続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「栄昇らーめん」【京成津田沼】

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 ◎「煮干しらーめん」六五〇円+「麺大盛り」五〇円

 …え~、すっかり不眠、頻尿のオッサンの喰い散らかし激太り駄ブログと化している。
  何なんだろう、此の駄目さ加減は。
  同僚の方が、他の同僚の方と呑んだ際、最近、僕が肥大化していると言う話で盛り上がったと聞き、
  自分の知らない所で、現在進行形で太り続けている僕が話題に成るとは。
  どれだけ顕著に太って来ているんだよ!僕。
  成人病検診で肝臓の数値が悪かったからと言って、休肝日を設ける事も出来ず、
  食べる量も減る訳でも無く、今日も一日が始まる…。
  記す迄も無いが、確りと夜中に排尿に起き、寝起きも頗る悪い毎日。
  今朝も電車を乗り継ぎ、千葉県は津田沼へと出掛ける。
  朝一からすべき仕事はてんこ盛りで、せっせとせっせと労働に勤しむ。
  十三時に成り、切りも良くなり、昼休憩でも挟もうかしらね。
  何時もならば、「必勝軒」か「ラーメン 無限大」が専らだが、偶には趣きを変えてみる。
  今や、文明の利器・携帯電話で最寄りのラーメン店を検索する事が出来るのだ。
  長生きはしてみるものだ…。
  其の中で気に成ったのが、煮干しとあごを中心とした魚介系を売りにしているらしく、
  我が街の「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」の影響も有り、煮干しを始め、魚介に惹かれる。
  初めて京成津田沼駅方向へと向かって歩き出し、一〇分と掛からずに目的の此方を発見。
  店外には行列に備えて椅子が設えられているが、行列は無く、店内には先客二名のみ。
  少し緊張しつつ中に入ると、カウンター席の端っこへ着席する様に促される。
  メニューを眺め、事前の予習では、月曜日、木曜日、土曜日が煮干し出汁で、
  火曜日、金曜日、日曜日があご出汁がだと情報を仕入れたが、曜日の限定表記は無く、
  「煮干しらーめん」、「あごだしらーめん」が両方並んで記されている。
  発注の際、念の為、どちらも有るのか訊けば、両方用意されているとの事なので、
  安心して「煮干しらーめん」を発注し、麺の大盛りが五〇円と嬉しいので増してしまう。
  こう言う事をしているから“肥大化”するのだよ…。
  其れにしても、季節はすっかり夏模様なので、冷水が旨いの何の。
  歩いて来たので汗が引かず、思わず背広の上っ張りを剥ぎ取り、冷水を呷り続ける。
  一〇分弱で期待の「煮干しらーめん」が目の前に登場し、プースーが多いので注意を促される。
  確かに、普通のメンラーよりはプースーがやや多目で有り難い。
  プースーの表面には魚粉らしき、魚介由来の粉末が僅かに浮かんでおり、油膜も張り始めている。
  此れは、猫舌泣かせのチンチンに煮え滾る様なツイアーなプースーと見た。
  早速、恐る恐る蓮華でプースーを啜れば、予想通りに熱熱で、口内を火傷しそうになる。
  味わいはと言うと、もっと強烈な煮干しのパンチが効いた物かと思いきや、
  煮干し特有の風味、味わいは控え目で、鰹や鯖と言った他の魚介系が主張している様にも感じられる。
  プースーの上層は油で、其れなりにこってりとした感じは有るのだが、嫌味の無い上品さが有る。
  啜るに連れ、徐々に引き込まれて行くと言うか、癖に成る味わいか。
  麺は緩やかな縮れの有る中太麺で、モチッとした感じが印象的だ。
  プースーとの絡みも良く、持ち上げも良い様に思う。
  ラーメンに気を取られていると、最初、店内には客は三名だったが、何時の間にか一〇名に増えている。
  地元では言わずと知れた有名店、人気店なのだろう。
  さて、具に取り掛かると、麺麻は嬉しいじゃないの、穂先麺麻だ。
  非常に柔らかく、仄かに胡麻油の香ばしさが感じられ、此れは麦酒の摘みにしたい位。
  叉焼に関しては、薄っぺらで余り特筆すべき点は無いが、穂先麺麻が十分に補完して呉れている。
  最後はじっくりとプースーを味わい、冷水で呷ってさっぱりとした後にも何と無く恋しくなり、
  一口プースーを啜り、会計を済ませて汗だくで外へ出る。
  帰る道すがら、口内にじんわりと残るプースーの味の余韻が心地好く、次回に期待を馳せる一杯だ…。