続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「大勝軒 節物語 in 本厚木」【本厚木】

◆「大勝軒 節物語 in 本厚木」【本厚木】

 …昨晩。
  昨日は夕方から、日常業務を離れ、他部署の応援、請負業務で神奈川県へ。
  新宿駅から京王帝都電鉄橋本駅に出て、殿様商売のJRの相模線に乗り換え、
  単線を走って、初めて下車する上溝駅へ。
  地名で言うと、相模原市中央区らしいが、とても、「中央」と言う感じはしないが…。
  其処で同僚の方々に貸し自動車で拾って貰い、愛甲郡愛川町へと向かう。
  一体、どれだけ「愛」が溢れた街なのだろうか…。
  十七時半から業務を開始し、終了したのは二十二時過ぎ。
  其処から、宿の在る厚木へと向かい、宿に転がり込んだのは二十二時半を廻っている。
  晩御飯は各自済ます事に成るも、此の時間と言うのは僕にとっては重要なのだ。
  由美かおるが二〇時四十五分の女ならば、僕には二十二時四〇分の美女が居る。
  一言コメントでも御馴染み、「報道ステーション」の青山愛アナウンサーだ。
  一日の愉しみ、天気予報を確りと観て、核燃料棒を熱くすれば臨界寸前…。
  更に、運動コーナーの宇賀なつみアナウンサーも好きなんだよナァ~。
  そんなこんなでテレヴィヂョンに釘付けでテントを張っていると、二十三時を廻ってしまう。
  翌朝は六時起きで集合は七時と早いが、此の暑さと疲労なので生麦酒が如何しても呑みたい。
  堪らず宿を飛び出し、本厚木駅方向に歩き出し、桃色繁華街の誘惑に駆られつつ、
  中華人民共和国人の娼婦の「オニィサン、マッサージイカガデスカ?」と言う声を蹴散らし、
  麦酒が呑めて、ラーメンが啜れる店を目指す。
  昼間、さんざっぱら、肉の塊が入ったつけ麺を啜り、尚且つ、深夜の時間帯にも拘わらずだ。
  「愛川」らず、向こう見ずな中年だ。
  当ては、二〇一〇年一〇月二〇日に昼御飯と、呑んだ後に〆に、一日二回も御邪魔した此方。
  味は兎も角、「東池袋大勝軒」系なので、味の想像は出来るので、無難っちゃ無難だ…。

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 ◎「生ビール」三二〇円
 …先ずは券売機で麦酒の食券を購入し、一緒に「中華そば」の釦も押し、カウンター席に着席。
  食券を手渡し、麦酒を先に出しても良いかと問われ、無粋な事を訊くなとばかりに、
  直ぐに、取りも直さず麦酒を超特急で持って来て貰いたいね。
  超特急ではなく、準急で遣って来た麦酒は、居酒屋で言う小ジョッキ。
  まあ、三二〇円だし、況してや、生意気にも摘みも付くので文句は言えない。
  蒸し暑い中での棚卸作業で、脱水症状気味だったので、麦酒が恋しい。
  喉を大きく開き、喉ティンコ目掛けて黄金色の炭酸を浴びせ掛ける。
  嗚呼、乾いた砂漠に雨が降ったかの様だ。
  御通しは麺麻と言うのが気が利いていて良い。

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 ◎「中華そば」六八〇円
 …ルービーとメンラーで丁度一〇〇〇円と言う当たり、客の心理を突いているな。
  さて、摘みの麺麻も無くなった頃、頃合い良くラーメンが運ばれて来る。
  其のラーメンは、通常の「東池袋大勝軒」系の其れよりもロイクーだ。
  見た感じ、魚粉が多く浮かんでおり、魚介が突出している様だ。
  いざ、蓮華を取り、プースーから啜ってみる。
  思った通り、魚介の風味が濃く、一気に鼻腔、口内に押し寄せて来る。
  プースーは熱めだが、猫舌泣かせと言う程ではない。
  本家含め、魚介の味わいは抑え目に、動物系との均整を重んじている様な印象だが、
  此方の様に、魚介に特化しているのは此れは此れで旨い。
  屋号の「節物語」たる由縁だろう。
  況してや、疲労して、時刻は二十三時半に迫ろうと言うので、濃い味を欲するのか。
  失った塩分を補充するかの様に、体内に一生懸命に摂り込む。
  麦酒同様、身体に染み渡るかの様で、深夜に身体に悪い物を食べている背徳感も素敵だ。
  麺は太麺でモッチリとして、噛むとモキモキしている。
  此れがテロンテロンの病院食の様な麺では参ってしまう。
  酒の摘みとしても成立する様な確りとした麺が好きだ。
  叉焼はムチッとして、昼間の「らあめん ほりうち」には遠く及ばないが、及第点は与えられよう。
  夜中のラーメンを堪能し、宿に帰り、風呂に入り、午前零時過ぎには寝床にとっとと潜り込む…