続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざる」一二〇〇円

 …昨日。
  木曜日から、約八ヶ月振りの泊まり掛けで仕事に出掛ける。
  偶には出張も息抜きに成って良いのだが、最近はめっきり減って寂しい限りだ…。
  木曜日は愛川での仕事を二十二時過ぎ迄熟し、晩は本厚木に宿泊。
  此の日、金曜日は朝六時に起床、七時に集合し、伊勢原へと移動し、
  七時半過ぎには早くも仕事に取り掛かり、脳味噌も今一覚醒していない…。
  棚卸作業も何とか十一時には終了し、伊勢原駅迄送って頂き、池袋へと向かう。
  こう言う、眠くて疲労している時に限って、電車で座れない。
  伊勢原駅から新宿駅迄の小田原急行線の一時間強、ずっと立ち通しは堪える。
  少しでも体力を温存して、戻って仕事をしないといけないのに。
  十二時半過ぎに新宿駅にやっとこさっとこ辿り着き、国鉄に乗り換えるのだが、
  時間も時間なので、新宿の街で昼御飯を先に済ましてしまおうと考える。
  前日は「らあめん 満来」に伺うも、大行列で断念し、「らぁめん ほりうち」に伺う。
  どちらも同じ系列、系統で、況してや叉焼てんこ盛りの暴力的なつけ麺なので、
  常識で考えたら、二日続けては行かないわね。
  然し、僕はイカれているのかな、此れが行っちゃうんだよな…。
  前日は、此れから夜遅く迄の仕事なので、精を付けなきゃいけないと、
  そして此の日は、朝早くから仕事したので、其の御褒美に精を付けなきゃと、
  自己弁護をし、口実を付けるのはお手の物だ。
  さてさて、混んでいないかと警戒すれば、店外には一名のみで、後は店内の行列。
  経験上、此れならば二〇分も待てば有り付けると踏み、列に並ぶ。
  直ぐに食券を購入出来、何時も通り、「チャーシューざる」の釦を押し、ヂッと待つ。
  此方は麺の量が多く、客が食べるのに時間が掛かるので待つと思いきや、
  厨房内では丸で戦場の様に、三人が連携して、無駄一つ無く動き回っており、
  きびきびと休む暇も無い動作なので、其の分、時間的な無駄が省かれている。
  目論見通り、二〇分弱で着席出来、五分と掛からずに暴力的なつけ麺が出来上がる。
  其れにしても、毎回見る度に怯んでしまいそうな見てくれだ。
  此れは矢張り、「らぁめん ほりうち」の物よりも肉量は明らかに多いな。
  何せ、如何考えても、麺を浸す余地が全く以って無いもの…。
  其れでも麺を手繰り、肉の隙間に捻じ込む様にして麺を浸して啜る。
  つけ汁は肉の旨味が染み出し、酢の酸味と、七味唐辛子の辛味の中に、旨味が存分に詰まっている。
  全体的にはあっさり、すっきり目の部類に入るのだろうが、表面には油も浮き、
  且つ、大量の叉焼からも脂が染み出るので、啜れば唇はテッカテカに成る。
  麺はピロッとした平打ち麺で、ツルツルとして喉の通りが良いのだが、
  思いの外、つけ汁とも絡み、スルスルと勢い良く啜る。
  其れにしても、麺が乾くとくっ付き易く成り、持ち上げるのも一苦労。
  上に塗された刻み海苔も麺の水分を奪うので、余計に癒着してしまい、箸を持つ手が攣りそうになる。
  さて、大量の叉焼に取り掛かろう。
  味付けは薄目で、飽きない様に工夫がされており、そして何より、柔らかくて絶妙だ。
  「らぁめん ほりうち」の物は或る程度小さく切られているが、此方のはドカンと入っている。
  其の分、量も多く、見た目の衝撃も絶大だ。
  噛り付けば、ホロッホロに解れ、脂身はプルンとして最高だ。
  此れは一二〇〇円出す甲斐も有るってものだ。
  然し、量が多い分、前日よりも腹の張りは明白で尋常ではない。
  徐々につけ汁に染み出した叉焼の油分が、冷めて凝固して白く成って行く。
  何とか食べ終え、つけ汁も確りと飲み干し、背広のズボンの釦が弾け飛びそうになりつつ退店…。