続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 ぼたん」【堀米】

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◆「麺処 ぼたん」【堀米】

 ◎「ぼたんラーメン(醤油)」八〇〇円

 …昨日。
  今週末は、八日の金曜日を所用の為に特別休暇を充てたので四連休。
  そんな四連休も終わろうとしているが、腰の具合が如何も思わしくない。
  三日の日曜日から新しい整体院に通い始め、随分と調子が良く、完治の日も近いと思っていたが、
  週の中頃から痛みがぶり返し始め、八日の金曜日に二回目の施術を受けに出掛ける。
  此の整体院の治療方法は、筋肉の凝りを揉み解すのではなく、
  痛みの根本である背骨の歪みを直し、痛みを取り去ると言うもの。
  先生が背骨の歪みを触診し、其の個所を助手が足で踏んで固定し、先生が足を曲げて引っ張る。
  前回は助手が今時の若くて細い女性だったが、今回は怯んだ。
  御世辞にも痩せているとは言えない、僕よりも優に体重が有ろう太った女性。
  逆に、背骨が折れてしまうのではないかと言う恐怖に耐えつつ施術終了。
  痛みは残っているが、先生からも「此の痛みは直ぐに消えるから」と太鼓判を押される。
  然し、痛みが徐々にぶり返し、最悪だった時を「一〇」とするなら、今は「七」程度か。
  尻の痛みが太腿裏に派生し、其処から脹脛にも飛んでいる。
  そんな状況の中、昨日の日曜日は、痛み止めを服用し、補装具を確りと巻き、懐炉を宛がい、
  御近所さんと栃木県は佐野に、苺狩りへと出掛けてみる。
  貧乏なので高速道路は使用せず、国道一二二号線を北上し、館林を抜け、渡良瀬川を渡る。
  九時半に出発し、十一時過ぎには佐野市内に着いてしまい、一先ず、昼御飯を摂る事にする。
  目星は付けてあり、佐野と言えばラーメンだ。
  僕の場合、「佐野でなくてもラーメンだろ!」と言う突っ込みは一切受け付けないが、
  因みに此方は佐野ラーメンの店ではない。
  店に辿り着くと、運良く店頭の駐車場に空きが有り、地味に運を使い果たしてみる。
  店に入り、空いている座敷席に上がり、腰痛持ちにとっては地べたに座るのが最も酷だが、
  「笑点」宜しく、座布団を三枚敷き、正座で姿勢良く座れば何とか持ち堪えられる。
  さて、メニューを眺めると種類が豊富で悩んでしまう。
  然し、此方に於ける「ラーメン 二郎」解釈のメニュー、「ぼたんラーメン」と決めてある。
  味が醤油、味噌、辛味噌から選択出来ると言うので、初めてなので無難に醤油で御願いする。
  野菜、大蒜、脂、辛目は訊かれない。
  発注を済ませ、出来上がりをヂッと待つ。
  店内は略満席で、地元民を中心に根付き、親しまれている様だ。
  そして、一〇分強で御目当ての「ぼたんラーメン」が運ばれて来る。
  見た目は明らかに其れと分かり、野菜の山を初めとして、全体的に大人し目の雰囲気が漂う。
  中々、「ラーメン 二郎」程の暴力的なラーメンも無いからな…。
  さあ、いざ、蓮華で手に取り、先ずはプースーから啜る。
  醤油ダレの甘辛さと言うのは強く出ておらず、寧ろ、動物系の出汁の甘味の方が主張している印象。
  あっさり、すっきりとした感じで、何とも優しい味わいだ。
  此れは御当地・佐野ラーメンを意識しているのだろうか。
  豚骨だけでなく、鶏ガラも入っているのだろう。
  野菜はと言うと、シャキシャキ感が強めで、余り味が染み込み難い茹で加減の物。
  卓上のラーメンダレの様な物を少し掛け、食べ易くしてみる。
  麺は自家製麺との事で、真っ直ぐな太麺。
  ややツルツルした口当たりなので、プースーとの絡みを危惧したが、
  プースーの持ち上げが良いのか、味が絡み、麺に旨みを感じる。
  モチッとした食感も良く、プツッと噛み切れる感じも良い。
  具は、煮バラの様な脂身たっぷりのプルンとした叉焼と、半熟の煮玉子、そして、穂先麺麻。
  具に関しても、夫々に拘りが窺え、上品さと言うか、芸の細かさが感じ取れる。
  全体的にパンチに欠けるが、無論、「ラーメン 二郎」とは別物なので、切り離して考えた方が良い。
  佐野ラーメンの御当地で、其れ以外のラーメンを頂くと言うのも偶には良いな。