続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「つけめん 初代 田一」【高崎】

イメージ 1

イメージ 2

◆「つけめん 初代 田一」【高崎】

 ◎「つけめん(並盛)」七〇〇円+「大盛」無料

 …昨日。
  今週は本当、一週間が果てし無く永く感じられる。
  日程の少ない中での大きな仕事と、腰痛が相俟って、疲労の蓄積も半端ではない。
  週末の休みは、思う存分、永眠する勢いで寝てやろうと思うも、
  現に、今、こうして起きているので、そんなに長く寝ている事が出来なくなっているのだろう…。
  昨日、週の最終日は下り方面の高崎へ。
  今週初めて独りでの仕事なので、何だか、寂しい様な、清清する様な、複雑な感じだ。
  其れにしても、兎にも角にも、暑い!
  此の日の前橋地方気象台の予想最高気温が二十九度と言うのを知り、此の日は半袖のYシャツに衣替え。
  背広のズボンの下には確りとステテコも穿き、更に、腰には補装具を巻き、此れが中々に蒸す。
  朝から汗だくで、独りで黙々と仕事に精を出す。
  十三時に成り、一息入れるべく、昼御飯を食べに出る。
  少し前迄、高崎駅周辺にはラーメン店が少なく、随分と難儀していたのだが、
  此処へ来て、徐々に店数も揃いつつあり、選択肢にも幅が出来る。
  「麺処 湊生」、「牛骨ラーメン らぁめんまん」、「らーめんや なかぢゅう亭」、
  「上州山賊麺 大大坊」等が在り、何と無く、其方界隈へと歩き出す。
  気分的に、「上州山賊麺 大大坊」かなと、更に歩みを進めると、新たにラーメン店を発見。
  最近、新規開店した様で、後で調べてみると、五月二〇日とな。
  「つけめん」の幟が出ており、其れに吸い込まれるかの様に、真新しい店内へと入る。
  直ぐに券売機が有り、先ずは「つけめん」の食券を購入する。
  其れを手渡すと、「大盛」が無料と言うので御願いする。
  相変わらず、堪え性の無さが顔を覗かせ、デヴ一直線だ。
  実家暮らしだったら、母親から「小錦に成っちゃうよ!」と極端な突っ込みが入るだろう…。
  其れは兎も角、カウンター席の一番奥に腰掛ける。
  壁には、塗装が乾き切っていないので注意する様に貼り紙がされており、其れ位に新しいと言う事だ。
  厨房内では、店主と思しき中年男性と、アニメ声の若い女性が切り盛りしている。
  もう、僕の様な変態に成ると、こう言う男女の組み合わせを見ると、奥床しい桃色映像の観過ぎで、
  きっと、不適切な如何わしい関係で、夜は“仕込み”と称して調教されているのだろう…と、
  妄想を逞しくしてしまい、如何か、僕を口汚い言葉で、「此の変態野郎!」と罵って貰って構わない…。
  そんな事は全く以って如何でも良く、そうこうしている内につけ麺が目の前に配膳される。
  「店長、止めて下さい!」と言ってそうなアニメ声の若い女性の手に依って…。
  (※飽く迄も僕の脳内での妄想なので、事実とは一切異なります)
  馬鹿を言っていないで、つけ麺を頂こうね。
  「濃厚魚介豚骨」を謳っているだけあり、今流行りの味なので、凡その味の想像は容易に出来る。
  今と成っては何ら珍しくなくなったが、裏を返せば、裏切られずに済むと言う利点は有る。
  つけ汁は粘度が高目のドロッとした濃厚な物で、海苔の上には魚粉があしらわれている。
  麺はやや茶色をした太麺で、緩やかな縮れが見え、此れを手繰り、つけ汁に浸して啜る。
  味は全体的には薄目で、ドロッドロの粘性は強いが、味付け自体はあっさり目か。
  海苔の上に置かれた魚粉を溶かせば、魚介の風味が増す。
  僕の舌が馬鹿なのか、味が薄目の所為も逢ってか、味の遠くの方にデミグラスソースの様な、
  何処と無く洋風の味わいが極めてうっすらと感じる様な気がする。
  まあ、気の所為だろうがね…。
  麺は極太と迄は行かない太さで、腰と弾力が適度に感じられる。
  際立った特色は感じられないが、及第点は与えられよう。
  具はつけ汁に中に投入された刻み叉焼と海苔のみで、麺麻は入っていない。
  トッピングのメニューには有るが、此れは、僕御馴染みの入れ忘れられだろうか…。
  黙々と麺を啜っていると、接客担当の別の女性が何かを運んで来る。
  〆に御飯が付くと言い、出汁を掛けた小さな御飯を差し出される。
  此処につけ汁を掛けて食べる様にと促され、言われた通りに実践してみる。
  御茶漬け感覚でサラサラと掻っ込むと、出汁の上品な味わいに、つけ汁の魚介豚骨の味が加わり、
  更に優しい味へと変化し、御飯の上に乗った梅が余計にさっぱり感を齎して呉れる。
  次の機会が有れば、今度はラーメンかな。
  然し、此れからもっと暑くなるから厳しいかしら…。