続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「GRILL HUNTER」【池袋】

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◆「GRILL HUNTER」【池袋】

 ◎「ハンター焼き」六九〇円

 …週末の休日に二日連続で御医者に掛かったが、結局、腰の痛みは全く改善されず。
  以前の時の様に、腰を牽引して呉れれば良くなると思うのだが、其れをして呉れない。
  医療機関に依って色々と方針は有るのだろうが、歯痒さは否めない…。
  重苦しい腰痛が纏わり付いた儘、新たな一週間が始まる。
  今週は大きな仕事が有るので、朝は六時起きで出掛ける。
  然し、寝起きの悪さがね…。
  腰痛で熟睡が出来ていないので、確りとした睡眠が摂れているとは言い難い。
  目覚ましが鳴っても、夢と現の間をウロウロとし、長い瞬きをしたかと思ったら、
  既に十七分が過ぎており、慌てて起き出し、準備に取り掛かる。
  重たい鞄を背負い、満員電車に詰め込まれ、ヘロヘロで池袋に到着する。
  朝一から、腰に負担の掛かる肉体労働に従事し、冷房も効いていない状況の為、
  大量の汗を噴出させ乍ら、月曜日だからと言って、徐々に慣らし運転等と言っては居られない。
  補装具をきつく締め付けたので、午前中は何とか持ち堪え、十三時の昼休憩を迎える。
  馬が合う上司と同僚の方と三人して、二〇一〇年七月二〇日以来の此方へ。
  階段を下り、地下一階の店舗に入ると、店内には空席が有る。
  浅黒い、印度、巴基斯坦、錫蘭周辺出身と思しき店員が出迎えて呉れる。
  決して、印度料理っぽいメニューは無いのだが、如何言う訳だか、彼方出身の方と言うのが不思議…。
  着席し、メニューを眺め、暫し悩んでしまう。
  何時もは、「ハンター焼き」、ハンバーグ、唐揚げ等、二品が盛り合わされた豪華な物を頂くが、
  如何せん、百貫デヴ一直線で、且つ、腰痛で腰周り、腹周りが弛んで来ているので、
  此処はグッと堪え、質素に「ハンター焼き」のみで我慢、我慢…。
  発注を済ませた後は、只管に冷水を呷るのみ。
  仕事の愚痴を零しつつ、出来上がりを待っていると、鉄板の割りには早い。
  ヂウヂウと言い乍ら、此の夏には酷な熱熱な食べ物が目の前に差し出され、一瞬、怯んでみる…。
  う~ん、矢張り、「ハンター焼き」だけでは盛りも少なく、全体的に貧相な印象だ。
  果たして、此の量で御飯が平らげられるだろうかと言う不安感も過る。
  「ハンター焼き」とは、牛肉と玉葱を炒め合わせ、ゲッティーの上に盛り付けた物で、
  「バラ焼きジョニー」と似ており、まあ、此の手の料理は腕白は好きだ。
  早速頂くと、味付けは薄口で、テレレが掛かっている様な感じがするが、汁気は余り無い。
  塩胡椒も施されていると思われ、全体的にはあっさりしている。
  個人的にはもっと濃い口でないと、汗で失われた塩分の充填には足りやしない。
  牛肉はバラ肉なので、安っぽさが有るが、此の場合、こう言う肉でないと駄目だ。
  高級感は求めていないので問題無い。
  一緒に炒められている玉葱は甘味が有る。
  其の下にはゲッティーが敷き詰められており、鉄板で焦げてカリカリに成っており、
  僅かな塩気が感じられるのみだが、御飯のおかずとしては成立する。
  御飯の御替わりも出来ると言われたが、此のおかずの量では中々厳しく、大人しく其の儘で…。
  束の間の休息を終え、午後から業務に戻る。