続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 湊生」【高崎】

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◆「麺処 湊生」【高崎】

 ◎「温野菜つけ麺」七〇〇円+「中盛」無料

 …金曜日。
  永い一週間も、やっとの思いで金曜日へと漕ぎ着ける。
  歳を取ったら、もっと時間の経過が早く感じられるのかと思いきや、
  ところがどっこい、どっこいしょーいち、果てし無く永く感じられるのは如何してだろう…。
  疲労が抜け切らず、どんどん蓄積されて行く感じで、身体も鉛の様に重たい。
  毎夜の熱帯夜と、牛蛙の五月蠅さ、夜間頻尿で熟睡とは程遠く、余計に疲労するわね。
  金曜日とも成ると、寝起きの悪さは半端では無い。
  目覚ましの音が、夢なのか現実なのか、其の判別をするのに時間が掛かる。
  慌てて枕元の囂しい携帯電話を止め、暫し、二度寝しそうに成りつつもヴォーっと過ごす。
  二〇分掛けて漸く現実に引き戻され、身支度を整えて出掛ける。
  此の日も、何時もの様に電車の遅延に巻き込まれ、一層、気持ちも重たくなる。
  東海道線の人身事故で、高崎線迄迸りを喰うのは止して貰いたい…。
  高崎駅には何とか一〇分遅れで到着するも、すっかり疲弊し切ってしまう。
  同僚の方と合流し、其れでも仕事はちゃんと熟すわさ。
  切りも付いた所で、十三時に昼休憩を挟む事にする。
  選択肢も少ないので、本意ではないが、無難に毎度の此方で我慢する。
  群馬県と言うのは、一世帯当たりの自動車保有台数が日本一で、自動車での移動が主の為、
  駅前に有名店、旨い店は少なく、街道沿いや辺鄙な所に在る場合が多い様に感じる。
  群馬県の交通の要所・高崎駅周辺でさえ、こんな状況だが、まあ、致し方有るまい。
  店頭の券売機で、今回は今迄頂いた事の無い「温野菜つけ麺」の食券を購入し、店内へ。
  前回、五月二十二日に訪れた際は、銀行の取り付け騒ぎの様な混雑で、入るのを諦めた程だったが、
  此の日も店内は満席で、暫し、御預けを喰う。
  此の混み具合、此方に一体、何が起きたのだろうか…。
  一〇分程で席に案内され、食券を手渡し、麺の量は中盛りで御願いする。
  冷水を呷り、火照った身体を冷やし、更に一〇分程でつけ麺登場。
  麺の上には、「ラーメン 二郎」宜しく、こんもりとした野菜と叉焼が盛られている。
  此れ等をつけ汁に全て投入したら、いざ、頂こうかしらね。
  つけ汁は、通常の「つけ麺」は濃厚魚介系豚骨だが、此方は甘酸っぱい。
  そう、「東池袋大勝軒」系のあの味だ。
  何せ、「茨城大勝軒」系列だしな。
  まあ、其れ以上は言いますまい…。
  麺は表面がツルツルで、噛むとモッチリとした弾力が中々に素敵だ。
  つけ汁とは絡み辛いが、喉越しが良いので、今の様な真夏には持って来いだ。
  柚子の風味も時折感じられる。
  野菜は、「角ふじラーメン」で頂く時は、茹で時間の短いバリバリとした歯触りだが、
  つけ汁に浸していた所為か、ルーシーを吸って軟らかく成っている。
  叉焼に関しても、「つけ麺」や「角ふじラーメン」で頂く時は臭味やパサパサ感が際立ったが、
  此れもルーシーに浸した所為か、むっちりとした噛み応えで及第点。
  麺の水切りが甘い等、注文を付けたい所は有るが、まあ、こんな所だろう…。