続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 花田」【池袋】

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◆「麺処 花田」【池袋】

 ◎「辛味噌トマト サンシャインつけ麺」八九〇円

 …金曜日。
  一週間、怒涛の引き継ぎ業務が続き、心身共にふらふらだ。
  週の最終日、雨も相俟って気持ちも重苦しい…。
  此の日も十二時半過ぎに昼御飯を摂ろうと、傘も差さずに原宿、もとい、池袋を彷徨く。
  池袋で食事を摂る機会も無くなるので、再訪しておきたい店を当たる。
  池袋で嵌った店の代表と言えば、此方と言って良かろう。
  一時期、池袋に行った際は毎回と言って良い程に訪れた。
  最近はすっかり大行列が出来、大人気店に成ってしまったので敬遠し勝ちだ。
  最後に頂いておこうと訪れると、待ちは七人程で許容範囲内。
  券売機で食券を購入しようとすると、貼り紙が目に入る。
  おっ、期間限定の新メニューだ。
  何でも、「山手線新ご当地ラーメン決定戦」と言うのが開催される様で、
  池袋から出品している四店の中の一店が此方の様だ。
  其の名も、「辛味噌トマト サンシャインつけ麺」とな。
  此方の基本メニューの「辛味噌つけ麺」を改良、進化させた様だ。
  最後に相応しい蠱惑的なつけ麺ではないか。
  食券を購入し、女店員に手渡し、大蒜、御飯が無料で付くと言われるが、今回は自制する。
  午後から引き継ぎの挨拶が有るのでね…。
  店内で待ち、思ったよりも回転が良く、着席迄に時間も一〇分強で済む。
  冷水を呷り、グイッと飲み干す。
  堀江 淳ならば、彼奴を呑み干すのだろうが、僕は大人しく冷水だ…。
  さて、出て来たつけ麺はと言うと、此方の「辛味噌つけ麺」は頂いた事は無いが、
  赤茄子が入っていると言うだけあり、赤味が出ている感じだ。
  冷めない内に啜らないとな。
  つけ汁はと言うと、中華鍋で韮、キャベツ、玉葱等の野菜を炒め、とろみの有る鶏と豚のスープを入れ、
  赤味噌白味噌を混ぜた味噌を入れ、自家製トマトソース、生クリーム、粉チーズを投入すると言う。
  此方の基本スープはと言うと、厳選されたげんこつ、鶏ガラ、モミジを合わせて煮込んだ後、
  豚足、背脂を入れたスープに細かく切った玉葱、人参、長葱の青い部位、じゃが芋、
  出汁昆布を加え、野菜を潰し乍ら六時間以上煮込み、スープを一日冷やして完成させると言う。
  頂いてみると、ピリッとした辛味噌の味わいが感じられるのと同時に、
  確りと、赤茄子の爽やかな酸味も感じられ、何方かが害われていると言う事は無く、
  辛味噌、赤茄子、両方の味が喧嘩せずに両立されている。
  又、合法ハーブも入っているのだろうか、伊太利亜っぽさが有る。
  更には、生クリームと粉チーズが円やかさを齎して呉れる。
  麺は毎度の「三河製麺」の極太もっちり麺。
  此の麺にべっとりと、粘度の高いつけ汁が纏わり付き、此りゃ旨いわぃ。
  具は通常のつけ麺同様に叉焼と麺麻が入る。
  此の手の特別メニューでは、叉焼や麺麻が端折られる事が多いが、ちゃんと入っている点も良い。
  最後はドロッドロのつけ汁を飲み干し、是非とも定番メニューとして置いて貰いたい。
  まあ、此の先、御邪魔出来るか如何かは疑問だが…。