続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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 ◎「海老トマトつけ麺(大)」七八〇円+「メンマ増し」一〇〇円

 …昨日、一年の仕事納めをし、社内での打ち上げの席が有り、十七時過ぎから呑み始める。
  社長、役員、部長、御歴々に囲まれ、恐縮し切りで酒が進んでしまう。
  其れから、マネージャー、課長、部長に御声掛け頂き、居酒屋へ雪崩れ込む。
  早い時間から、然も、立って呑んだ所為も有り、酔いが回り、久方振りに吐瀉してみる。
  雨の池袋の街に、何故だか白いゲヴォが…。
  家路を辿り、スナックにも寄らず、真っ直ぐ帰宅し、長椅子で轟沈する駄目中年。
  夜中に寒さで起き、布団に移動し、乾涸びた儘、正月休みへと突入する。
  此の六連休で、心身共に静養出来れば良いのだが…。
  朝は九時前に這い出し、風呂に入って身を清め、夕べの酒の名残を洗い流す。
  十一時から、毎週恒例の整体に掛かり、疲労して凝り固まった全身を解して貰う。
  如何やら、此の腰痛が治る事は無さそうだ…。
  さて、一時間みっちり施術を受け、正午に成ったので、昼御飯を済ませて帰る。
  其の並びに在る此方へ、三月十一日以来、九ヶ月半振りに御邪魔する。
  すっかり此の街に根付き、人気店と成り、新規開店当初から通った僕としては嬉しい。
  久し振りの訪店の理由としては、数ヶ月前から店頭に貼り出された新メニューの貼り紙。
  其の名も「海老トマトつけ麺」。
  定番の「濃厚煮干しつけ麺」、「魚介豚骨つけ麺」、「肉味噌まぜそば」の他、
  「濃厚味噌ラーメン」、「ど煮干しそば」と限定メニューも頂いているので、今回も押さえておく。
  先客は二名のみで、安心して店内に入り、券売機で食券を購入する。
  並盛り、大盛り、特盛りは同一価格だが、流石に特盛りは肥えるので、間を取って大盛りで。
  序に「メンマ増し」も押してしまい、堪え性の無さを露呈する…。
  着席し、腰を庇い乍ら、二日酔い気味の身体に冷水を流し込み、潤いを与えてみる。
  店内を見回すと、スープが変わったとの事で、鶏をふんだんに使用している様だ。
  程無くして、期待の「海老トマトつけ麺」が出来上がり、御対麺を果たす。
  つけ汁は如何にも赤茄子味らしく、赤々としている。
  さあ、麺を手繰り、此の真っ赤なつけ汁にどっぷり浸して啜ろうかしらね。
  一口目、行き成りガツンと赤茄子の風味がヴワっと押し寄せる。
  ん~、伊太利亜ン!
  爽やかな赤茄子の酸味が強めに感じられ、海老の風味は随分と抑え気味だが、
  仄かに、微かに、遠くの方に海老が居る感じ。
  其れにしても、ゲッティーを食べているかの様な感じで、粉チーズが欲しくなる。
  粘度は「濃厚煮干しつけ麺」よりは低目で、ややサラッとした印象だが、麺との絡みも良い。
  麺は何時もの「完全国産小麦麺」を謳う麺で、極太で、色はやや黄色を帯びており、
  箸で手繰ると、手に確りとした重量感が有り、力強さが感じられる。
  此のガシっと来る腰の強さ、弾力感は何度頂いても旨いと感じる。
  具はと言うと、「メンマ増し」にしたので、極太の枕木の様な麺麻がゴロゴロしている。
  丸で、休日に家で寝そべって煙たがられている中年親仁の様に…。
  シャキシャキして、此の太さは食べ出が有って最高だ。
  叉焼は確りとした味付けで、少々、赤身の部位が固めだが、脂身は蕩ける感じが中々だ。
  以前の方がもっと秀逸だったが、単に出来にバラつきが有るだけか。
  最後はつけ汁を確りと、ヅヅヅと飲み干す。
  赤茄子味なら、何と無く身体に良い気がして、罪悪感が無いのは気の所為だろうか…。