続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん らーめん みとや」【東武練馬】

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 ◎「つけめん」七〇〇円+「中盛」無料

 …昨晩は貴重な休日を有効活用するべく、御近所さんを誘って「生ラムジンギスカン 十勝平野」へ。
  三ヶ月振りのギスカンを大いに堪能し、日頃の憂さを晴らし、不安からの現実逃避をしてみる。
  もう、何だろう、此方の羊肉の旨さたるや、筆舌に尽くし難い。
  何せ、一々旨いんだな、此れが…。
  帰宅後は翌日の土曜日は仕事なので、ちゃんと風呂に入り、寝床へと潜り込む。
  普通、花金と言えば少し位は羽目を外したって良い日だと言うのに。
  すっかり、暮らしが変わってしまうよ…。
  最近、酒を呑むと夜中に睡眠時無呼吸症候群の様な症状を発し、呼吸が止まって死にそうに成り、
  熟睡は勿論、ちゃんとした睡眠が摂れない様な状態が続いている。
  況してや昨晩は、雪隠に四度は起きただろうか。
  酒を呑んだのと、暑いのとが重なり、水分を摂り過ぎた様だ。
  こんな状態で朝を迎えれば、当然の事乍ら、快適な寝起きと言う事は有り得まい…。
  土曜日の朝、世間様の多くは未だゆっくりと寝て居るであろう時間に起き出し、
  身支度を整え、埼京線武蔵野線東武東上線を乗り継いで仕事へと出掛ける。
  朝の陽射しが眩しく、其れが何だか余計に切なさを連れて来る…。
  慣れない仕事に雪崩れ込み、右も左も分からない状態なので、時給換算すれば三〇〇円程度だろう。
  肩書を付けるとしたら、「アルバイト見習い補佐代理」と言った感じで情け無い…。
  十二時半過ぎに休憩を取る様に促され、東武練馬の街へと出てみる。
  土地勘も無く、事前に調べた情報では、ラーメン店も殆ど無い。
  果たして、此の街で上手く遣って行けるだろうか甚だ心配だ…。
  調べた中で、最も真面そうな此方を、何の気無しに突撃してみる。
  店内に入ると、カウンター席のみ九席で、先客は五人程が居る。
  入った途端、モワッとした熱気が押し寄せ、冷房が余り効いていない様だ。
  こちとら、異常な迄の暑がりで汗っかきなので、踵を返して出ようと思うも、そんな勇気も無く、
  促される儘、店内奥から三番目の席に腰掛ける。
  メニューを眺めると、「つけめん」が先頭に記されているので、此れが一押しなのだろう。
  麺の量は中盛り迄が同一価格と言うので、「つけめん、中盛りで」と発注をする。
  其れにしても暑く、直ぐ様、立て続けに冷水を呷り続ける。
  冷房の風の流れを探し出し、其処に身体を宛がう様にして涼を取る。
  火照りも落ち着き、目の前の厨房内での店主の調理工程をぼんやりと眺める。
  つけ汁の器には醤油ダレ、透明の液体は油だろうか、そして白い粉は旨味調味料だろうか、
  其れ等を投入し、具を投入し、茶褐色のプースーを寸胴から注ぎ入れる。
  麺は奥様と思しき女性が冷水で〆、其れを店主が丼に盛り付けて行く。
  そして、目の前につけ麺が差し出される。
  時間も無いので早速頂こう。
  麺を手繰り、つけ汁に浸せば、粘度は全く感じられないシャバシャバ系。
  一口目を啜ると、ん!?味が少々薄いかしら。
  全体を撹拌し、二口目を啜れば、先程よりは幾らかは味が濃く成る。
  魚介豚骨で、気持ち魚介が強めだろうか。
  分かり易く喩えるなら、「東池袋大勝軒」系のつけ汁から甘酸っぱさを抜いた感じ。
  徐々に塩気も感じられ、さっぱりとはしているが、適度な油っぽさも感じられる。
  そうかと言って、コッテリしているとか、諄いとか言う感じはせず、何だか不思議なつけ汁だ。
  麺は自家製麺だと言い、並盛りは二五〇グラム、中盛りは三五〇グラムと言う。
  中太で茹で加減はやや軟らか目で、ツルツルとした喉越しの良さは有るが、
  強靭な腰が効いているとか、モッチリとした力強い弾力が有ると言う感じではない。
  つけ汁の器の底に沈んだ叉焼は、其れこそ「東池袋大勝軒」系の様な硬めだが、
  長らく沈めておくと軟らかさも感じられ、量も結構たっぷりと入っている。
  他には麺麻、海苔が入り、此れで茹で玉子半個が入って甘酸っぱかったら「東池袋大勝軒」だな。
  と言う事は、「らーめん」の方が期待が持てるのだろうか。
  再訪は如何かな…。