続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「薄皮ハネ付き餃子 きょう助」【大井町】

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◆「薄皮ハネ付き餃子 きょう助」【大井町

 ◎「つゆソバ定食」七九〇円

 …気付けば今週も始まっている。
  週末はあっと言う間に過ぎ去り、今や、遠い遠い過去の様だ。
  嗚呼、酒池肉林の土曜日に戻りたい…。
  さっ、次の酒池肉林を夢見て、今週も仕方無く生きる事にしよう。
  腰は何時もの様に、日曜日に整体院で背骨の歪みを矯正して貰ったので、週の前半は楽だ。
  無理な動きさえしなければ、補装具を確りと巻き付けているので、何とか常人並みに動ける。
  朝は相変わらず。
  目覚ましに叩き起こされる度、週末に恋い焦がれ、時間を気にせず眠る事を待ち焦がれる。
  最早、週末にしか希望は無く、平日は苦渋に満ちた毎日だ…。
  今日も今日とて、平平凡凡な人間は、重たい鞄を背負い、腰に負担を掛け乍ら、
  電車に揺られ、花粉に塗れ、大井町へと出掛ける。
  駅で同僚の方と落ち合い、落合博満、其の儘、仕事へと雪崩れ込む。
  二週間も間が空くと、すべき仕事は、堆く山の様に積もり積もっている。
  気を失いそうに成りつつも、一つ一つ、地道に片付けて行くしかない。
  時間が長く感じられつつも、何だかんだで、時間は容赦無く過ぎる。
  十三時に成り、一先ず、気分転換も兼ね、昼御飯を摂る事にする。
  二人して大井町の街へ出て、何を頂こうか思案する。
  独りならば、迷わず「ザ・ラーメンスモールアックス」か、此処最近のお気に入りの家系ラーメン。
  然し、そうも行かない。
  久し振りに、豪勢に「よし臓別館 銭場精肉店」でハンバーグとも考えるも、
  店頭に昼時のメニューの掲示が無くなっており、危険を回避し、余所にする。
  ラーメン店以外の選択肢は「キッチン ブルドック」以外と此方位しか無く、
  約三ヶ月振りに此方でゆっくりとする事にしよう。
  此方は其の名の通り、「薄皮ハネ付き餃子」を売りにしているのだが、麺類、定食も有るので助かる。
  店内に入り、一階のカウンター席に座る様に促され、腰を庇ってヨッコイ、ショーイチ。
  メニューを眺め、何時もは麺類や丼に餃子が付く腕白なメニューを発注してしまうが、
  今週は月初から大金を使ってしまったので、今月は大人しく過ごそう…。
  と言う訳で、餃子の付かない「つゆソバ定食」を発注する。
  「つゆソバ」に関しては味も知っており、初めて此方に御邪魔した昨年三月十四日に、
  「B(ハーフつゆソバとハネ焼き9個定食)」を頂いているので問題は無い。
  発注を済ませ、食べ放題の御飯、玉子スープ、漬物を取りに立つ。
  正直、此れだけでも十分に腹は膨れる…。
  冷水を呷り、御飯にキムチを乗せた物を頬張りつつ、玉子スープで流し込み、麺の出来上がりを待つ。
  十五分程で、グツグツと音を立てた土鍋が運ばれて来る。
  マグマが沸騰するかの様に、とろみの有るプースーが沸点に達して暴れている。
  自ら発注しておき乍ら、猫舌で大の暑がりにとっては酷だな…。
  具は別皿で、分厚い叉焼、青菜、萌やしナムルが付いて来る。
  其の具を土鍋に投入し、安っぽいプラスティック製の蓮華でプースーから啜る。
  蓮華から化学物質が熱で溶け出し、発癌性物質を体内に摂り込んでしまいそうな感じが嫌…。
  さて、プースーはと言うと、鶏で出汁を取って、濃厚でコラーゲンたっぷりと言った感じ。
  肌がプルップルに成りそうで、桃井かおりも吃驚。
  牡蠣油も入っているのか、甘味、旨味、深味が加わり、とろっとろで良い。
  片栗粉多目の餡掛けの様なとろみだが、此れは此れで良い。
  麺は博多ラーメンを髣髴とさせる加水率低目の物で、ツルツルでないのが好み。
  叉焼はプースーに浸していると柔らかくなり、脂身はトゥルントゥルン、赤身は適度な噛み応え。
  味付けも程好く確りしており、酒の摘みにしたい感じ。
  其れにしても、麺を啜り、其れを御数にして白米を頬張る繰り返しが実に旨い。
  御数に成り得る麺類と言うのが素敵で、其れにキムチも加わると最高だ。
  御飯も二膳頂き、炭水化物をがっつりと補給し、午後の激務に向かう…。