続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン アタゴロウ」【新橋】

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◆「ラーメン アタゴロウ」【新橋】

 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …寝苦しいのは相変わらずで、身体に疲労が溜まって行く一方。
  一体、世間の皆様は如何遣って熱帯夜を凌いでいるのだろうか。
  寝苦しい夜もうんざりだが、日中の暑さと来たら無い。
  何なんだ!拭っても拭っても噴き出して来る汗は!
  体内から分泌、排出される物で、汗が一番、不快だし、無意味だ。
  尿はすっきりする安堵感が有るし、精○は言わずもがな気持ち良いし…。
  そんな馬鹿な事を考えつつ、駅迄の道程を歩き出して程無くして、
  タオルで拭わないといけない程の汗が噴出し、駅に着く頃には、タオルは吸水機能を失っている。
  只の布切れに成り下がる…。
  仕事に取り掛かる前から、ぐったりと疲弊して、やっとの思いでバシシンこと、新橋に到着。
  LSバーヒロ前は、地面からの照り返しでギラギラと安西マリア状態だ…。
  幾ら暑くても、仕事をせねば成らないので、とっとと仕事に取り掛かる。
  止め処無く噴き出して来る汗を拭い乍ら、人知れず頑張って労働する。
  さて、十三時を廻った辺りで、切りも付いたので昼休憩を挟む事とする。
  こうも暑いと、何を食べようかと彼是考えるのも億劫だが、陳腐に牛丼で済ます気は無い。
  何だかんだ言っても、矢張り、ラーメンが無難だな。
  文明の利器、携帯電話を駆使し、最寄りの魅惑的なラーメン店を検索する。
  すると、七月二十七日に新規開店したばかりの「ラーメン 二郎」の亜流の店が在ると言う。
  近所に在る「京鰹節つけ麺 愛宕」と言う店が期間限定で出していた「二郎」系ラーメンが、
  好評を博し、専門店として開店した様で、暑い中、熱いラーメンを啜る事を覚悟で出掛ける。
  店の造りは黒塗りで、世が世なら、お富さんでも出てきそうな粋な感じ。
  開け放たれた扉の外から中を覗けば、カウンター席六席のみで、辛うじて二席の空きが有る。
  店内に入って直ぐの小型の券売機で、初めてなので普通に「ラーメン」の食券を購入し、
  冷水を汲み、席に着き、食券を手渡すと、行き成り無料トッピングを訊かれる。
  此方は野菜、大蒜、脂、辛目で、「野菜、大蒜で」と御願いする。
  冷水を呷り、決して涼しいと言えない店内で、ヂッと出来上がりを待つ。
  一〇分一寸経った頃、初対面と成るラーメンと顔を合わせる。
  おおっ、暴力さ加減は控え目だが、纏まった感じの上品な出来栄えだ。
  いざ、先ずは蓮華を手にし、プースーから啜ると、甘辛い「ラーメン 二郎」特有の味わいがする。
  然し、こってり過ぎる感じは無く、さっぱりとした軽い感じとでも言おうか。
  後味がすっきりとしているが、醤油ダレの尖った感じは無く、円やかさが漂っている。
  野菜はシャキシャキ感が強めの茹で時間の短い物で、個人的にはもっとクタッとした方が好み。
  其の方が、プースーが染み込み易い様に感じられるので。
  野菜を粗方遣っ付けた所で、お次は麺を中から引っ張り出す。
  麺は、「菅野製麺所」の「とんこつ12」と呼ばれる物らしい。
  啜り、噛み締めると、麺の密度が高いと言うか、モキモキとした歯応えが実に心地好い。
  低加水のモソモソ感が、正に、此の手のラーメンには持って来いだ。
  「12番」と言う切り刃で、麺の幅は二.五ミリメートルらしい。
  もっと太くても良いが、此れは此れで十分に美味しい。
  豚はバラ肉を巻いた物で、結構な厚味だ。
  中心はやや硬く、ぱさついた感じが有るが、外側は脂身が蕩けて中々だ。
  汗を噴出させ、拭い乍らも美味しく頂き、午後からの業務ぬ向かう英気が養える。