続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「らーめん 光」【礪波】

イメージ 1

◆「らーめん 光」【礪波】

 ◎「塩らーめん」七〇〇円

 …水曜日から入っての礪波での仕事も今日が最終日。
  腕時計を失くすも、無事に手元に戻り、昨晩は上司等と共に、高岡の街へ出て、
  取引先との呑み会で、結構な量を呑むも、こう言う時は酔えないものだ…。
  麦酒を七、八杯呑んで、電車で礪波に戻り、其れから普通に風呂にも入り、
  パーソナルなコンピューターで仕事が出来る程。
  朝起きて、身支度を整え、宿の朝食会場へと向かう。
  決して品数豊富で、魅力有るとは言い難いが、カレーと納豆が有れば中々だ。
  減量中と言うのに、御蔭で二膳も頂いてしまうから困る。
  一日を乗り切るべく、確りと養分を充填し、仕事へと出掛ける。
  進捗も先ず先ずで、カリカリと神経を尖らせなくても良いのが救いだ。
  然し、場所が場所だけに、帰る事を考えると、全てを前倒しで遣らねば成らない。
  言わば、時間との闘いだ…。
  十三時過ぎに昼休憩を挟む事と成る。
  最後の追い込みを掛ける前に、胃袋を満たさない事には駄目だ。
  今日は独りぼっちで、昨日に続き、此方を訪れる。
  折角、富山県へと来たのに、「丸亀製麺」に行くと言う陳腐な考えは僕は持ち合わせていない。
  何処でも食べられる物を、敢えて此処で食べなくても良いだろうと言うのが信条だ…。
  と言う訳で、昨日、「富山ブラック」を頂いたが、宿題が有るので再訪店。
  ロイクーな「ブラックらーめん」と、ロイシーな「塩らーめん」が有り、
  今日は後者の「塩らーめん」を頂きに馳せ参じる。
  彼是と調べてみると、此の「塩らーめん」の方が逆に人気が有ると言う情報も散見される。
  店に入り、独りにも拘らず、カウンター席が片付いていない所為か、
  二人掛けのテーブル席へに座る様に促され、「ヨッコイ、ショーイチ」と腰掛ける。
  昨晩、腰にエレキテルが通電する様な激痛が走ったので、予断は許さない…。
  予定通り、「塩らーめん」の発注を済ませ、後は只管、冷水を呷るのみ。
  其れにしても、此方は店主を始め、配膳担当の若い女性と言い、接客が清清しい。
  嫌味が無く、丁寧で、心地好さが感じられ、サーヴィス業の基本が成っている。
  其れと、店内の背景音楽が洋楽のオールデーズと言うのも、感覚の良さが窺える。
  さて、そうこうしていると、店主自ら「塩らーめん」を配膳して呉れる。
  キラキラと表面に浮かんだ脂が眩しく、透き通ったプースーが黄金色をしている。
  有頭海老が横たわる姿も衝撃的で、迫力すら感じられる。
  早速、蓮華で啜ってみると、口内一杯に甘味が拡がりを見せる。
  海老、昆布、片口鰯等から丁寧に取った出汁と、厳選した塩を使用と言う能書きだ。
  香味油の風味の所為も有ろうが、優しい甘味が印象的だ。
  強烈な海老の出汁の感じは無いが、円やかで、上品で、ふんわりとした印象。
  麺はと言うと、「ブラックらーめん」の中太麺よりも細く、縮れは同様に効いている。
  ツルツルと啜ると喉越しも良く、プースーとの絡みも良い。
  麺の太さを変えるとは、芸が細かいな…。
  具の有頭海老は、頭と胴体は切り離されており食べ易い。
  噛むと、甲殻類特有のギュッと引き締まった、ブリブリとした食感が良い。
  叉焼が入っていないのを残念に思ったが、此れは此れで成立している。
  プースーも粗方飲み干し、些かの物足りなさは否めないが、満足度は及第点と言えよう。