続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ザ・ラーメン スモールアックス」【大井町】

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 ◎「小ラーメン」六五〇円

 …過去に二度、激しい腰痛の度に整形外科で椎間板ヘルニアと診断を下されて来たが、
  今回は確りと、何処の箇所が如何なっているからこうなんだと分かり易く説明をされ、
  「5S椎間板ヘルニア」と診断され、今回で三度目の告知を受ける。
  其れから三日。
  三種類の薬を服用し続け、薬が効いている間は痛みも抑えられ、何とか動いているが、
  朝方は効き目が切れ、右尻に激痛が走り、寝返りを打つにも一苦労で、
  そうなれば勿論、寝起きも悪く、ぐったりと疲弊するのは当たり前だ…。
  寝床から這い出し、激痛に耐え兼ね、薬を求めるかの様に服用し、丸で薬物中毒患者だ。
  身支度を整え、重たい鞄を背負い、通勤電車に押し込められて大井町へ。
  自分で言うのも何だが、善くもまあ、こんな身体で労働しているよ…。
  普通だったら、動く事さえ儘成らないだろうに。
  同僚の方と合流し、鉛の様に重い身体に鞭打ち、仕事に勤しむ。
  まあ、遣ろうと思ったら、何泊も大井町にしないと駄目な位に、仕事は堆く山積している。
  十三時に成り、昼休憩を挟む事とする。
  何を食べようかと、一応、同僚の方に御伺いを立てるが、腹の中では決まっている。
  僕と同じく腕白なので、余計な気遣いは無用なので、「ジロりますか」の一言で決定。
  と言う訳で、毎度御馴染み、薄暗く細い路地の中に在る此方へ。
  勇んで店に向かえば、何てこったい、店内は満席でやんの。
  こうして腰痛が痛い時に限って待ちとは…。
  一〇分近く、薄ら寒い中をヂッと、店内の客がラーメンを啜る姿を眺め乍ら待つ。
  先に一席空いたので、先陣を切って僕から潜入する。
  券売機で何時もの「小ラーメン」の食券を購入し、息を止めて身動きしないと出来ない程の店内を、
  やっとの思いで動いて着席し、食券をカウンター上に乗せ、出来上がりを待つ。
  冷水を呷り、調理工程をぼんやりと見詰めていると、無料のトッピングを訊かれる。
  何時も通り、「野菜、大蒜で」と告げ、丼を受け取る。
  おお、何度見ても蠱惑的な佇まいだ。
  蓮華の備えが無いので、丼を慎重に持ち上げ、傾け、プースーを啜る。
  ややとろみが有る様な感じのプースーは、コクが有って何とも言えない。
  醤油ダレの角が取れる程に、微乳化のプースーはスーッと入って来て心地好い。
  女性で言えば、微乳、貧乳より、巨乳、爆乳の方が大好物だ。
  牛乳は好きではないが、こう言う「乳製品」には目が無い…。
  そんな馬鹿は兎も角、新規開店した当初はすっきり系の軽めのプースーだったが、
  最近の円やか傾向のプースーも好きだ。
  野菜は、今回は醤油ダレを掛けずに頂いてみる。
  少し、高血圧の身体を労わってあげようかな…。
  茹で加減は相変わらずで、シャキシャキとクタクタの中間で好みだ。
  麺は、店の二階で打たれた自家製麺で、茹でる前で二五〇グラム有ると言い、
  茹でるとどれ位に膨張するのかしらね。
  表面はややざらつきが有り、緩やかな縮れの有る平麺で、むっちりとした弾力が印象的。
  野菜よりも、麺の量が少ない様に感じられる程、するすると入ってしまう。
  豚は、前回は少々外れ気味だったが、今回は及第点と言った所か。
  赤身が殆どで、脂身は少な目と言う構成上、パサついた感は否めないか。
  然し、過去に大当たりの時も有ったので、何時の日か当たる時を夢見よう…。
  大蒜も刺激的で、腰痛、花粉症を撃退して呉れないかしら。
  大蒜にはもっと秘めたる、未知の効能が潜んでいるに違いない。
  矢張り、週に一度以上は此の手のラーメンは頂きたいわぃ。