続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 大山」【水戸】

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◆「らあめん 大山」【水戸】

 ◎「手打ちえびつけ麺」八八〇円

 …今週は日曜日から労働しているので、今日が六連勤目。
  此のシーコーが甚だしく痛む状態での六連勤は、途轍も無く果てし無く感じられる。
  毎晩、疲労困憊で帰宅しても、報告書関係の仕事をせねば成らず、余計に疲れる…。
  夜は寝付きは良いものの、頻尿と腰の痛みで熟睡が出来ているとは言い難い。
  今週の最終日、最後の力を振り絞り、補装具を締め付け、背広を着込んで出掛ける。
  今日は一ヶ月振りのトーミーこと、水戸へ。
  上野駅から新型車輌の「スーパーひたち」に乗車し、常磐線を北上する。
  普段、有料の特別急行に乗車する機会が無いので、偶に乗車すると気分転換に成って良い。
  腰を庇い、足を引き摺る様にして、納豆と梅の匂いのする街、水戸に降り立つ。
  朝から胃腸の調子も悪い上に、此の灼熱の暑さも加わり、もう倒れそうだ。
  汗を拭き拭き、すべき仕事を全うすべく、齷齪と労働に勤しむ。
  十三時に成り、待ちに待った休憩の時間のタイムだ。
  水戸と言えば、駅に直結した商業施設内にラーメン店四店が集結しているので助かる。
  前回は「つけめんTETSU 壱の木戸」だったので、今回は変えてみる。
  何時もは、「二郎」系の「大麺」を頂いている「らあめん 大山」で、違う物を頂いてみよう。
  メニューの名前を見るに、「手打ちえびつけ麺」と言うのが気に成る。
  想像するに、豚骨のプースーに海老の風味を加えた濃厚な物だと勝手に期待してみる。
  食券を購入し、カウンター席に腰掛け、食券を手渡す。
  すると、「大蒜入れますか?」と不意打ちを喰らう。
  「大麺」なら分かるが、其の他のメニューでも訊かれるとは。
  然し、此方は元々、「ラーメン二郎 町田店」の店主が立ち上げた店なので、其れも解せる。
  出来上がりを待つ間は、何時も通り、只管に冷水で冷却作業。
  早く秋が来ないかしら…。
  ナウなヤングな女店員の清清しい、嫌味の無い接客に見蕩れていると、つけ麺登場。
  出て来たつけ汁を見ると、何と、予想に反して透き通っているではないか。
  個人的に、塩味のラーメン、つけ麺はさっぱりし過ぎて食べた気がしないので不得手だ。
  前日の「栄昇らーめん」では、透き通ったあっさり系を覚悟した「魚だし塩らーめん」が、
  良い意味で裏切られて濃厚だったのに対し、今回はこってり目を期待した所に、
  御吸い物の様に透き通った透明度の高いつけ汁で、世の中、上手く行かないものだ…。
  気を取り直し、麺の上に乗せられた叉焼、半熟玉子、水菜、海苔をつけ汁に投入してから頂く。
  麺を手繰れば、平打ちのピロピロした感じの太麺。
  此れをつけ汁にどっぷりと浸して啜れば、当たり前だが、海老の風味が薫って来る。
  海老油なのか、思ったよりもつけ汁はこってりとした油っぽさが有る。
  塩気も効いており、僕の塩ラーメンの印象とは幾分異なり、此れは此れで良い。
  全体的にさっぱりしてはいるが、コクと言うか、甲殻類の旨味が存在感を示している。
  さて、麺はと言うと、腰が有り、モッチリとした弾力が有り、小麦の風味が感じられる。
  叉焼は「大麺」の其れとは違い、薄く、ベーコンの様な形状だが、味は悪くない。
  玉子は黄身がトロッと蕩ける程の半熟で、味付けは薄い。
  〆は勿論、つけ汁は原液の儘、飲み干すには容易な濃度なのでグイッと。
  店を出る際、先述の若い女店員が、確りと目を見て「有難う御座いました」と見送って呉れ、
  胸が締め付けられる様な清清しさを覚え、あっ、一応迄に、狭心症心筋梗塞ではなく、
  又御邪魔しようと心に決め、午後の業務に戻る。