続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 湊生」【高崎】

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◆「麺処 湊生」【高崎】

 ◎「つけ麺」七五〇円+「中盛り」無料

 …黄金週間後半に傷めたシーコーが、本当にズイマーに成ろうとしている。
  御医者の世話に成らないといけないかと思うが、其れだけは避けたい…。
  選りに選って、今朝は六時起きで仕事に出掛けねばならない。
  勿論、寝起きが良い筈が無く、辛いったら有りゃしない。
  腰を気遣いつつ、駅迄を歩き、今日も高崎行きの電車に乗車する。
  下りなので悠々と座れると安心し切っていたら、何てこったい、上り並みの混雑だ。
  周囲を見渡せば、ゆとり世代の弊害でびっしり。
  昨日よりも時間が早い所為で、こんな仕打ちに遭うとは…。
  こう成ると、腰に爆弾を抱えた僕にとっては地獄だ。
  腰にぢわぢわと痛みが押し寄せ、其れが足全体に波及し、痺れにも似た激痛が走る。
  結局、座る事が出来たのは、乗車から一時間後、本庄駅でドッと降りてからと言う過酷な事態。
  仕事を始める前から、腰の爆弾が爆発したかの様で、既に一杯一杯…。
  朝から肉体労働に入れば、もう、腰は限界。
  真面に歩く事も儘ならず、地べたに座る時はオカマの様に横座りでないと無理。
  激痛が絶えず纏わり付き、容易じゃない事、此の上無い。
  十三時に漸く、待ちに待った昼休憩。
  身体が持たないので、此の時間を心待ちにしていた。
  さて、腰は痛くとも、ラーメンは啜れる。
  と言う訳で、昨日に続き、同僚の方と腕白の旅に出、今日は此方に。
  四月十八日に、新規開店の五日後に御邪魔し、今回で二度目の訪店。
  個人的に余り好きではない「茨城大勝軒」系列の「景勝軒」の支店だが、まあ、目を瞑ろう…。
  店に到着し、先ずは店外に設えられた券売機で食券を購入する。
  前回は「味玉中華そば」だったので、今回はつけ麺の味の御手並み拝見と行こう。
  食券を購入して中に入り、テーブル席に陣取り、食券を手渡すと、麺の量を訊かれる。
  中盛り迄が無料と言うので、出っ張った腹も気に成る所だが、御願いする。
  雨と言えども、十八度も気温が有れば夏なので、冷水を呷る事に関して余念は無い。
  疲労と腰の痛みに顔を歪めていると、つけ麺が配膳される。
  其のつけ麺は、「中華そば」とは全く違い、見るからに一線を画している。
  何でも、つけ麺に関しては、同じ系列の「麺処 蒼生」と言う店の制作とな。
  元を知らないので分からないが…。
  見ると、今流行りの濃厚魚介系豚骨つけ麺で、目新しさは無い分、安心感は有る。
  つけ汁はドロッと濃厚で、粘度は高目。
  麺は太麺で、艶々として輝きを放っており、此れには期待が持てそうだ。
  いざ、麺を手繰り、つけ汁にどっぷりと浸して啜れば、想像通りの味わいだ。
  今と成っては、其処此処で頂く事が出来る魚介系のつけ麺だ。
  別段、此方が悪いのではなく、今日日、物珍しさが薄れる程、右向け右の流行りと成っている。
  裏を返せば、大外れする事無く、何処でも其れなりの味が頂ける良さは有る。
  つけ汁はと言うと、粘性が強く、甘みは加えられておらず、素材本来の味と言った感じ。
  麺はツルツルとした口当たりで、太い分、モッチリとした弾力が強く出ている。
  麺には個性が有ると言えよう。
  具は、半月状の叉焼が二枚入り、此れに関してはパサパサ感と、豚臭さが拭えず残念の極み。
  他には麺麻と、此方の一押し看板商品に据えられていると思しき、桜色の雲呑。
  正直、雲呑自体は不味くはないのだが、此の手の濃厚ドロドロのプースーには不要に思える。
  「中華そば」の様なさっぱり味のプースーには善く合うと思うが…。
  〆は勿論、スープ割りなんぞ軟弱な真似はせず、ドロッとした原液を飲み干す。
  腹が満たされても、腰の痛みが和らぐ訳ではないな…。