続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん 光」【礪波】

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◆「らーめん 光」【礪波】

 ◎「ブラックらーめん」七〇〇円

 …昨日から、富山県は礪波に仕事で入る。
  大宮駅発七時二十六分の「Maxとき」三〇三号で越後湯沢駅へと向かい、
  其処から、在来線の特別急行はくたか」二号に乗り換え、高岡駅へ辿り着く。
  更に、城端線と言う二両編成のワンマン運転気動車で、灼熱の礪波へ降り立つ。
  関東地方も暑いが、北陸地方も中々如何して、暑いではないかいな…。
  同僚の方々と合流し、七人して仕事に取り組み、晩は呑みに出掛ける。
  北陸地方で善く見掛ける、「やきとりの名門 秋吉」に個人的に初めて訪れる。
  一頻り、水分補給代わりに麦酒を呷り続け、解散後、宿に戻ってから、
  上司に呼び出され、部屋で呑み直し、朝、目覚めればぐったりと身体が重たい。
  風呂に入り、身支度を整えていると、異変に気付く。
  あっ!腕時計が無い!
  宿に帰還後に同僚の方の部屋で呑んでいたので、若しやと電話をするも、無いとの返事。
  自分の部屋を引っ繰り返す様に探すも、何処にも無い。
  そんな状態で朝御飯を食べても、美味しくもないし、悠長に食べている気分にも成れず、
  そわそわと落ち着かない儘、仕事に雪崩れ込む。
  とは言え、仕事と成れば、気持ちを切り替え、確りとすべき役割は果たす。
  合間合間で、「やきとりの名門 秋吉」に電話を入れるも、午前中に誰かが出勤している筈も無く、
  十三時に成り、休憩を挟む段に成る。
  因みに、失くした時計は此れ…。
  さて、昼御飯はと言うと、何処かで気分が乗らない乍らも、栄養補給だけは怠らない。
  折角、富山に来たのだから、本場のロイクーなメーランを頂かずには居れまい。
  即ち、「富山ブラック」と呼ばれるラーメンだ。
  昨日から当たりは付けており、「富山ブラック」と塩ラーメンを売りにする店が気に成る。
  六人して、徒党を組む様にして、先陣切って斬り込んで行く。
  其の名も「らーめん 光」と言い、川越に在る「頑者」系列の「ラーメン 光」を真っ先に思い出すが、
  此方は「ひかり」ではなく、「みつ」と読むらしい…。
  店に入り、テーブル席に着席し、メニューを見遣れば、ロイクーなメンラーと、ロイシーなメンラーが…。
  事前に探りを入れた通り、「富山ブラック」と塩ラーメンが主力商品の様だ。
  「塩らーめん」には有頭海老が入り、随分と豪華さが感じられるが、此処は矢張り、「富山ブラック」だ。
  無料で御飯が付けられると、甘い誘惑を掛けられるが、減量中故、きっぱりと断る…。
  腕時計の行方を気にしつつ、余りに暑いので冷水を只管に呷る。
  そんな、気も漫ろなぼんやり中年の目の前に、ロイクーなメンラー登場。
  「富山ブラック」と言えば、池袋の超一流百貨店の「東武百貨店」の飲食店街に入居する、
  「麺家 いろは」で、六月七日に頂いたのが筆下ろし。
  黄金週間に礪波に来た時も食べ損ねたので、本場で頂くのは初めて。
  さて、真夏の陽気の中、熱そうなロイクーなプースーから先ずは啜ろう。
  「富山県内の老舗メーカーと共同でオリジナル醤油を製作し、出汁に因る風味とコクを活かした」、
  そう能書きには記されており、通常、他店では黒胡椒が予め投入されているが、
  醤油の持つ甘味を味わって欲しいと、黒胡椒は入れられていないと言う。
  醤油の酸味と、出汁の優しい味わいの御蔭で、強烈なガツンと来る様な印象は無い。
  寧ろ、当たりの柔らかい、後からぢわぢわと押し寄せる、癖に成る様な口当たりとでも言おうか。
  あっさり系に区分して良かろう。
  麺は中太の縮れ麺で、プースーとの絡みも良く、持ち上げも良い。
  ツルツルとした食感で、モッチリ感も有る。
  具は叉焼、麺麻、葱、そして、サーヴィスで、元々は半個の所、一個入っている半熟煮玉子。
  叉焼は脂身がトロットロに蕩け、箸で簡単に千切れる様な出来栄えで、此れは中々に秀逸。
  玉子も黄身が蕩けて、濃厚で旨い。
  中盤から、卓上の黒胡椒を振り掛け、パンチの効いた味わいへと変化させ、
  結局、プースーは略飲み干し、汗だくに成り乍ら完食する。
  明日は「塩らーめん」かな…。

  其の後、店に腕時計が有る事が判明し、無事に手元に戻ったのでホッと一安心…。

~御負け~
七月十八日
◆「8番ラーメン」【礪波】
 ◎「ねばとろざるらーめん」七五六円
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