続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば くりの木 いな」【羽貫】

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◆「中華そば くりの木 いな」【羽貫】

 ◎「かすそば」八八〇円+「穂先メンマ」一五〇円

 …嗚呼、週末ももう終わりだ。
  最近は前倒しで、土曜日の晩辺りからサザエさん症候群を病み始める。
  昨晩は家で、昼間に北海道物産展で購入した酒の当てを肴に一杯遣り、
  例によって長椅子にごろんと成り、二十三時過ぎに目覚め、テレヴィヂョンを観た後、
  風呂には入らず、其の儘、寝床へと潜り込む。
  酒を呑んだら風呂に入るのが頗る億劫でならない。
  今朝は九時過ぎに起床し、風呂に入り、身を清める。
  毎回毎回、こんなしがない中年の暮らし振りを知りたくも無かろうが、どうぞ御読み飛ばしを…。
  身支度を整え、十一時前に買い物がてら外に出る。
  偶には外出して、光合成をしないと葉緑素が作れないからな…。
  取り敢えず、さいたま栗橋線を走行し、昼御飯に頂きたい物の目星を付ける。
  然し、此れと言うものが浮かばず、久喜の手前迄流れてしまう。
  脇道に入り、来た方向を戻る様にして伊奈へと出る。
  二〇〇七年十一月四日に一度だけ御邪魔した事の有る此方へでも伺おうかね。
  白岡の人気店「もちもちの木」で修業したと言い、味の系統も同じ。
  嫌がらせの様に熱熱のプースーが特徴なので、此の陽気と猫舌じゃ無理かなと思うも、
  まあ、久し振りに昔に頂いた味を再確認しに行くも悪くなかろう。
  混雑を懸念するも、駐車場、店内共に空きが有り、昔程の混雑ではないのか。
  席に腰を下ろし、卓上のメニューと、壁に貼られたメニューを眺める。
  前回は「つけ麺」を頂いたので、如何しようかと考えてみる。
  おっ、「焦がしにんにく醤油ラーメン」なんてのが有るぞ。
  大蒜を充填して、明日からの仕事に備えないとな。
  否、壁の貼り紙には「かすそば」なんてのが有るではないか。
  牛のホルモンを油でじっくりと時間を掛けて揚げ、余分な油分を抜き、肉の旨みが凝縮され、
  其れが入る事に依り、コクが増したラーメンだと言う。
  ホルモン教徒、プリン体フェチ、痛風予備軍の僕としては見て見ぬ振りは出来ない。
  良し、此れに「穂先メンマ」も加えてしまおう。
  麺の種類が太麺、細麺、極細麺から選択出来、太麺で御願いをする。
  発注を済ませ、期待にAカップの胸を膨らませて待つ。
  そして、若くて綺麗な女中さんが運んで来て呉れたラーメンは何とも馨しく薫る。
  プースーの表面は油膜が張りそうで、幕張メッセ状態。
  嘸かしチンチンに熱そうなプースーをいざ啜る。
  すると、思ったよりも熱過ぎずに適温で、猫舌の僕が至って美味しく頂け、且つ、温くないのが良い。
  以前の「もちもちの木」系列の印象は、鰹出汁がガツンと効いて、其れに伴い酸味も有る印象だったが、
  動物系の出汁が存分に効いていて、非常に円やかで奥深いコクが有り、舌にまったりと絡み付く。
  豚骨と少々の鶏ガラスープに牛の風味を加えたと言い、道理で動物系が主張していて旨い。
  無論、魚介系も確りと効いていて、動物系がコッテリへと暴走しない様に歯止めを掛けている。
  嗚呼、此のプースーは可也良いぞ。
  コクと旨味がふんだんに堪能出来る。
  コラーゲンがたっぷり含まれていると言い、椎間板ヘルニア患者は率先して摂取しないといけない。
  脂かすは表面はカリッと香ばしく、プースーに浸しておくと
  麺はと言うと、太麺とは言うものの、中太麺と言った感じ。
  ハッピー・ハンド、幸手の「水屋製麺」と言う所の物の様だ。
  しこしことした歯触りで、もっちりとした弾力が中々だ。
  そして、好物の穂先麺麻はと言うと、結構な量が入っており、嬉しくなってしまう。
  非常に柔らかく、味付けも宜しく、麦酒の摘みで頂きたい程。
  好きな物は残しておく性分で、後生大事に麺麻を残しておいたら、麺の方が先に無くなってしまう。
  最後の方は「かすそば」と言うより、「かす穂先メンマ」に成ってしまう…。
  プースーも殆どを飲み干し、足の親指に悪いと知りつつも、如何も堪え性が無くて。

~御負け~
店から程近い「伊奈町制施行公園」の薔薇園の薔薇。
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