続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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 ◎「鶏・竹・梅」八〇〇円

 …昨日。
  すっかり春本番、春爛漫、春麗らと言った感じ。
  僕の中では、もう夏だ…。
  暖かくなるのは良いが、其の分、花粉症との闘いが苦しい。
  嚔の連発で体力を消耗し、鼻水は自然と垂れて来るし、目は痒いし、しょぼしょぼするし。
  腰痛の所為で夜は熟睡出来ていないが、其処に鼻詰まりも加わり、寝ても居られない。
  鼻呼吸が出来ず、口を開けっ放しで寝ているので、舌が乾涸びてビーフジャーキーの様に成る…。
  もう、朝は地獄の苦しみだ。
  花粉で襤褸襤褸にされ、腰痛で痛め付けられ、一体、僕が何をしたって言うのだ!
  世の中、実に不条理に満ちている。
  真面目に細々と暮らしている人間の方が馬鹿を見ると言う、生き辛い世の中だ…。
  そんな愚痴は兎も角、此の日も満員電車に揺られ、池袋へと向かう。
  電車に乗って行くだけで疲労してしまう。
  ぐったりとしつつも仕事は確りと熟す。
  同僚の方とああしよう、こうしようと、無い頭を絞って仕事に没頭する。
  何だか、花粉の所為で頭も回らず、ヴォーっとするので、十三時に昼休憩を挟む。
  独りならば迷わずラーメンか、安価に牛丼で済ますのだが、一応、同僚の方にも意見を訊く。
  具体案が出ず、ラーメンでも良いと言う事なので、そうと成れば話は早い。
  毎月の限定メニューを頂き続けている此方へ、三月に成ったので伺ってみよう。
  意気揚々と向かうと、店頭には貼り紙がされており、今月は「鶏・竹・梅」とな。
  昨年九月の「The トマトつけめん」、一〇月の「味噌らーめん」、十一月の「かにQ」、
  十二月の「The オイスターズ」、一月と二月の「すなぎもパンチ」と、今回で六回目。
  食券を購入し、いざ、店内に突入し、カウンター席に陣取る。
  どんなラーメンが出て来るのか、期待にAカップの胸を膨らませて待つ。
  冷水を呷り、花粉を洗い流す様にし乍ら…。
  そして、目の前にラーメンの丼が配膳される。
  青々とした水菜が盛られ、捏ねが二個入り、筍も入り、梅肉があしらわれている。
  何とも春らしい、素敵なラーメンではないか。
  先ずはプースーから啜ると、あら、クリビツテンギョウ。
  此方の売りである鶏出汁には変わりないのだが、梅の風味、酸味が加わっている。
  何だろう、新感覚だ。
  基本の塩味の鶏白湯に梅が加わり、不思議な味わいに何口も啜ってしまう。
  鶏白湯はコクが有り、ともするとコッテリし過ぎてしまうのだが、梅が加わる事により、
  さっぱりとして、酸味が食欲を増進させて呉れ、爽やかな後味が心地好い。
  此のプースーに麺が確りと絡み、鶏白湯なのでややとろみが有るので殊更だ。
  麺は何時もと一緒だろうか。
  プースーの持ち上げが良いので、美味しく啜れる。
  さて、時間が経つと、水菜もしんなりとして、梅肉がプースーに溶け込んで行く。
  具に取り掛かると、鶏の捏ねは大振りで、鍋に入っていそうだ。
  鶏の旨みが閉じ込められていると言った感じ。
  麺麻かと思ったが、シャキシャキとした歯触りの筍は、煮物の様な趣も感じさせる。
  極太の麺麻も好きだが、こう言う筍も合うではないかいな。
  御蔭でプースーは全て飲み干し、確りと鶏と梅の養分を摂取する。
  またしても、鶏のコラーゲンで美肌に成ってしまうな…。