続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「薄皮ハネ付き餃子 きょう助」【大井町】

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◆「薄皮ハネ付き餃子 きょう助」【大井町

 ◎「チャーシュー丼定食+ハネ焼き3個」八八〇円

 …昨晩は十九時前に茅ヶ崎を出て帰路に辿り、最寄り駅に着くと風雨が強さを増している。
  重たい鞄を背負い、折り畳み傘を出して差すも、無駄な抵抗…。
  只でさえ、傘を差すのが下手なのに、傘が御猪口に成ったりで、差していないも同然。
  御蔭で、背広の下半身は、池に転落したかの様に濡れ、革靴から何からびしょ濡れ…。
  晩は流石に窓を開けて眠る事も出来ず、暑さと、風雨の音、蛙の啼き声に邪魔され、
  熟睡は儘ならず、毎度御馴染みの夜中の排尿にも叩き起こされ、平日は本当、嫌!
  ぐったりとして、週の真ん中もっこり水曜日の朝を迎え、颱風一過で灼熱の陽気。
  身支度を整え、満員電車に揺られ、大井町へと向かう。
  山手線が遅延している情報は仕入れていたので、埼京線は大丈夫だろうと言う考えが浅はかだった。
  板橋駅で突如停止し、何の車内放送も無く、十五分は缶詰にされる。
  陽射し側の窓際に立ってしまったので、容赦無く照り付ける陽光が厳しい。
  冷房なんぞ、此の混雑の中じゃ糞の役にも立たないので、疾うに窓は開け放っていたが、
  車内は地獄絵図の様な暑さが充満し、こちとら、乗車してか全く汗が引く事は無い状態。
  其の後、何とか動き出すも、恵比寿駅で再び停まり、乗った時は新木場行きだったのに、
  何時の間にか勝手に大崎行きに変更され、暫く停車すると言う放送が入る。
  此の儘、大井町駅に行けないのならば乗っている意味は無いと、山手線に乗り換える。
  山手線で大崎に行こうとホームに行くと、何と、暫く停車すると言っていた、
  先程迄、僕が乗っていた電車が白ばくれて大崎駅へと走り出す。
  「何だよ!」と、相変わらずの適当で好い加減なJRの対応に憤怒する。
  本当、親方日の丸体質、殿様商売根性が抜け切れておらず、客を客とも思わない非道い遣り口。
  東京電力然り、公共性の高い企業は、競争論理が働かず、企業努力をしないので信用していないが、
  其れにしても、毎回毎回、酷い対応に開いた口が塞がらない…。
  汗だくで大井町駅に着いたのは、何時もより四〇分遅れで、仕事にも差し支える。
  満員電車で腰を余計に痛め、汗でタオルは既に吸水能力を失いつつあり、何一つ良い事は無い。
  同僚の方々に合流し、休む暇も無く仕事に入り込む。
  汗は止まらず、豚骨風味の汗を噴き出しつつ仕事し、十三時に昼休憩を挟む。
  四人して、灼熱地獄の中、餌を求めて歩き出す。
  独りではないので、「二郎」系ラーメンと言う訳にも行かず、三月二十八日以来の此方へ。
  二階席に通され、冷水を呷り、メニューを眺める。
  過去二回、「B(ハーフつゆソバとハネ焼き9個定食)」、「A(ハーフ鶏ソバとハネ焼き9個定食)」、
  随分と腕白な物を頂いて来たが、今回は趣きを変え、気に成っていた丼物にしてみる。
  写真を見ると、丼に厚切りの叉焼が盛り付けられ、其れが何とも魅惑的に見えた。
  出来上がりを待つ間、冷水を只管に呷り、飲み放題のプースーを装いに立ち、啜り続ける。
  さて、運ばれて来た丼は、然程の大きさこそ無いが、中々に腕白飯だ。
  御飯の上には千切りキャベツ、萌やしのナムルが敷かれ、其の上に厚切りの叉焼が二切れ乗る。
  脇には温泉玉子とマヨネーズが添えられ、腕白中年の心を分かっているのが嬉しい…。
  早速、丼を抱え、掻っ込むようにしてがっつく。
  御飯には叉焼のテレレが掛けられており、甘辛い味わいがする。
  ナムルとキャベツの野菜が余計だが、叉焼を味わうのを夢見て堪える。
  叉焼は二切れとは少ないなと鼻で嗤ったが、柔らかく、蕩ける味わいで良いではないか。
  角煮の様な感じで、赤身はホロッと解れ、脂身はトロットロ。
  温泉玉子を絡めて頂けば、黄身の濃厚さが味を円やかにして呉れ、マヨネーズがコクを増す。
  此れは、掻っ込んで、チャチャっと平らげるには良いな。
  一方、隅に追い遣られた感じの餃子だが、三個なので存在感は薄い。
  羽根付きの小さめな餃子は、食べ出は少ないが、頬張ると中から肉汁が溢れ出して来る。
  少しは減量しようと画策中だが、此れだから、腕白は止められない…。