続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「日の出らーめん」【大船】

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◆「日の出らーめん」【大船】

 ◎「剛つけ麺(並盛)」七五〇円

 …金曜日の成人病検診に向け、何ら、身体に良い事や摂生はしていないし、
  腰は最悪の状態だし、良い結果が齎される気配が全く無い。
  今朝も寒い中、頑張って寝床から這い出し、検便用の採便をし、身支度を整えて出掛ける。
  今日も、駅迄の道程を十五分掛けて歩き、其の儘、満員電車に乗り込めば、
  汗が噴き出し、胸のポッケに入れていた携帯電話の画面が水滴でびっしょり濡れる程…。
  十二月だからと言って、安易に冷房を入れないと言うのは困る!
  新宿駅から何とか座る事が出来、大船駅へと辿り着く。
  仕事に雪崩れ込めば、すべき仕事は佃煮にする程有り、失神しそうになる…。
  気持ちの電池が切れてはいけないので、十三時に昼休憩を挟む。
  大船と言う街は魅惑的な店が多く、彼是と悩んでしまい、食べたい物が多くて大変だ。
  先月訪れた時は、質素倹約を旨として、「元祖焼き牛丼 東京チカラめし」に初訪店。
  昨今、勢力を拡大しているが、そんなに驚く事は無く、僕は普通の牛丼の方が好み…。
  さて、成人病検診前日なので、検診では余所行きではなく、普段の有りの儘の僕を診て貰おうと、
  僕の主食であるラーメンにしようと、大船の街を彷徨う。
  「麺家 浜風」の「とんこつ味噌らーめん」の貼り紙にも惹かれるし、
  無難に「つけめん KOKORO」で、外れの無い秀逸なつけ麺を頂くも良し、
  ガッツリと「伝説のすた丼屋」で大蒜を体内に摂り込むのも、風邪っ引きの岡っ引きには良かろう。
  で、思案した結果、道すがら店内を覗き、随分と空席が見られた此方に決定。
  過去に何度か御邪魔しており、味に関しては問題が無いので。
  「ガッツ麺」と言う混ぜ蕎麦を売りにしており、讀賣巨人軍のガッツこと小笠原選手も、
  三億六〇〇〇万円も減俸となった事だしな…。
  店内に入り、券売機と向き合い、其の「ガッツ麺」ではなく、普通に「剛つけ麺」で。
  「並盛」も「大盛」も金額は変わらないが、減量中なので、「並盛」で我慢。
  冷水を汲み、着席し、グイッと呷り、午前中の労働の疲れを癒す。
  昼時はサーヴィスで御飯が無料で付くと言うが、此れ又、丁重に御断りする。
  さて、此の「剛つけ麺」は五ミリメートルと言う極太麺を売りにしており、茹で時間は一〇分強。
  其の出来上がりをヂッと待ち、配膳された麺を見ると、太さに圧倒される。
  艶々と輝く麺は、武蔵野饂飩と見紛うばかりの太さで、並盛りなので量感は無い。
  つけ汁はドロッとした粘度の高い物で、正に、「剛」と言った感じ。
  麺を一本手繰り、つけ汁にどっぷりと浸し、一気に啜る。
  つけ汁は豚骨、モミジ、野菜、魚介等を一〇時間から二〇時間煮込むと言い、
  溶液中の固形分濃度を表すブリックス濃度は一〇パーセントらしい。
  要は、ドロッドロのヘドロ&カプリシャスの様なつけ汁だ。
  麺にべっとりと纏わり付き、豚骨の甘味と、煮干しを中心とした魚介系の旨味が中々だ。
  塩気も程好く、一味唐辛子の辛味が仄かに後から感じられる。
  麺はと言うと、此れが良いわぃ。
  正に饂飩の様な太さで、噛むと強烈、強靭な腰が感じられ、歯を押し返さんばかりだ。
  口の中でアウンアウン言いそうな程で、流石に此処迄太い麺はそうそう御目に掛かれない。
  具は生のキャベツと、ゴロっとした大き目の刻み叉焼二個。
  此の叉焼が非常に固く、噛むと歯の隙間に肉の繊維が全部入り込み、奥歯で噛まないと駄目。
  丸で、スペアリブか何か、骨付きの肉を齧っている様だ…。
  唯一、叉焼だけが残念で、つけ汁は飲み干し、食後に「ヘルシア」も飲用。
  昼間、此れだけ頂いても、帰宅後に計量したら、減量開始以来最軽量の七十二.四キログラムを計測。