続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「元祖ベジポタつけ麺 えん寺」【池袋】

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 ◎ 「ベジポタ煮干じめつけ麺」八〇〇円+「大盛」無料

 …嗚呼、今週は一気に精神的に混乱を来たしてしまった。
  まさか、昨日、あんな爆弾が投下されるとは…。
  其れ以降、気も漫ろで浮き足立ち、仕事にも今一身が入らず、心此処に在らずで、
  夜は夜で余計に眠れず、夜中に何度も雪隠に起きるし、踏んだり蹴ったりだ。
  予告しておくが、此の駄ブログの更新は明らかに減るであろう。
  ラーメンを食べる事も殆ど無くなるであろう。
  そして、僕自身も、著しく疲弊する事だろう…。
  前置きはさて置いて、今は今で、今現在を確りと生きなければ成らない。
  大した睡眠も摂れない中、寝起きの悪さは言う迄も無く、気分も相俟って死にたくなる。
  丁度、左胸に痛みも有るし、背中も痛く、左肺の癌かも知れないとさえ思う。
  とは言え、直ぐに鬼籍に入る事も出来ないので、今日も今日とて、仕事と言う名の戦場へ。
  満員電車に押し込められ、毎度の地味な遅延に巻き込まれ、一層、ストレスを倍加させる。
  池袋へ数分遅れで辿り着き、もっこり木曜日とも成れば、ぐったりと疲労感は募る。
  仕事に突入し、残務を熟し、彼是と準備をし、あっと言う間に十二時半を廻る。
  午後から外出の予定の為、其の儘、昼御飯も兼ねて飛び出す。
  此処数日、先週末のハッスルの皺寄せと、昨日来の食欲の減退で安価に済ませているが、
  今日は何だか、ガッツリと、パンチの効いた物を頂きたい。
  偶には池袋の北口、西口界隈を彷徨ってみる。
  何処も帯に短し襷に長しで、此れと言う店が無い。
  桃色繁華街に惹かれつつも飲食店を探す。
  結局、魅惑的な店は見付からず、此処最近の北口に於けるお気に入りの此方に落ち着く。
  運良く行列は無く、店に入り、食券を購入して直ぐに着席出来る。
  今回も、前回に続いて「ベジポタ煮干じめつけ麺」にし、今回は確りと無料の大盛りにする。
  食券を手渡すと、麺は「もっちり麺」での提供になる旨を告げられ、冷盛りで御願いする。
  乱暴な言い方をするならば、つけ麺で冷盛り以外は有り得まい。
  熱盛りは食べようとも思わないな…。
  茹で時間に一〇分掛かると貼り紙に有るので、ゆっくりと冷水を味わう様にして身体を冷却する。
  さて、時間通りにつけ麺が出来上がる。
  「胚芽麺」ではないので、色は黄色を帯びており、此れを手繰り、つけ汁に浸して啜る。
  前回も感じたが、煮干しの風味は強くなく、寧ろ、余り感じないと言って良い程。
  通常のつけ汁は、豚骨、鶏ガラをとろみが出る迄炊き込み、鰹、鯖、煮干し、海老、他数種類で出汁を取り、
  更に、より奥深い甘味を出す為に、独自の野菜ペーストを合わせていると言うが、
  此の「ベジポタ煮干じめつけ麺」の場合は、其の煮干しの比率を多少高めている程度なのか。
  やや酸味を感じるも、出汁の効いたとろみが強いので、薄っぺらい酸っぱさは無く、
  重厚で濃密な味わいが有り、味の奥行きも深いと言えよう。
  池袋に於いて、相当、ラベル、もとい、レヴェルが高い。
  麺は其の名の通り、もっちり感を売りにしており、ツルっとして居乍らも、
  食べ応えの有る太さ、力強い腰と強靭な弾力、確りと為された水切り、此れ等が麺の良さを引き出している。
  大盛りで三三〇グラムと言うが、啜り始めればあっという間だ。
  具は、つけ汁に沈んだ叉焼が秀逸で、むっちりとした噛み応えで、トロトロに蕩ける脂身、
  ホロっと解れる赤身が実に良く、存在感が有る。
  麺麻は特筆すべき点は無いが、つけ汁の力強さからすると、もっと極太の物でも良かろう。
  最後は卓上のポットから「和風割りスープ」を注ぎ、滅多にしないスープ割りを堪能。
  ちったぁ、ストレス解消に成ったかいな、否、成ってないな…。