◆「三丁目 にしや食堂」【日進】
◎「なす豚バラしょうが味噌炒め定食」七〇〇円
…其れにしても、此の狂った様な暑さは一体何なんだ！
昨晩は地元・宮原の祭礼で、夜は「居酒屋 やず」で一頻り暑気払いを実施し、
すっかりヘベのレケで帰宅し、其の儘、風呂にも入らず、長椅子で轟沈する駄目中年…。
余りの暑さに地べたに横たわり、再び寝入るも、殺意を覚えそうな暑さに眠れやしない。
窓を開け放ち、夜風を迎え入れるも、カーテンが顔の上を過るので鬱陶しい。
然し、睡魔が押し寄せ、寝て良いのやら悪いのやら、こんな寝付きの悪い、
寝心地の悪い日は、年間、そうそう無いだろう。
寝たんだか寝ないんだか分からない内に、気付けば朝の七時。
其処から寝床に移動し、再び、汗塗れで寝直す。
汗だくで、ぐったりした仮死状態の様な感じで、一〇時半に目が覚める。
疲労を取る為の睡眠で、如何してこんなに疲労するのか。
寝惚けた状態で風呂に入り、汗を綺麗さっぱり流し去り、風呂から出れば、又もや汗だく。
何だろう、此の無力感は。
賽の河原で、石を積んでは崩され、積んでは崩される様な感覚か…。
茹だる様な暑さの中、汗が噴き出す儘、為す術を失くして放心状態で居ると、あっと言う間に正午過ぎ。
家に居ても、何ら食べる物が無いので、此の糞暑い中、外へ出る。
昨年一〇月の転居以降、すっかり御邪魔する頻度が下がってしまった此方へ。
僕の胃袋支えて呉れた貴重な御店で、個人的に殿堂入りをしている。
店に着けば十三時過ぎで、店内は落ち着いた時間帯と見え、席を簡単に確保出来たので助かる。
さて、頭が可笑しくなる様な暑さなので、チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーと行きたいが、
自動車なので、グッと此処は我慢、我慢…。
御薦めメニューを記す黒板を見遣り、何を頂こうかと考える事で紛らわせる。
今日の御薦めは夏らしく「ゴーヤチャンプルー」と「冷や汁うどん・そば」が有るではないか。
然し、「なす豚バラしょうが味噌炒め」と言うのが気に成り、減量中だが、ガッツリと頂く事にする。
待つ間は、引っ切り無しに、止め処無く冷水を呷り続ける。
此の暑さは、犯罪を引き起こしても不思議ではない、尋常ではない激暑だ…。
そして、豚骨臭の汗を噴出させるぽっちゃり中年の前に、夏バテ解消出来そうな食事が遣って来る。
夏野菜の代表である茄子と、韮、玉葱、萌やしが、豚バラ肉と一緒にテレレに絡まって炒められている。
一口頬張ってみると、其の名の通り、生姜の爽やかな、ピリッとした味わいが真っ先に来る。
生姜も、茗荷同様、夏向きだ。
次第に、味噌の甘味が拡がり、決して諄くない濃厚な味わいが有る。
強いて言えば、豚の生姜焼きのコクを増した様な感じとでも言おうか。
味噌と言えば、茄子の旨味が活かされる。
そう言えば、焼き茄子の場合、卸生姜と一緒に頂くので、味噌も生姜も茄子との相性は良い筈だ。
豚バラ肉はプルプルで柔らかくて美味しく、御飯が進んで仕方が無い。
途中、別皿のマヨネーズを塗して頂けば、円やかさが増し、更にはコクも増して絶妙。
夏バテ気味だったが、すっかり綺麗に平らげてしまう。
昨晩は地元・宮原の祭礼で、夜は「居酒屋 やず」で一頻り暑気払いを実施し、
すっかりヘベのレケで帰宅し、其の儘、風呂にも入らず、長椅子で轟沈する駄目中年…。
余りの暑さに地べたに横たわり、再び寝入るも、殺意を覚えそうな暑さに眠れやしない。
窓を開け放ち、夜風を迎え入れるも、カーテンが顔の上を過るので鬱陶しい。
然し、睡魔が押し寄せ、寝て良いのやら悪いのやら、こんな寝付きの悪い、
寝心地の悪い日は、年間、そうそう無いだろう。
寝たんだか寝ないんだか分からない内に、気付けば朝の七時。
其処から寝床に移動し、再び、汗塗れで寝直す。
汗だくで、ぐったりした仮死状態の様な感じで、一〇時半に目が覚める。
疲労を取る為の睡眠で、如何してこんなに疲労するのか。
寝惚けた状態で風呂に入り、汗を綺麗さっぱり流し去り、風呂から出れば、又もや汗だく。
何だろう、此の無力感は。
賽の河原で、石を積んでは崩され、積んでは崩される様な感覚か…。
茹だる様な暑さの中、汗が噴き出す儘、為す術を失くして放心状態で居ると、あっと言う間に正午過ぎ。
家に居ても、何ら食べる物が無いので、此の糞暑い中、外へ出る。
昨年一〇月の転居以降、すっかり御邪魔する頻度が下がってしまった此方へ。
僕の胃袋支えて呉れた貴重な御店で、個人的に殿堂入りをしている。
店に着けば十三時過ぎで、店内は落ち着いた時間帯と見え、席を簡単に確保出来たので助かる。
さて、頭が可笑しくなる様な暑さなので、チンカチンカに冷えた冷やっこいルービーと行きたいが、
自動車なので、グッと此処は我慢、我慢…。
御薦めメニューを記す黒板を見遣り、何を頂こうかと考える事で紛らわせる。
今日の御薦めは夏らしく「ゴーヤチャンプルー」と「冷や汁うどん・そば」が有るではないか。
然し、「なす豚バラしょうが味噌炒め」と言うのが気に成り、減量中だが、ガッツリと頂く事にする。
待つ間は、引っ切り無しに、止め処無く冷水を呷り続ける。
此の暑さは、犯罪を引き起こしても不思議ではない、尋常ではない激暑だ…。
そして、豚骨臭の汗を噴出させるぽっちゃり中年の前に、夏バテ解消出来そうな食事が遣って来る。
夏野菜の代表である茄子と、韮、玉葱、萌やしが、豚バラ肉と一緒にテレレに絡まって炒められている。
一口頬張ってみると、其の名の通り、生姜の爽やかな、ピリッとした味わいが真っ先に来る。
生姜も、茗荷同様、夏向きだ。
次第に、味噌の甘味が拡がり、決して諄くない濃厚な味わいが有る。
強いて言えば、豚の生姜焼きのコクを増した様な感じとでも言おうか。
味噌と言えば、茄子の旨味が活かされる。
そう言えば、焼き茄子の場合、卸生姜と一緒に頂くので、味噌も生姜も茄子との相性は良い筈だ。
豚バラ肉はプルプルで柔らかくて美味しく、御飯が進んで仕方が無い。
途中、別皿のマヨネーズを塗して頂けば、円やかさが増し、更にはコクも増して絶妙。
夏バテ気味だったが、すっかり綺麗に平らげてしまう。
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※2011年6月3日時点の情報です。
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