続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「元祖ベジポタつけ麺 えん寺」【池袋】

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 ◎「ベジポタ煮干じめつけ麺」八〇〇円

 …此処数日、急に気温が上昇し、すっかり真夏の陽気。
  毎日、真夏日を記録し、今日の予想は熊谷で三〇度、酷暑日だと言う。
  三〇度で猛暑日だなんて、そんな悠長な事は言って居られない。
  其の所為か、仕事中の体力の消耗が激しく、より一層、疲労し易い。
  昨日に引き続き、蒸し暑い満員電車に押し込められ、汗だくで池袋に辿り着く。
  もう、暑さだけは本当、勘弁…。
  寒いのは幾ら寒くても良いが、暑いのばかりは駄目。
  第一、汗を少しでもかくのが大嫌い。
  そんな中でも、冷房が大して効いていない劣悪な環境の中で、黙々と作業に邁進する。
  同僚の方々と三人して、少し動いただけで汗が噴き出しそうな中で労働する。
  十三時に成り、此の暑さから抜け出すべく、外に出て、昼御飯を摂ろう。
  昨日は「居酒屋 河童天国」で「生姜焼き定食」を頂いたが、今日は余所を当たろう。
  同僚の方々に訊いても、此れと言う候補が出ず、僕の希望を通させて貰おう。
  即ち、ラーメン、つけ麺だ…。
  五月二日に初めて訪れた、四月五日に新規開店したばかりの此方。
  其の時、券売機に近日発売予定としてあった煮干しを使用したつけ麺が有るのを期待して…。
  店に着けば、店外に行列こそ無いが、木戸を開けて中に入れば、数名の待ちが発生している。
  そして、券売機に向き合えば、「ベジポタ煮干じめつけ麺」なる釦に灯りが点っている。
  心の中で「良しっ!」と呟き、其の食券を購入する。
  直ぐに食券を回収され、前回の「ベジポタつけ麺」の時同様に、麺の冷盛り、熱盛りかを訊かれ、
  豚カツでヒレ、つけ麺で熱盛りを発注する人間は馬鹿だと思っている程なので、勿論、冷盛りで。
  麺の種類は「胚芽麺」と「もっちり麺」かを訊かれたが、今回は訊かれない。
  一体、どちらなんだとやきもきしつつ、外で待つ様に言い付けられるので尻尾を巻いて退散…。
  真夏の陽射しの中、汗ばみ乍ら待ち、五分程で店内に戻され、更に五分程で漸く着席。
  透かさず冷水を注ぎ、グイッと一気に飲み干し、身体の冷却作業に努める。
  程無くして、麺の皿を手渡され、つけ汁の器が熱いからと、カウンターに配置して呉れる。
  見た感じは、通常の「ベジポタつけ麺」と大差無い気がする。
  麺はと言うと、「胚芽麺」ではなく、「もっちり麺」である事が判明。
  此処で気付き、無料で出来る大盛りをし忘れ、激しく落ち込んでみる…。
  暑さの所為でヴォーっとして、券売機で釦を押し忘れた様だ。
  気を取り直し、其の「もっちり麺」を手繰り、つけ汁にどっぷりと浸して啜る。
  肝心の煮干しの風味は決して強くなく、微かに感じる程度で、突出はしていない。
  通常のつけ汁は、豚骨、鶏ガラをとろみが出る迄炊き込み、鰹、鯖、煮干し、海老、他数種類で出汁を取り、
  更に、より奥深い甘味を出す為に、独自の野菜ペーストを合わせていると言うが、
  此の「ベジポタ煮干じめつけ麺」の場合は、其の煮干しの比率を高めているのだろうか。
  魚介の味わいは感じられるが、煮干しに限って言うと、存在感は余り無い。
  「ベジポタつけ麺」と同一価格だから未だ良いが…。
  無論、オムロン、十分に美味しく、池袋の中では最上位の部類には入ると言って良かろう。
  麺は、「胚芽麺」よりもやや細目で、色も白く、ツルツルとした口当たりが特徴。
  腰や弾力は強いと言う程ではないが、其の名の通り、もっちりとした感じは味わえよう。
  具で秀逸なのが叉焼だ。
  トロットロに蕩ける味わいの物が二枚入り、赤身の部位はムニッとしている。
  麺麻は細目の物で、他には海苔が入り、つけ汁には水菜が浮かぶ。
  〆は、卓上の「和風割りスープ」と書かれたポットを注ぎ、普段はしないスープ割りをし、
  素材から溢れ出た出汁の旨味を堪能し、汗だくで御馳走様。