…毎晩の熱帯夜、皆様に於かれましては、一体、如何御過ごしだろうか。
既に冷房をギンギンに点けているのだろうか。
こちとら、寝室に冷房装置が無いので、今夏は大枚叩いて設置しないと駄目だと思う今日此の頃…。
掛布団も掛けると言うよりは、身体に接している程度で、寝冷え如何こうと言う心配迄はしない。
何せ、暑いんですもの。
御負けに牛蛙は五月蠅いし…。
今朝も大して熟睡出来ていない状態で目覚めれば、ぐったり感は満載だわね。
高血圧なのに、如何してこうも寝起きが悪いかね。
二〇分掛けて現の世界に戻り、簡単な朝食を食べ、痛み止めを服用し、身支度を整え、
今日も今日とて、蒸し暑い満員電車に押し込まれて出掛ける。
毎朝の地味な遅延に巻き込まれ、池袋駅には五分強の遅れで到着。
最初から、朝の時間帯は五分遅れの定刻にすれば良いのに…。
朝一で残務を熟したり、打ち合わせをしたりの後、正午には移動を開始する。
大井町へと向かい、十三時前に到着し、直ぐ様、仕事に取り掛かる。
急を要する作業が一段落し、十三時半過ぎに昼休憩を挟む。
独りで向かうと成れば、此方と相場が決まっている。
薄暗い路地裏に入れば、直ぐに此方が見え、扉が開け放たれ、入り易い環境に成っている。
先客は一名のみで、券売機で何時もの「小ラーメン」の食券を購入し、
冷水を汲み、狭い店内を蟹歩きで進み、カウンター奥の席に着席する。
食券を差し出し、冷水を呷り、朝からの疲労を癒すべく、ホッと一息。
ふと、厨房内を覗き、先客のラーメンの調理工程を眺める。
前回に続き、俎板の上の切られた豚を見て、今回も確信する。
今日の豚も、出来栄えは良いと…。
其れから一〇分足らずでトッピングを訊かれ、「野菜、大蒜で」と告げ、丼を受け取る。
こんもりと盛り上がった野菜の山が中々の聳え具合だ。
今回は卓上の醤油ダレを掛けず、我慢してみる。
此の所、ずっとラーメンが続いており、流石に塩分の過剰摂取で血圧も鰻登りだろうと、
少し弱さを出し、自重して止した僕を、如何か、「糸瓜野郎!」と口汚く罵って頂いて構わない…。
さて、蓮華の備えが無いので、敢えて貰う事はせず、丼を慎重に持ち上げ、傾け、プースーを啜る。
醤油ダレが只でさえ十分に幅を利かせているので、随分とロイクーだ。
ガツンと、醤油ダレの塩気、甘辛さが伝わり、松田聖子宜しく、ヴィヴィヴィと舌を撃ち抜く。
微乳化傾向から、最近はややすっきり傾向で、開店当初の味わいに近い気がする。
嗚呼、染み渡るナァ~。
野菜は言わずもがな、シャキシャキとクタクタの絶妙の茹で加減。
プースーも適度に吸い、味が染み込んで旨い。
野菜嫌いの僕が、黙々と食べ進めてしまう程。
麺を引っ張り上げれば、此れ又、プースーが存分に纏わり付き、ロイクー極まりない。
丸で、ソース焼き蕎麦の様な色をしている。
店舗の二階で打たれる自家製麺で、低加水なので、プースーが絡み易いのだろうな。
表面はざらつきが有り、ムッチムチの弾力が堪らない。
麺自体に旨味が有ると言うか、食感も含め、実に面白味の有る麺だ。
さてさて、懸案の豚だ。
大小取り混ぜ、四、五切れの豚が入るが、うん、今回も当たりの部類だ。
端肉の部位は硬さ、パサつきは仕方無いが、全体的にホロっと解れる秀逸な物だ。
旨味も凝縮され、プースーに浸せば殊更に旨さが増す。
勿論、大蒜の刺激的な味わいも、旨さを助長させて呉れている。
週末を前に、もう一踏ん張り出来るだけの活力を得られ、英気を養う。
店内が暑過ぎて苦痛を受ける事も無いしね…。
既に冷房をギンギンに点けているのだろうか。
こちとら、寝室に冷房装置が無いので、今夏は大枚叩いて設置しないと駄目だと思う今日此の頃…。
掛布団も掛けると言うよりは、身体に接している程度で、寝冷え如何こうと言う心配迄はしない。
何せ、暑いんですもの。
御負けに牛蛙は五月蠅いし…。
今朝も大して熟睡出来ていない状態で目覚めれば、ぐったり感は満載だわね。
高血圧なのに、如何してこうも寝起きが悪いかね。
二〇分掛けて現の世界に戻り、簡単な朝食を食べ、痛み止めを服用し、身支度を整え、
今日も今日とて、蒸し暑い満員電車に押し込まれて出掛ける。
毎朝の地味な遅延に巻き込まれ、池袋駅には五分強の遅れで到着。
最初から、朝の時間帯は五分遅れの定刻にすれば良いのに…。
朝一で残務を熟したり、打ち合わせをしたりの後、正午には移動を開始する。
大井町へと向かい、十三時前に到着し、直ぐ様、仕事に取り掛かる。
急を要する作業が一段落し、十三時半過ぎに昼休憩を挟む。
独りで向かうと成れば、此方と相場が決まっている。
薄暗い路地裏に入れば、直ぐに此方が見え、扉が開け放たれ、入り易い環境に成っている。
先客は一名のみで、券売機で何時もの「小ラーメン」の食券を購入し、
冷水を汲み、狭い店内を蟹歩きで進み、カウンター奥の席に着席する。
食券を差し出し、冷水を呷り、朝からの疲労を癒すべく、ホッと一息。
ふと、厨房内を覗き、先客のラーメンの調理工程を眺める。
前回に続き、俎板の上の切られた豚を見て、今回も確信する。
今日の豚も、出来栄えは良いと…。
其れから一〇分足らずでトッピングを訊かれ、「野菜、大蒜で」と告げ、丼を受け取る。
こんもりと盛り上がった野菜の山が中々の聳え具合だ。
今回は卓上の醤油ダレを掛けず、我慢してみる。
此の所、ずっとラーメンが続いており、流石に塩分の過剰摂取で血圧も鰻登りだろうと、
少し弱さを出し、自重して止した僕を、如何か、「糸瓜野郎!」と口汚く罵って頂いて構わない…。
さて、蓮華の備えが無いので、敢えて貰う事はせず、丼を慎重に持ち上げ、傾け、プースーを啜る。
醤油ダレが只でさえ十分に幅を利かせているので、随分とロイクーだ。
ガツンと、醤油ダレの塩気、甘辛さが伝わり、松田聖子宜しく、ヴィヴィヴィと舌を撃ち抜く。
微乳化傾向から、最近はややすっきり傾向で、開店当初の味わいに近い気がする。
嗚呼、染み渡るナァ~。
野菜は言わずもがな、シャキシャキとクタクタの絶妙の茹で加減。
プースーも適度に吸い、味が染み込んで旨い。
野菜嫌いの僕が、黙々と食べ進めてしまう程。
麺を引っ張り上げれば、此れ又、プースーが存分に纏わり付き、ロイクー極まりない。
丸で、ソース焼き蕎麦の様な色をしている。
店舗の二階で打たれる自家製麺で、低加水なので、プースーが絡み易いのだろうな。
表面はざらつきが有り、ムッチムチの弾力が堪らない。
麺自体に旨味が有ると言うか、食感も含め、実に面白味の有る麺だ。
さてさて、懸案の豚だ。
大小取り混ぜ、四、五切れの豚が入るが、うん、今回も当たりの部類だ。
端肉の部位は硬さ、パサつきは仕方無いが、全体的にホロっと解れる秀逸な物だ。
旨味も凝縮され、プースーに浸せば殊更に旨さが増す。
勿論、大蒜の刺激的な味わいも、旨さを助長させて呉れている。
週末を前に、もう一踏ん張り出来るだけの活力を得られ、英気を養う。
店内が暑過ぎて苦痛を受ける事も無いしね…。