続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺屋 大漁まこと」【渋谷】

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◆「麺屋 大漁まこと」【渋谷】

 ◎「濃厚雲丹まみれつけ麺(中盛)」一〇〇〇円

 …今週は未だ一日しか労働していないのに、疲労が抜けない。
  其れだけ歳を取ったと言う事か…。
  晩は晩で、何だかんだで就寝が午前零時過ぎで、夜中は熟睡している気分に成れず、
  浅い眠りを繰り返し、朝、目覚ましに叩き起こされれば頗る機嫌はどん底だ。
  寝溜めと喰い溜めは出来ないと言うのは本当だな…。
  朝からぐったりとして、週の真ん中モッコリ水曜日だが、今週が持つか心配だ。
  今日も満員電車に揺られ、今日は若者が荒れ狂う街、渋谷へ。
  小雨が降るが、季節はすっかり夏なので、もう汗だくだ。
  電車内の冷房をとっとと点けて欲しい。
  朝から汗をかきかき仕事を熟すが、今夏も乗り越えられるかしら…。
  十三時を過ぎ、眠らない街、新宿へと出掛けねば成らないので、仕事を切り上げ、
  時間も時間なので、渋谷で昼御飯を済ませてから移動を開始する事にする。
  久し振りの渋谷での食事なので、事前に目星は付けてある。
  昼御飯は略毎日、ラーメンかつけ麺を頂いているので、御多分に洩れず、今日もだ。
  今日の御目当ては、魚介系を売りにする此方。
  何だか、屋号だけを見ると、鳥羽一郎っぽいが、ちゃんとしたラーメン店らしい。
  店に着くと、店頭には二名の待ちが発生しており、少し苛苛してみる。
  先ずは店外に設えられた券売機で食券を購入する方式の様で、其れに従う。
  さて、此方は魚介系と言っても、普通の魚介系と訳が違う。
  何せ、蛤、蟹、烏賊、そして、雲丹が入ったつけ麺が有ると言うから大変。
  勿論、プリン体フェチの僕は、プリン体の王様、雲丹のつけ麺の食券を購入。
  程無くして、直ぐに店内に通され、小ぢんまりとした円形のバーカウンターの様な席に腰掛ける。
  暑いので冷水を二杯呷り、身体の冷却に努めていると、一〇分程で待望の雲丹つけ麺が眼前に。
  つけ汁はやや橙色をしており、見るからにとろみが有る粘性の有る物。
  そして、麺には直前に油が掛けられており、麺が絡まらない様に施されている。
  先ず、麺の器に乗せられている具の味付け玉子、海苔、浅葱をつけ汁に投入してから頂こう。
  期待を胸に、麺を箸で手繰り、雲丹のつけ汁にどっぷりと浸す。
  麺にはべっとりとつけ汁が纏わり付き、此れを一気にヅルヅルと啜る。
  すると、雲丹の風味がフワッと拡がり、円やかでクリーミーな味わいが口内を支配する。
  おおっ、此れは正に雲丹で、此れ以上贅沢なつけ麺は無いと言う位に高級感が有る。
  頂く前は、もっと雲丹の強い味わいがするのかと思ったが、其れ程、ガツンと強烈な感じでもない。
  さっぱり目の雲丹のゲッティーと言った感じで、生クリームが入っていない分、執拗さは無い。
  五〇〇円を増すと、トッピングで雲丹が加えられるが、可也、惹かれる…。
  其れでも、雲丹の綺麗な橙色が見て取れ、ふんだんに雲丹が使用されている事が窺える。
  麺はと言うと、やや黄色味を帯び、中太麺と言った太さで、ツルツルとした喉越し。
  此れが極太麺だと、麺の方が勝ってしまい、雲丹の印象が薄れてしまうだろう。
  つけ汁の中には、野沢菜の漬物の様な青菜が入っているのみで、勿論、叉焼は無い。
  味付け玉子は半熟加減が絶妙で、齧ると黄身が飛び出そうな感じで、
  雲丹のつけ汁と口内で黄身が混ざり合うと、何とも言えない、まったりとした濃厚さが拡がる。
  〆は、ドロッとした雲丹の濃厚なプースーをグイッと飲み干す。
  一〇〇〇円は一寸値が張るが、雲丹と聞いちゃ、聞き捨てならないわね…。