続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「栄昇らーめん」【京成津田沼】

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 ◎「魚だし塩らーめん」七〇〇円

 …相変わらず、シーコー、ズイマーの状態。
  寝る前に湿布を豪気にも二枚貼り、補装具をきつく締めても、寝返る際は目が覚める。
  腰に痛みが走らない様、慎重に寝返りを打たなければ成らない。
  当然、真夜中の排尿にも叩き起こされる毎晩だ…。
  寝起きの悪さも相変わらずで、今週は日曜日から労働している為、今日で五日目。
  普段であれば仕事納めの筈だが、今週は六連勤なので余計に腰に負担が…。
  確りと腰周りを厳重にして、今日も重たい鞄を背負い、仕事に出掛ける。
  腰は痛いわ、糞暑いわ、生きているのが嫌に成る。
  いっその事、腰骨を叩き割って、殺害して呉れとさえ思う…。
  バーチーのダヌマツに着き、噴き出す汗を拭う暇も無く、突発的な事象が発生し、
  其の対処に追われ、余計に暑さが募り、発狂したくなる。
  何とか蹴りが付き、気付けば十三時。
  一息吐く意味でも、一先ず、昼御飯を食べに行こう。
  さて、最近、津田沼と言えば此方に二回連続で御邪魔している。
  魚介系の味わいが中々で、今回、三度目の訪店を果たす。
  最初は「煮干しらーめん」、前回は「節仕込みらーめん」、そして今回は決めてある。
  店内に入ると、何時に無く大盛況で、辛うじて空席が有り、席に通される。
  着席し、今回は「魚だし塩らーめん」を発注。
  過去二回の訪店で、色々と観察するに、此の「魚だし塩らーめん」を発注する客が一番多い。
  と言う訳で、満を持して、一番人気を頂いてみよう。
  只管に冷水を立て続けに呷り、火照った身体を冷却する作業に努める。
  此方のラーメンの麺は細いので、調理に掛かってしまえば、調理時間は掛からない。
  然し、今日は混雑している所為か、何時もよりも掛かるが、一〇分程度で済む。
  塩ラーメン言えば、ごく個人的に、あっさりし過ぎて、さっぱりし過ぎて、
  味も白茶けて、食べた気がしないので、率先して頂く事が無いだけに、余り良い印象が無い。
  其れは、本当に旨い塩ラーメンを食べていないからだと、ばっさり斬られそうだが、まあ良い。
  要は、好みの問題だからな…。
  出来上がり、銀の盆に乗せられた丼を受け取ると、一瞬、塩ラーメンっぽさが感じられない。
  塩ラーメンと言えば、黄金色の透き通ったプースーと相場が決まっているが、そうではない。
  茶濁しており、プースーの表面には、此方の特徴とも言うべき、魚粉が浮いている。
  其の所為で、茶色っぽい色で、醤油ラーメンと見紛う程。
  いざ、此れを啜ってみると、おおっ!魚粉のパンチの効いた味わいだ。
  此れ程迄に、魚介の味わいが伝わる塩ラーメンは、初めてかも知れない。
  元のプースー自体はすっきりしているのだろうが、大量の魚粉が加わる事に因り、
  陳腐な薄味の在り来たりの塩ラーメンとは一線を画しており、此れが人気の所以なのだろう。
  麺は縮れの効いた細麺で、啜ると口当たりが心地好く、縮れ具合絶妙だ。
  縮れっ毛の様だ…。
  茹で時間も短いので、腰が効いており、シコシコした食感が良い。
  無論、プースーとの絡みも良く、持ち上げも良い。
  具は、薄っぺらの叉焼は特筆すべき点は無いが、岩海苔と言うのが気が利いていて良い。
  只の海苔では面白味に欠けるが、岩海苔は風味も良く、プースーを吸うと良さが出る。
  そして、此方で褒めたいのが麺麻で、穂先麺麻で味が非常に宜しい。
  一足先に食べ終わって出て行った、ゆとり世代三人組、言うなれば、
  「AKB四十八でオチ○チ○をガッチガチにしてます」と言う感じの桜桃青年達が、
  「メンマ盛り頼めば良かった」と言っており、舌だけは真面な様で、其れ位に旨い。
  次回は、「あごだしらーめん」に「メンマ盛り」だなと確信し、プースーを飲み干し、
  汗だくで醜い風体で店を出、午後からの業務に嫌々乍ら戻る…。