◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
◎「めろうの西京漬焼定食」九五〇円
…腰痛を抱えた儘、疲労困憊した一週間が終わり、漸く週末を迎える。
別段、週末に成ったからと言って、腰痛が治る訳ではないが、気が休まるので幾らか楽だ。
朝は目覚ましを掛けず、ゆっくりと寝て居られる幸せを噛み締める。
とは言え、ずっと寝て居ろと言われれば、本当に一日中寝てしまうので、
九時頃には起き出し、偶の休みと言えども、人間らしい生活をしてみる。
「ぶらり途中下車の旅」を観乍ら、仕事を片付け、折角の休日、
後はゆっくりと寛ぎ、休日を満喫しようではないか。
とは言え、込み入った用事は特に何も無いのだが…。
十一時過ぎに、晩酌用の其の他雑酒を買いに出掛け、其の儘、昼御飯の時間のタイムと相成る。
二週間振りに此方へと御邪魔する事とする。
陽気も良く、清清しく、店の出入口が網戸に成っており、風が吹き抜けて心地良さそうだ。
腰を庇いつつ、テーブル席に着席し、先ずは日替わりの御薦めを確認する。
畜生！自動車で来ていなければ、間違い無く呑みたい陽気だ。
尤も、雨でも雪でも呑みたいのだが…。
呑みたい気持ちをグッと堪え、食事に専念しようかね。
さて、今日の御薦めは大いに迷うわい。
「たけの子 春キャベツの豚味噌炒め定食」、「小口切さばと大根梅煮定食」が並んで記され、
鯖に決まり掛けた所で、店内をぐるっと一周見回してみると、何と、魅惑的な文字を発見。
「めろうの西京漬焼」と言う、堪らない物を発見。
丁度、家を出る前、西京漬けの気分だったので願ったり叶ったりだ。
前回は「さわら西京漬定食」を頂いたっけな…。
発注を済ませ、冷水を呷っていると、徐々に店内も混雑し始め、相変わらずの人気店振りだ。
運動新聞を流し読みし、腹を空かせ、待ちに待った西京漬けが運ばれて来る。
おおっ、見事な見栄えだ。
脇に添えられた大根卸にたっぷりと醤油を掛け、さあ、取り掛かろう。
箸を入れると、身がホロッと解れ、脂が染み出しているのが見て取れる。
此れを口に運べば、西京味噌の芳醇な甘味がふわりと薫り、此の味わいが非常に好きだ。
身はいとも簡単に崩れ、脂の載りが凄く、口内がジュワーっと脂の甘味で支配される。
流石、旨いな。
正式名称を「マジェランアイナメ」と言うだけあり、何と無く凄い気がする…。
大根卸と一緒に頂けば、油分をさっぱりとさせて呉れる。
そして、前回の「さわらの西京漬焼定食」を頂いた時に、今は無き「和彩楽酒 かもん」で、
其の昔に頂いて感動した、マヨネーズを添えて頂くのが旨いと記した所、
其れを覚えていて下さり、態々、別皿でマヨネーズを出して頂くと言う気遣いをして頂く。
有り難く頂戴し、マヨネーズを塗して頂けば、コッテリ感が増幅され、悶絶しそうになる。
西京味噌の甘味と巧く調和して、更なる旨さを齎して呉れる。
焼き魚では、西京漬けが一番好きかも知れないと思う。
嗚呼、此れが家で頂けたら良いのにと、通信販売で見掛ける西京漬けの詰め合わせを、
思わず衝動買いしてみたくなってしまう…。
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別段、週末に成ったからと言って、腰痛が治る訳ではないが、気が休まるので幾らか楽だ。
朝は目覚ましを掛けず、ゆっくりと寝て居られる幸せを噛み締める。
とは言え、ずっと寝て居ろと言われれば、本当に一日中寝てしまうので、
九時頃には起き出し、偶の休みと言えども、人間らしい生活をしてみる。
「ぶらり途中下車の旅」を観乍ら、仕事を片付け、折角の休日、
後はゆっくりと寛ぎ、休日を満喫しようではないか。
とは言え、込み入った用事は特に何も無いのだが…。
十一時過ぎに、晩酌用の其の他雑酒を買いに出掛け、其の儘、昼御飯の時間のタイムと相成る。
二週間振りに此方へと御邪魔する事とする。
陽気も良く、清清しく、店の出入口が網戸に成っており、風が吹き抜けて心地良さそうだ。
腰を庇いつつ、テーブル席に着席し、先ずは日替わりの御薦めを確認する。
畜生！自動車で来ていなければ、間違い無く呑みたい陽気だ。
尤も、雨でも雪でも呑みたいのだが…。
呑みたい気持ちをグッと堪え、食事に専念しようかね。
さて、今日の御薦めは大いに迷うわい。
「たけの子 春キャベツの豚味噌炒め定食」、「小口切さばと大根梅煮定食」が並んで記され、
鯖に決まり掛けた所で、店内をぐるっと一周見回してみると、何と、魅惑的な文字を発見。
「めろうの西京漬焼」と言う、堪らない物を発見。
丁度、家を出る前、西京漬けの気分だったので願ったり叶ったりだ。
前回は「さわら西京漬定食」を頂いたっけな…。
発注を済ませ、冷水を呷っていると、徐々に店内も混雑し始め、相変わらずの人気店振りだ。
運動新聞を流し読みし、腹を空かせ、待ちに待った西京漬けが運ばれて来る。
おおっ、見事な見栄えだ。
脇に添えられた大根卸にたっぷりと醤油を掛け、さあ、取り掛かろう。
箸を入れると、身がホロッと解れ、脂が染み出しているのが見て取れる。
此れを口に運べば、西京味噌の芳醇な甘味がふわりと薫り、此の味わいが非常に好きだ。
身はいとも簡単に崩れ、脂の載りが凄く、口内がジュワーっと脂の甘味で支配される。
流石、旨いな。
正式名称を「マジェランアイナメ」と言うだけあり、何と無く凄い気がする…。
大根卸と一緒に頂けば、油分をさっぱりとさせて呉れる。
そして、前回の「さわらの西京漬焼定食」を頂いた時に、今は無き「和彩楽酒 かもん」で、
其の昔に頂いて感動した、マヨネーズを添えて頂くのが旨いと記した所、
其れを覚えていて下さり、態々、別皿でマヨネーズを出して頂くと言う気遣いをして頂く。
有り難く頂戴し、マヨネーズを塗して頂けば、コッテリ感が増幅され、悶絶しそうになる。
西京味噌の甘味と巧く調和して、更なる旨さを齎して呉れる。
焼き魚では、西京漬けが一番好きかも知れないと思う。
嗚呼、此れが家で頂けたら良いのにと、通信販売で見掛ける西京漬けの詰め合わせを、
思わず衝動買いしてみたくなってしまう…。
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※2011年6月3日時点の情報です。
ID:0000302098
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