続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「上州山賊麺 大大坊」【高崎】

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◆「上州山賊麺 大大坊」【高崎】

 ◎「つけ麵」七五〇円+「大盛」無料

 …もう、暑くて駄目!
  毎晩、窓を開けないと眠れない程で、掛布団も要らない。
  熱帯夜で寝苦しく、況してや夜間頻尿の所為で、寝床に入ってから一時間程で起き、
  雪隠に行き、膀胱を軽くして、再度寝入るが、当然、ぐっすりとした熟睡は無理だ…。
  毎朝の事だが、寝起きは頗る悪い。
  寝起きが一日で一番ぐったりしている様な気さえする…。
  身支度をし乍ら汗ばむ様な陽気で、駅迄歩いただけでヴェタヴェタだ。
  何時もの満員電車とは違い、下りの電車に乗車し、上野国は高崎へ出掛ける。
  少し北へ向かうも、暑さは変わらないな…。
  同僚の方と合流し、仕事に雪崩れ込む。
  腕捲りをして仕事に取り組むが、冷房も大して効いていない蒸し暑い劣悪な環境なので、
  体力を見る見る内に吸い取られ、忽ちに疲労困憊に陥る。
  嗚呼、真ん中もっこり水曜日だが、体力は可也奪われている…。
  十三時に成り、休憩を挟むべく、昼御飯を摂る事にする。
  僕と同じく腕白な同僚の方なので、似非「ラーメン 二郎」メニューの有る「麺処 湊生」が良かろう。
  暑い中を歩いて出掛け、店に着き、店外の券売機で食券を購入する。
  先週も頂いた「味噌まぜそば」にするべく、「限定麺」の食券を購入し終わると、
  中から何時もの若い女性店員が飛び出して来る。
  何でも、相当な混雑の様で、可也の待ちが発生すると告げられる。
  扉の隙間から店内を覗けば、普段はラーメンなんぞ食べない様な、ゆとっている世代が大勢居る。
  何なんだ!ラーメンバブルが訪れたのか!?
  仮に待ち時間が少なくても、こんな劣悪な環境では美味しく頂ける筈が無いので、
  丁重に御断わりし、返金して貰い、他を当たる事にする。
  次の目的地は、一度だけ訪れた事の有る「らーめんや なかじゅう亭」へ。
  然し、暖簾は出ているものの、「準備中」の木札がぶら下がっている。
  生憎の定休日の様で、ショック、ショック、ヴァージンショック!
  最後の砦は、此れも一度だけ訪れた事の有る此方。
  店に着くと、此方も結構混雑している様だが、カウンター席に二席の空きが有り、事無きを得る。
  メニューを眺め、前回は「山賊麺」だったので、今回は「つけ麺」にしようと早々に決定。
  が、混雑の所為か、注文は待つ様に制され、暫く、ヂッと冷水を呷って待つ。
  火照った身体に冷えた水は、砂漠に雨が降るかの様に染み渡って旨い。
  一〇分弱で漸く発注が出来、麺の量が大盛りに無料で出来ると言うので御願いする。
  目の前が厨房で、店主との距離も近く、却って緊張してしまいそうな程。
  其れから更に一〇分強の後、つけ麺が差し出される。
  海苔の上に柚子胡椒が乗っているので、其れを溶かして味を変えて食べる様に促される。
  先ずは普通に麺を手繰り、つけ汁に浸して啜ろう。
  つけ汁は魚介、茸、鶏で出汁を取っている言い、粘度は無く、サラサラしている。
  味はと言うと、僕の舌が馬鹿なのか、やや苦味が感じられる。
  茸が入っているからだろうか。
  鶏ガラの円やかさ、魚介の風味は感じるが、「山賊麺」の方がプースーが濃厚な気がする。
  麺は、「山賊麺」は縮れの効いた平麺の様な印象だったが、つけ麺の場合は中細麺と言った感じ。
  ポキポキと言う腰が感じられ、スルスルと入って来るのが心地好い。
  つけ汁には具として、細く刻まれた叉焼が入るが、具は其れだけ。
  「山賊麺」は確りとした叉焼、穂先麺麻が付くだけに、此れは割高感は否めない。
  無論、麺を大盛りにしては貰っているが…。
  後半はつけ汁に柚子胡椒を溶かして頂く。
  「ハウス食品」の「柚子こしょう」だが、爽やかな柚子の香りとピリッとした青唐辛子の辛さが良い。
  最後はつけ汁を全て飲み干し、次回はラーメンにしようと固く誓い、痛み止めを飲み、退店する。