続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「栄昇らーめん」【京成津田沼】

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 ◎「あごだしらーめん」七〇〇円+「メンマ盛り」一〇〇円

 …颱風が去った途端、狂った様な暑さが遣って来る。
  帰宅直後は流石に冷房を、電気料金十二円分だけ点けてみる。
  決して、節電しようと思った訳ではなく、貧乏性が抜けないだけだ…。
  寝る時は窓を開け、夜風が入って来るも、一緒に蛙の大合唱の五月蠅さも入って来る。
  こんなんじゃ、眠れる訳が無い。
  勿論、夜中の排尿も漏れ無く実施。
  毎朝の事で、好い加減、慣れても良さそうなものだが、寝起きは心底悪い…。
  目覚ましに叩き起こされても、暫くは動けないもの。
  目も開かないし、今日が何曜日なのかも分からない程だ。
  今日を入れて残り二日、最後の力を振り絞り、身支度を整えて出掛ける。
  電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、津田沼へ。
  昨日、満員電車で腰を痛め、其の余波を引き摺っており、鈍痛に見舞われつつ、
  腰を庇う様に、爆弾を爆発させない様に、慎重に身体を動かし、仕事を熟す。
  其れと同時に、如何してこんなにも暑いのだろうか。
  丸で病気の様に、汗が止め処無く、引っ切り無しに噴き出して来る。
  此れだけ汗が出る体質ならば、熱中症に陥る心配は先ず無いな…。
  十三時に成り、喉も渇き、腹も減ったので、昼御飯を頂こうかね。
  津田沼と言えば、此処最近は専ら、此方がお気に入り。
  京成津田沼駅方向へ歩き、五月二十四日以来、一ヶ月振りの訪問。
  過去、「煮干しらーめん」、「節仕込みらーめん」、「魚だし塩らーめん」と続き、
  何れも個人的に高評価で、メニューを制覇したいと思い、四度目と相成る。
  店に入り、カウンター席の中程に腰掛け、腹は決まっているが、一応はメニューを眺める。
  今回は、家を出る時から「あごだしらーめん」と決めていた。
  「ねるとん紅鯨団」ならば、「第一印象から決めてました!」と言う感じ…。
  そして今回は、此方で光る麺麻を、贅沢にも増してみる。
  発注を済ませ、冷水をがぶがぶ飲んで出来上がりを待つが、此方は出来上がりが早い。
  麺が細い上に、店が空いていると言う所為も有ろうが…。
  穂先麺麻が大量に盛り付けられたラーメンは、何時もの事乍ら、期待と好感が持てる。
  いざ、蓮華でプースーから啜ると、過去に頂いた三種類のラーメンに共通する味わいで、
  鰹、煮干しの味がガツンと来るが、何と無く、柔らかさが有り、此れがあご出汁由来か。
  あご出汁と聞くと、あっさり目で、もっと味気無い物を想像していたが、味の衝撃は有る。
  其れは、油が多目で、こってりとしているので、陳腐な味に成るのを防いで呉れるのだろう。
  塩気はやや強い印象を受ける人も居ろうが、出汁の旨味がじんわりと伝わって来る。
  麺は細麺で縮れの効いた物で、茹で時間も短いので、シコシコとした食感が心地好い。
  油たっぷりのプースーと絡みが良く、持ち上げも良い。
  シャキシャキの白髪葱と、てんこ盛りの穂先麺麻、此れが素晴らしい。
  麺麻はシャキッと言う食感も有るのだが、非常に柔らかく、味付けも宜しい。
  麺と間違って、穂先麺麻を啜ってしまいそうになり、此れだけ入っていると嬉しい。
  最後は、麺を食べ終わってしまったのに、麺麻だけ残ってしまうと言う位…。
  此れは一〇〇円ならば御得だろうな。
  叉焼は薄っぺらなので、特筆すべき点は無いが、麺麻に免じて堪えよう…。