続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「栄昇らーめん」【京成津田沼】

イメージ 1


 ◎「醤油とんこつ」七〇〇円+「メンマ盛り」一〇〇円

 …昨日、上役から衝撃的な任務を与えられ、其れ以来、気も漫ろ、気が気じゃなく、
  晩は寝付きが悪く、寝ても悪い夢で魘されて直ぐに目が覚め、余計に熟睡出来ていない。
  出来る事なら、富士の樹海に行き、忽然と姿を消したい…。
  そんな事が出来る筈も無く、今日も陰鬱な気分の儘、仕事に出掛ける。
  得てして、こんな時は碌な事が無い。
  山手線の人身事故の煽りを受け、埼京線も遅延しており、駅で十五分も待たされる。
  毎回思うが、如何してこうも、非常事態に脆弱なのだろうか。
  下り電車を二本見送ったのに、上り電車は電車は一向に来ない。
  何とか電車に乗り込み、武蔵浦和駅で乗り換え、何時もより三〇分以上も遅れて津田沼に到着。
  心身共に重苦しい中、仕事に突入し、すべき仕事は黙々と熟す。
  十三時に成り、気分転換も兼ね、昼御飯を摂りに出掛ける。
  食事も喉を通らない位、否、出来れば食べないで済むならそうしたいが、
  食事を摂らないと身体に障るので、止むを得ず食べる事にする。
  さあ、食べると決めたら早い。
  偶には「必勝軒」でも良いかなと思いつつ、其の店の前に行けば待ちが発生しており、はい、却下。
  と成れば、此処最近、すっかり御馴染みの此方にしますかね。
  てくてく、京成津田沼駅方向にテクシーで出掛け、店に着けば空席が有り、安心して入店。
  着席し、メニューをチラッと一瞥する。
  今回は未食の「東京らーめん」、「醤油とんこつ」のどちらかにしようと思い、後者に決定。
  勿論、お気に入りの「メンマ盛り」も忘れずに発注。
  冷水を立て続けに呷り、丸で、自棄酒を呑むかの様だ…。
  程無くして、此方は出来上がりが早いので、大して待たずにラーメンが出て来る。
  見ると、此方のラーメンは何れもプースーは似た感じの色をしている。
  早速、蓮華でプースーを啜ると、醤油ダレの味わいなのか、甘塩っぱいと言うか甘辛い感じで、
  言い方は悪いが、カップラーメンの様な味わいとでも言おうか。
  此れは、決して悪口ではないので悪しからず…。
  豚骨の出汁が余り強く出ていないので、出汁の味わいは然程感じられない。
  揚げ大蒜の香ばしさが前面に出て来る。
  至極当たり前の話だが、此方の押しである魚介系の味わいはせず、何だか拍子抜けをしてしまう…。
  此方も「必勝軒」も、数有るメニューの何れを頂いても、基本の味が確りしており、
  メニューに応じて出汁の配分を変えているのだろうが、良くも悪くも、味の大きな変化が無い。
  安定していると言う事は素晴らしい事だ。
  麺は何時もと同様、中細のシコシコとした腰の効いた茹で加減の麺。
  スープの持ち上げも良く、するすると入って来る。
  さて、此方の出色は穂先麺麻だ。
  シャキシャキとしつつも柔らかい仕上がりで、此れを摘みに麦酒を呑みたくなる程。
  量もたっぷり入っており、食べ出が有って大満足だ。
  叉焼は特筆すべき点は無いが、及第点だ。
  嗚呼、一度で良いから、十四時半から提供のつけ麺を頂いてみたいものだ…。