◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】
◎「The オイスターズ」八五〇円+「半熟味付け玉子」無料
…昨日。
つい此の前、マッカーサーが来たと思ったら、もう仕事納めだ。
一年なんてのは、其の日其の日は辛く永いが、振り返ってみるとあっと言う間だ。
毎年の事だが、此の十二月は本当、心身共にきつく、卒倒しそうだった…。
そんな苦難も何とか乗り切り、漸く、仕事納めの日を迎える。
此の日は来月分の資料作成に追われ、終日、パーソナルなコンピューターと睨めっこ。
コンタクトレンズが合わないのか、早くも老眼が始まったのか、
目がショヴォショヴォして、肉体、精神的疲労に加え、眼精疲労も加わる。
十三時前に昼御飯を摂るべく、寒空の下、外套も羽織らずに池袋の街を彷徨う。
昨今は減量中に付き、牛丼や立ち喰い蕎麦等、安価で簡易な物で済ましているが、
十二月も最後なので、月に一度の御愉しみ、此方へ御邪魔せねば成るまい。
そう、此方では月替わりで「限定麺」を提供しており、九月から四ヶ月連続で頂いておく。
因みに、九月は「The トマトつけめん」、一〇月は「味噌らーめん」、
十一月は「かにQ」と来て、今月はと言うと、貝フェチには嬉しい牡蠣を使ったラーメンとな。
店着すると、貼り紙には「The オイスターズ」と記されており、食券を購入する。
Oysterは母音なので、「The」の発音はALFEEと一緒で「ジ」だな…。
店内に入り、直ぐに着席出来、食券を手渡す際は御決まりのサーヴィスの玉子の要不要を訊かれ、
減量中だが、玉子は貴重な栄養源なので、御言葉に甘えて御願いする。
池袋と言う場所柄、若い婦女子の客も多く、中には単独訪店の方も居る。
さて、其れは兎も角、冷水を呷っていると、師走の限定麺が遣って来る。
鶏由来の白濁したプースーには、ちゃんと牡蠣が入っている。
いざ、蓮華を手にして、此の鶏のプースーを啜れば、口内が一気に磯の香りに包まれ、
徐々に鶏の円やかで、滑らかな旨味が浮かび上がって来ると言う構図だ。
此の磯の風味の正体は、浮かんでいる黒い物体だろうが、何かが分からない。
岩海苔でもなく、昆布の様な感じがしないでもない。
さあ、麺を持ち上げて啜れば、中細と言った太さで、ややとろみの有るプースーとも絡む。
多くの有名ラーメン店御用達の「三河屋製麺」の物を使用している様だ。
具に目を転じると、主役は何と言っても牡蠣だ。
頂く前は、鍋物等で火を入れ過ぎて身が固くなってしまっている物を想像していたが、
ところがどっこい、ぷっくりとした身はプルントゥルンで、柔らかくて半生に近い状態。
牡蠣の良さを最大限活かした、絶妙な火の通し具合に感服する。
他の具で出色なのは菠薐草で、牡蠣との相性も抜群で、グラタン等に入っているのも好きだ。
味付け玉子は先ず先ずで、白髪葱、糸唐辛子もあしらわれている。
成人病検診の結果が三週間経っても来ないのを良い事に、プースーを確り飲み干し、
鶏と牡蠣の旨味を存分に味わい、一年の締め括りとする。
つい此の前、マッカーサーが来たと思ったら、もう仕事納めだ。
一年なんてのは、其の日其の日は辛く永いが、振り返ってみるとあっと言う間だ。
毎年の事だが、此の十二月は本当、心身共にきつく、卒倒しそうだった…。
そんな苦難も何とか乗り切り、漸く、仕事納めの日を迎える。
此の日は来月分の資料作成に追われ、終日、パーソナルなコンピューターと睨めっこ。
コンタクトレンズが合わないのか、早くも老眼が始まったのか、
目がショヴォショヴォして、肉体、精神的疲労に加え、眼精疲労も加わる。
十三時前に昼御飯を摂るべく、寒空の下、外套も羽織らずに池袋の街を彷徨う。
昨今は減量中に付き、牛丼や立ち喰い蕎麦等、安価で簡易な物で済ましているが、
十二月も最後なので、月に一度の御愉しみ、此方へ御邪魔せねば成るまい。
そう、此方では月替わりで「限定麺」を提供しており、九月から四ヶ月連続で頂いておく。
因みに、九月は「The トマトつけめん」、一〇月は「味噌らーめん」、
十一月は「かにQ」と来て、今月はと言うと、貝フェチには嬉しい牡蠣を使ったラーメンとな。
店着すると、貼り紙には「The オイスターズ」と記されており、食券を購入する。
Oysterは母音なので、「The」の発音はALFEEと一緒で「ジ」だな…。
店内に入り、直ぐに着席出来、食券を手渡す際は御決まりのサーヴィスの玉子の要不要を訊かれ、
減量中だが、玉子は貴重な栄養源なので、御言葉に甘えて御願いする。
池袋と言う場所柄、若い婦女子の客も多く、中には単独訪店の方も居る。
さて、其れは兎も角、冷水を呷っていると、師走の限定麺が遣って来る。
鶏由来の白濁したプースーには、ちゃんと牡蠣が入っている。
いざ、蓮華を手にして、此の鶏のプースーを啜れば、口内が一気に磯の香りに包まれ、
徐々に鶏の円やかで、滑らかな旨味が浮かび上がって来ると言う構図だ。
此の磯の風味の正体は、浮かんでいる黒い物体だろうが、何かが分からない。
岩海苔でもなく、昆布の様な感じがしないでもない。
さあ、麺を持ち上げて啜れば、中細と言った太さで、ややとろみの有るプースーとも絡む。
多くの有名ラーメン店御用達の「三河屋製麺」の物を使用している様だ。
具に目を転じると、主役は何と言っても牡蠣だ。
頂く前は、鍋物等で火を入れ過ぎて身が固くなってしまっている物を想像していたが、
ところがどっこい、ぷっくりとした身はプルントゥルンで、柔らかくて半生に近い状態。
牡蠣の良さを最大限活かした、絶妙な火の通し具合に感服する。
他の具で出色なのは菠薐草で、牡蠣との相性も抜群で、グラタン等に入っているのも好きだ。
味付け玉子は先ず先ずで、白髪葱、糸唐辛子もあしらわれている。
成人病検診の結果が三週間経っても来ないのを良い事に、プースーを確り飲み干し、
鶏と牡蠣の旨味を存分に味わい、一年の締め括りとする。