続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「えぼし麺 菜良」【茅ヶ崎】

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 ◎「あえそば」七五〇円

 …昨日。
  折角、昨晩、半分以上を書いていたのに、パーソナルコンピューターが勝手にシャットダウンし、
  同じ記事を二度も書いている駄目中年です…。
  さて、気を取り直して行ってみよう。
  腰の塩梅はと言うと、痛いは痛い。
  が、此処数日、風呂上がりに柔軟運動として背筋を三〇回、其れと、痛みの根本である、
  仙骨を伸ばすべく、正座の状態で、上半身を前に倒し、其の儘、伸びをする運動が効いているのか、
  以前の様な激痛は、心成しか、否、気の所為かも知れないが、和らいだ気がする。
  そうは言っても、重装備で出掛ける事には違い無い。
  補装具を、腹の肉を締め上げる様にきつく巻き、冷やさない様に携帯用懐炉を貼る。
  そんな格好で向かう先は、今年初めての茅ヶ崎へ。
  こう言う日に限って、湘南新宿ラインは遅延に巻き込まれる。
  此の所、日に何度も、電車の遅延を報せる電子的書簡が携帯電話に齎されている。
  人身事故、急病人介護、線路点検、線路内立ち入り等々。
  未だ、正月呆けの人間が多数居るのだな…。
  乗車した時は八分遅れだったが、快速区間で遅れを取り戻し、何とか定刻で辿り着く。
  若手の同僚と合流し、仕事に雪崩れ込む。
  「苦手」じゃなくて、「若手」なので悪しからず…。
  急遽、すべき仕事が増えてしまい、齷齪と二人して労働する。
  十三時を回り、一先ず、昼御飯を摂ろうと、一息入れる。
  茅ヶ崎と言えば、此方と相場が決まっている。
  若手には泣いて貰って、此処は希望を通させて貰う。
  火曜日、「二郎」系食べ初めをしようと、大井町の「ザ・ラーメン スモールアックス」に行くも、
  長期の正月休みでまんまと振られ、此の機会は逃がせまい。
  喜び勇む様に、一方で、正月休みを恐れつつ店に向かうと、店頭には「営業中」の木札が出ている。
  ホッと、Aカップの胸を撫で下ろし、木戸を開け、階段を数段下り、半地下の様な店内へ。
  冷水を汲み、二人掛けの席に着席するや否や、as soon as、注文訊きが来る。
  此方は本当、客に考える隙を与えて呉れないので、何時も通りの発注で。
  「あえそば」を全増しで御願いし、出来上がりをグッと堪えて待つ。
  一〇分程で、実に暴力的な見栄えの丼が目の前に運ばれて来る。
  此れは何度見ても笑ってしまうと言うか、戦くと言うか、安心すると言うか、不思議な食べ物だ。
  凡そ、美味しいとは想像出来ない佇まいだが、僕ぁ、夢中だ。
  真ん中に落とされた生玉子を全体に絡める様にして、ザックリと混ぜ合わせる。
  丼の下方から掘り起こす様に、且つ、混ぜ過ぎない様にね。
  野菜から頬張れば、シャキシャキとクタクタの中間で、相変わらず好みだ。
  ドロッドロの濃厚スープ、生玉子等が混ざり合った、グチャグチャの中から麺を引っ張り上げる。
  黒胡椒のピリッとした辛味と一緒に、自家製麺のモッチリとした食感が伝わる。
  内蒙古産のかん水を使用した極太自家製麺で、茹で時間に五、六分要すると謳っているが、
  此の太さの麺にしては茹で時間が短く、通常であれば一〇分掛かるのが普通だ。
  麺の太さが不揃いなので、口当たりが面白く、表面のザラッとした感じも良い。
  喰らい付くには持って来いの麺で、若手も絶賛している。
  其れにしても、味はと言うと、様々な味が一緒くたに押し寄せて来て、物凄い事に成っている。
  醤油ダレの甘辛さ、豚骨スープの動物系の甘味、黒胡椒のピリッとした爽やかな辛味、
  一味唐辛子の辛味、揚げ大蒜の香ばしさ、刻み大蒜の刺激的な味わい、
  そして、此れ等を円やかにして、滑らかにして呉れるのが生玉子とチーズ。
  濃厚民族には堪らない味わいだ。
  大蒜も入れ忘れられる事無く、刺激を与えて呉れる。
  其れにしても、油蕎麦、混ぜ蕎麦の類には珍しく、此の「あえそば」はプースーが多い。
  ドロッドロの濃密なのが、食べ終わった丼と言うのに、こんなに残っているもの。
  ほら
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