上の水差しから注ぎ、身体の冷却に努める。
  一〇分程経過した頃だろうか、不意に、食券を回収したのとは別の店員が、大蒜の有無を訊きに来る。
  「御願いします」と答えると、直ぐに厨房に戻ったと思ったら、ラーメンを持って再登場。
  恐らく、食券を回収したのが不慣れな店員だったのだろう。
  直ぐに出て来たラーメンは、正しく、「ラーメン 二郎」の亜流と分かる形状。
  さてさて、先ずは蓮華でプースーから味わおう。
  すると、前回よりも強力に魚介の風味がガツンと来る。
  何せ、此方のラーメンは煮干しを売りにしており、店内も薄っすら其の香りが充満し、
  店内の片隅には「煮干鰮」と書かれた箱が積まれているが、前回とは違う箱だ。
  其の所為で、魚介の風味の強さも変わったのだろうか…。
  そして、プースーを啜ると、唇に粒粒が当たるのが分かる。
  丸で、尾道ラーメンの様な背脂で、仄かに甘味を醸し出している。
  味わい自体はあっさり、すっきり寄りで、魚介の風味がそうさせている。
  野菜は茹で時間短めの物で、シャキシャキ感が強く、プースーが染み込み難い物で、
  卓上にラーメンダレの備えも無いので、バリバリと、味の無い物を食べ進める。
  麺を穿り出すと、此方の物は、「カネジン食品」の特注麺と謳っており、
  箸で持ち上げると、綺麗な波打つ様な縮れが効いており、デヴュー当事の千堂あきほの髪の毛の様。
  喩えは、若しくは、小野正利でも可…。
  ややざらつきが有り、ツルツルとし過ぎておらず、啜るとモチッとした弾力が強い。
  細麺だが、此れだけモッチリ感を感じさせるのは中々だ。
  小麦の風味も害われておらず、プースーを吸い込んで、味わい深さを増している。
  叉焼は角煮の様な物で、プースーに浸しておいたのでトロッと蕩ける柔らかさ。
  刻み大蒜は安っぽさが感じられるが、今週最後の一日を乗り切るには十分だ。