続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「南池袋大勝軒」【池袋】

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◆「南池袋大勝軒」【池袋】

 ◎「ラーメン」七〇〇円+「中盛」無料

 …先週は金曜日を特別休暇に充てた為に四連休と成り、其れもあっという間に過ぎ去る。
  四連休は長いなと始まる前は感じていたが、去ってしまえば光陰矢の如しだ。
  恐らく、光陰は矢の如しだなぁ、そんな意味だろう…。
  昨晩は二十三時には寝床に潜り込むも、携帯電話を弄っていると午前零時前。
  とっとと寝れば良いのに、そんな事をしているから睡眠時間が削られるのだ。
  夜中に小用で雪隠に起き、尚更、熟睡とは縁が遠い様だ。
  無論、寝起きのぐったり感は酷く、果たして、起きられるのかと不安に成る。
  寝床でもぞもぞと、携帯電話を弄び乍ら、夢から現へと魂を戻す。
  起きてしまえば何て事は無く、腰の痛みは有るものの、身支度を整えて仕事に出掛ける。
  勿論、補装具を確りと巻き付け、懐炉を宛がい、万全の態勢。
  五日振りの労働なので、慣らし運転で社会復帰に努める。
  溜まった残務を熟し、気付けば十二時半。
  同僚の方と昼御飯を摂りに出る事に。
  行く先は御任せすると、「大勝軒」と言う名前が出る。
  流石に東池袋の本店は遠いので、「ラーメン二郎 池袋東口店」の隣の此方。
  個人的には二〇一〇年一月七日、三十四歳の誕生日に訪れて以来。
  店に着くと、隣の「ラーメン 二郎」は行列が出来ているが、此方は空いている。
  木戸を開けて中に入り、券売機で食券を購入する。
  言わずもがなだが、「東池袋大勝軒」系と言えば「もりそば」だが、好い加減、食べ飽きた。
  と言うより、甘酸っぱいあの味が容易に想像出来てしまうので面白味に欠ける。
  其れならばと思い、此の寒さも手伝って、「ラーメン」にしてみる。
  食券を購入して着席すると、中盛り迄無料と言うので、厚かましくも御願いする。
  出来上がりを待ち構えていると、目の前に吃驚する様な大きさの丼が差し出される。
  此れは丸で、もう一方の「永福町大勝軒」系列を思わせる大きさ。
  丼が熱いと促され、此れはリアクション芸人対する前振りとは違うだろうなと察知する…。
  慎重に丼を受け取り、カウンター席に下ろす。
  蓮華を取り、いざ、熱々のプースーから啜る。
  表面はラードで覆われており、此れで蓋をされている様な物で冷め難い仕組みに成っている。
  此れは猫舌泣かせだと思いつつも啜れば、魚介の風味が結構、ガツンと来る。
  動物系は控え目な印象で、和風な感じを受ける。
  然し、此の魚介の風味の向こう側に、昔懐かしい、子供の頃に食べたラーメンの味わいが浮かんで来る。
  きっと、此の懐かしさが感じ取れるので、長きに亘って愛されているのだろう。
  「もりそば」も伝統の味かも知れないが、此処数年来、鼠講式に増殖している此の暖簾分け店で、
  数え切れない程の「もりそば」を頂いたが、今日、改めて分かった。
  此の系列ではラーメンを頂いていれば問題は無いと…。
  さて、麺はと言うと、中盛りにしたは良いものの、ラーメンだと量が多く感じられる。
  つけ麺の四〇〇グラムは屁ではないが、プースーに浸かったラーメンの場合は大変だ。
  少し後悔しつつも啜れば、中太の真っ直ぐな麺で、腰は余り無いが、噛むとモキっと千切れる。
  此の歯応え、食感が中々に心地好く、派手さは無いが、麺の旨さが感じられる。
  其れにしても、啜っても啜っても減らない程で、胃袋にズシリと重量感を受ける…。
  叉焼は赤身のみで、ややパサパサ感が有るが、噛むとガシっとした歯触りの物。
  此れは此れで、肉らしさを味わえるので良い。
  具は他に麺麻、海苔、鳴門で、麺麻はコリコリとした食感が好きだ。
  何とか麺を平らげれば、瀧の様な汗を流し、丸で真夏の様。
  嗚呼、季節はもう夏か…。