続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らぁめん ほりうち」【新宿西口】

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◆「らぁめん ほりうち」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざるらあめん」一一五〇円

 …昨日。
  毎晩熱帯夜続きで、既に寝不足気味である。
  寝室に冷房設備が無いので、窓を開け放って寝ている状態。
  暑いので掛布団は剥いで寝ており、明け方は明け方で、日の出が早く成ったので、
  五時には既に眩しく、其れで早く叩き起こされ、参っちゃうよ堪んないね…。
  此の日は、夜二十二時終了予定の仕事の応援で入る為、昼からの出勤で良いと免じられているが、
  悠長にしている時間も無く、十一時前に出社して残務を熟す。
  疲れ易さ、ヘルニアも相俟って、バリバリと馬車馬の様に仕事を熟せないので、
  昔よりも時間が掛かる様に成ってしまっているので、時間を少しでも確保して充てたいところだ。
  十三時に迫ろうと言う頃、夕方からの仕事の前に、新宿に立ち寄らねば成らずに飛び出す。
  埼京線新宿駅に辿り着けば、真夏の様な灼熱の陽射しに倒れそうになる。
  さて、先ずは腹拵えかしらと、目的地を目指す。
  今晩は遅く迄掛かりそうなので、確りと栄養を充填しないと駄目だわね。
  と成ると、「らあめん 満来」で「チャーシューざる」と必然的に成りまさぁね。
  肉肉しい物を食べようと、肉盛りのメッカを目指せば、何てこったい、店外の行列も多い。
  こちとら尻カッチンなので、無駄に時間は費やせないので回避。
  そう成ると、同じ通りに在る、「らあめん 満来」の先代の弟子に当たる此方が良い。
  メニュー構成、味も変わらないにも拘わらず、比較的空いているので助かる。
  先客三名程だが、券売機で間誤付いている客が居るので苛々が募る。
  自分でも明らかに思うのだが、短気も甚だしいので、ストレスの蓄積も半端では無い。
  長生きは如何考えても無理だ…。
  券売機で何時も通りの「チャーシューざるらあめん」の食券を購入し、暫し待機。
  程無くしてカウンター席の角っ子に通され、場所が悪く食べ辛いなと思いつつも我慢。
  気は短いが、我慢する事や社会道徳は公務員以上に持ち合わせているつもりだ…。
  程無くして、二〇一二年一月六日以来、一年四ヶ月半振りの「チャーざる」と御対面。
  相変わらず、つけ汁の器から食み出さんばかりの肉塊が蠱惑的な反面、凶暴だ。
  此れは怯んだら負けで、返り討ちに遭うので、一気に立ち向かわないといけない。
  いざ、麺を手繰り、つけ汁に浸して、啜り始めよう。
  其れにしても、叉焼が邪魔で、麺を浸す余地が無い程だ…。
  つけ汁は豚骨と鶏ガラが基本と成っていると思われ、適度に油が浮いている。
  醤油ダレの切れの有る味わい、酢の酸味、七味唐辛子の辛味が、此の動物系の出汁に合わさる。
  動物系と言っても清湯系なので、諄さは無く、すっきりとして優しみの有る味わいで、
  昔乍らと言おうか、古くからの客にも未だに愛されている、本店仕込みの味なのだろう。
  酸味も適度に効いているので、此れからの季節は通りが良いだろう。
  麺は表面がツルっとして、加水率高目の平打ち麺で、ピロピロした印象が有る。
  緩やかな縮れの所為か、啜り心地が良く、するすると入って行く。
  一心不乱に、余計な事を考えずに啜ろうとするも、如何しても茶色い物体が目に入る。
  大量の肉塊だ。
  然し、此の叉焼が目当てと言って良い。
  恐らくは様々な部位が入っていると思われ、切り方、食感も区々で、其れが良い。
  噛めばホロっといとも簡単に解れ、肉の繊維が口内で感じられる。
  僕の拙い文才では伝える事が出来ないが、此方の叉焼は秀逸だ。
  赤身の部位は非常に柔らかく、脂身はトロっとして更に柔らかい。
  此れぞ煮豚と言った感じで、味付けも濃過ぎないので、此れだけ多くを頂いても平気だ。
  否、正直申せば、平気ではない。
  腹はくちいが、旨いので其れが苦にも成らず、肉の旨みを存分に堪能する事に専念する。
  久し振りに頂くのでもっと過酷を極めるかと思いきや、味が宜しいので難無く平らげられる。
  〆はつけ汁をグイッと呷り、痛み止めを服用して退店する。