続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん KOKORO」【大船】

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◆「つけめん KOKORO」【大船】

 ◎「つけめん」八〇〇円+「大盛り」無料

 …今日も、シーコーズイマーに付き、簡易版で。
  今週も漸く木曜日迄漕ぎ着けるも、此処からが永い…。
  未だ、涼しくなる気遣いの無い陽気に嫌気が差しつつも、仕事へと向かう。
  湘南新宿ラインに揺られ、大船へ辿り着く。
  そう言えば、先日、余りの腰痛に悶絶して御医者に転がり込んだ際、
  医者の問診で、重たい鞄を持っていないか訊かれたが、道理で腰が痛くなるもんだ。
  さて、幾ら腰が痛くても仕事は待って呉れず、今日も黙々と仕事に従事する。
  十三時に成り、同僚の方と二人して、昼御飯を摂りに、大船の街を彷徨う。
  密集した商店街には人民が溢れており、余計に蒸し暑さに拍車を掛けている。
  大船で自信を持って案内出来る店と言えば、此方が無難だろう。
  個人的に、大船で一番美味しいつけ麺が頂けると言って良かろう。
  商店街を縫う様に歩き、狭い路地に入り、角をちょこちょこ曲がり、正に路地裏の名店。
  四月十六日以来、五ヶ月振りだろうか。
  入口専用の木戸を開け、券売機で食券を購入する。
  今回は無難に「つけめん」の釦と、無料の「チョイ盛り 大盛り」釦を押す。
  食券を手渡す際、「大盛りで」と告げ、発注を済ませる。
  今迄、「チョイ盛り」だけは無料で、「大盛り」は課金されていたが、
  前回、「大盛り」も無料化されていたのを発注後に知り、今回は確りと抜かり無く。
  十五分程して、久方振りの「つけめん」と御対麺。
  濃厚魚介豚骨が売りの為、つけ汁は濃い茶褐色をしているが、粘性は低く、サラッとしている。
  麺の上にあしらわれた海苔、麺麻、青菜をつけ汁に投入し、食事に取り掛かる。
  系列の「らーめん HANABI」で打たれる自家製麺は、極太で、茹で時間に十一分を要すと言う。
  噛むとミシっと音がしそうで、機密性が高く、密度が高いとでも言おうか。
  ザラっとでもなく、ツルっとでもなく、口当たりは心地好い。
  確りとした腰と弾力は流石だ。
  つけ汁は濃い味で、醤油ダレの味わいがガツンと来て、塩分は結構強めだろう。
  サラッとしているが、豚骨の出汁がふんだんに出ており、何時も器の底に骨粉が沈殿しているので、
  予め、箸で確りと攪拌し、味を均一化させて頂けば、動物系の甘味が感じられる。
  強烈な印象こそ無いが、奇を衒わず、素材の良さを引き出そうとしているのが窺え、好感が持てる。
  さて、具に目を転じると、以前は丸太の様な叉焼が入っていたが、最近は違う。
  豚の角煮にも似た感じで、脂身はトロントロンに蕩け、赤身はホロッと解れる。
  此れ等が、所狭しとゴロゴロ入っているのが嬉しい。
  脂身から脂が染み出し、白く凝固しそうな勢いだ。
  麺麻は枕木の様な太さで、シャキシャキしつつも柔らかい。
  今回はつけ汁はちゃんと、グイッと呷り、養分を残さず摂り込む。