続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「麺処 花田」【池袋】

イメージ 1

◆「麺処 花田」【池袋】

 ◎「味噌つけ麺」八九〇円

 …昨日、黄金週間に傷めたシーコーが爆発し、人間らしい暮らしが出来なくなる。
  丸で、御爺ちゃんの様な歩き方で、こんな状態で夜に歩いたら、徘徊と間違われそう…。
  晩は、風呂は湯船に浸かり、寝る時はファルセット、もとい、コルセットを巻き、
  久し振りに巻いたので、出っ張った腹で尺が足らなくなりそうになる。
  腹を締め付け、バラ肉を巻いた叉焼の様で、少し美味しそう…。
  腰は絶望的に痛く、容易じゃないどころか、人として駄目だ。
  夜中に一度、痛みを押して雪隠に起き、当然の事乍ら、寝起きは頗る悪い。
  寝付きは良いのだが、寝起きが悪く、週の真ん中もっこり水曜日なのに、既に疲労困憊。
  ぐったりとして、起きるのが厳しく、いっその事、永眠した振りでもしてみようかとさえ思う…。
  今日は真夏日に成ると言うので、今季初めてステテコを穿いて出掛ける。
  鬼の様に重たい鞄を背負い、脱臼しそうに成りつつ、腰も庇って仕事に行く。
  満員電車に押し込められれば、モワっと蒸し暑く、節電の夏の被害を蒙る。
  武蔵浦和駅から何とか座る事が出来、腰を多少は労われる。
  朝一から溜まりに溜まった残務を熟し、パーソナルなコンピューターと向き合う。
  数週間後先に組み込まれた出張の予定に吃驚したり、果たして身体が持つかしら…。
  十二時半を過ぎ、同僚の方を食事に誘うも、忙しいと断られ、仕方無く、独りで出掛ける。
  何処に行こうかと、当て所無く池袋の街を彷徨い、昼食難民に成り掛ける。
  「宗家一条流 がんこラーメン」にしようかと、店の前へと行くも、何と無く気が乗らない。
  う~ん、悩んでしまい、ふらふらと、すっかり大行列の人気店に成ってしまった此方へ足が向く。
  中を覗けば、何時もの様な行列は無く、直ぐに着席出来そうだ。
  慌てて店に入り、券売機で食券を購入し、素早く行動する。
  食券を手渡す際、無料トッピングの「野菜で」と告げ、着席し、冷水を呷る。
  二月十四日以来、三ヶ月振りの訪店なので、厨房内の人員も様変わりしており、相変わらず店長は不在。
  厨房内からは頻りに、つけ麺は時間が掛かると声が発せられており、店の回転を上げる為にも、
  ラーメンを発注して欲しいと言う店の願望の表れだろうか…。
  さて、麺の茹で上がりに十二分を要するつけ麺なので、出来上がりに時間が掛かる。
  十五分程経過し、久方振りの「味噌つけ麺」の御出座しだ。
  今迄、幾度と無く頂いた「味噌つけ麺」が懐かしくさえ感じられる。
  早速、麺を手繰り、冷めない内に頂こうではないか。
  つけ汁は相変わらずのドロッとした濃厚な粘度の高い物。
  厳選されたげんこつ、鶏ガラ、モミジを合わせて煮込んだ後、豚足背脂を入れたスープに、
  細かく切った玉葱、人参、長葱、 じゃが芋、出汁昆布を加え、野菜を潰し乍ら、
  六時間以上煮込み、スープを一日冷やして完成すると言い、麺にべっとりと纏わり付く。
  一時期、食傷気味で飽き掛けていたが、偶に頂くと良いものだ。
  然し、感動は疾うに無く、普通に美味しいと言う感じだろうか。
  店長が不在で味が落ちたのか、舌が慣れたのかは分からないが、まあ、旨い事には変わりは無い。
  麺も又、相変わらずのモチモチ感の強い秀逸な麺。
  野菜は中華鍋でプースーと一緒に炒め合わされるので、味も馴染んで旨い。
  具は叉焼と麺麻で、器の奥底に沈んでおり、御目に掛かれるのは終盤だ。
  〆は、勿論言う迄も無いが、つけ汁をグイッと飲み干し、栄養を充填。