続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん KOKORO」【大船】

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◆「つけめん KOKORO」【大船】

 ◎「あっさりつけめん」八〇〇円+「チョイ盛り」無料

 …あ~ぁ、週末が終わってしまった。
  如何してこうも、過ぎ去るのが早いのだろうか…。
  土曜日は略一日中寝て過ごし、日曜日は最後の花見がてら出掛け、あっと言う間だ。
  日頃の睡眠不足を補完する程に眠ったが、寝溜め喰い溜めは出来ないのが残念だ。
  睡眠時間に応じて、体力も完全に回復したら良いのに…。
  瞬く間の週末の休みを終え、今日から新たな一週間の幕が開く。
  何時もより少し早起きをして、今日は大船へと出掛ける。
  英語で言えば、BIG SHIPだ。
  別段、英語に訳す必要も無いのだが、馬鹿でも言ってないと遣っていられない…。
  朝から五人掛かりで仕事に入り、粛々と作業を進める。
  十三時に成り、昼休憩を挟む事と相成る。
  個人的に、目星は付けてあり、三月九日以来の此方に向かって歩き始める。
  すると、同僚の方一人を随え、大船の商店街の人混みを縫う様に進む。
  店に着くと行列も無く、店内にも十分に空きも有り、事無きを得る。
  木戸を開けて中に入ると、何と、券売機が導入されているではないか。
  此方にも近代化の波が押し寄せて来たのだな…。
  券売機を前に、今回は頂く物を予め決めてある。
  此方に御邪魔する度、頂こう、頂こうと思いつつも、何時も失念してしまっていたメニュー。
  其の名も「あっさりつけめん」。
  今回こそは確りと頂こうと、食券を購入し、着席し、食券を手渡す。
  昼時は麺が四〇グラム増しの「チョイ増し」が無料なので、其の旨を伝える。
  冷水を呷り、ぼんやりと券売機を眺めていると、「チョイ盛り 大盛り」釦が新設されている。
  ん!?
  今迄は「チョイ盛り」迄は無料だったが、今度から「大盛り」も無料に成ったと言う事か。
  遣っちまった…。
  僕御馴染みの後のフェスティヴァルだ。
  四〇グラム損してしまった…。
  如何にか成らんかね、此のサザエさん並みのおっちょこちょいは。
  自分の失敗を気に病んでいると、一〇分強で念願の「あっさりつけめん」登場。
  此方の通常の「つけめん」は濃厚魚介系豚骨で、つけ汁の器の底に魚粉と骨粉が沈殿する程だが、
  此の「あっさりつけめん」はつけ汁は濁っておらず、見た目からしてあっさりだ。
  麺も全く異なり、太さで言えば其の四分の一程度の細麺。
  麺の上に配置された叉焼、麺麻、青菜、海苔をつけ汁に移してから頂く。
  麺は冷麦の様な太さで、細い為に麺と麺が絡まり合い、手繰るのが容易じゃない。
  尤も、此のあっさり目のつけ汁には、あの極太麺は合う訳が無く、此の細さでないと駄目なのだろう。
  さて、其の麺を啜ると、ポキポキと言う腰の効いた、啜り心地の良い麺で、スルスル入って行く。
  夏場には非常に食べ易いので助かる。
  つけ汁は、鶏の旨味を凝縮したと謳う通り、鶏ガラのさっぱりとしてすっきりとした味わいが印象的。
  甘味や酸味は加えられておらず、鶏ガラの自然な味を堪能する事が出来る。
  じんわりと甘味が浮かび上がって来る様な感じがする。
  濃厚な魚介系豚骨も良いが、こうも暑いと、此の手のあっさり目の物も良いな。
  叉焼は何時も通りの分厚い、食べ出の有る物で、がぶりと齧り付くと旨い。
  以前の様に炙った物ではないので、ビフテキを思わせる様な香ばしさと豪快さは無いが、
  ギュッと噛み締めたくなり、肉の旨味が染み出して来る逸品だ。
  麺麻は極太で、シャキシャキ感と柔らかさが両方愉しめる出来栄えの良い物。
  汗をかくので、塩分補給は重要だ…。
  〆は勿論、つけ汁をグイッと飲み干し、鶏の旨味を満喫する。