◎「ロースカツカレー」七〇〇円＋「チーズ」一八〇円＋「四〇〇グラム」一〇〇円
…昨日。
日曜日で、世間様が休日を満喫していようとも、朝早く起きて仕事だ。
如何も、此の暮らしに慣れるには時間が掛かりそうだ。
仕事はと言えば、全く畑違いと言うか、未経験の業種に配属されたので、
全く知らない事、分からない事、今迄の認識と違っている事が多く、戸惑う事ばかり。
知らなくて当然なのだが、知らない自分が悪いかの様に思えて来る。
妄想かも知れないが、教える側は自分は全て熟知している上で知らない人間に教えるので、
心の中で、「如何してこんな事も知らないの！？」、「如何してこんな事も出来ないの！？」、
そう思いつつ教えている様に感じられ、正直、心が折れそうだ。
斯く言う僕も、未経験者に教える時にそう感じた事は否定しない。
上長なら兎も角、アルバイトにもそう思われているのかと思うと、生きているのが辛いわ…。
此れ迄に培って来た経験や手法、全てが覆された様な感じで、心のざわつきが止まらない。
そんな中、十四時半過ぎに漸く昼休憩を宛がわれ、大きな溜息を吐き出す為に外へ出る。
屋内に居ては此の儘、押し潰されそうで怖い…。
然し、東武練馬の街に来たのも此の日で四日目だが、蠱惑的な店が殆ど無い。
土曜日は「つけめん らーめん みとや」と言う店を訪れるも、次なる一手が見付からない。
と言う訳で、チェーンの飲食店の中で好きな此方を久し振りに訪れてみる。
「ケンタッキーフライドチキン」と此方のカレーは時折、無性に食べたくなる。
がっくりと項垂れ、肩を落とし、店内に入り、カウンター席に腰掛ける。
丸で、陽炎の様にゆらゆらと、ぼんやり揺れていたに違いない…。
メニューを捲るも、御決まりの「ロースカツカレー」に「チーズ」を加えよう。
そして、自棄喰いと言うか、ストレス解消の為、御飯の量を大盛りにする。
食欲は余り無いが、押し込む様にして、全てを飲み込んでやろうと言う寸法だ。
程無くして出て来たカレーに、卓上の福神漬けをたっぷりと皿の縁に配し、食べ始める。
此方のカレーは矢張り旨いな。
別段、吃驚する様な事は無いのだが、不変的な安定した美味しさが有る。
サラッとしたルウにチーズが蕩け、円やかで滑らかなコクを付加して呉れる。
此方のカレーを頂くに当たり、チーズを入れないなんて有り得ない。
丸で、クリープを入れない珈琲を飲むかの様で、僕ぁ嫌だね。
ロースカツは冷凍食品だが、此方の物には一目置いているが、今回のは少々硬めだ。
亜米利加合衆国産、墨西哥合衆国産の豚肉との事だが、偶さか外れだっただけだろう。
ポリポリとした福神漬けも良く、真っ赤な物も良いが、此方の福神漬けは旨い。
四〇〇グラムの白米を、溜息混じりに頬張り、嫌な事を少しでも忘れよう。
ともすると、知ってる顔に会ったら泣き出してしまいそうな心持ちだ…。
日曜日で、世間様が休日を満喫していようとも、朝早く起きて仕事だ。
如何も、此の暮らしに慣れるには時間が掛かりそうだ。
仕事はと言えば、全く畑違いと言うか、未経験の業種に配属されたので、
全く知らない事、分からない事、今迄の認識と違っている事が多く、戸惑う事ばかり。
知らなくて当然なのだが、知らない自分が悪いかの様に思えて来る。
妄想かも知れないが、教える側は自分は全て熟知している上で知らない人間に教えるので、
心の中で、「如何してこんな事も知らないの！？」、「如何してこんな事も出来ないの！？」、
そう思いつつ教えている様に感じられ、正直、心が折れそうだ。
斯く言う僕も、未経験者に教える時にそう感じた事は否定しない。
上長なら兎も角、アルバイトにもそう思われているのかと思うと、生きているのが辛いわ…。
此れ迄に培って来た経験や手法、全てが覆された様な感じで、心のざわつきが止まらない。
そんな中、十四時半過ぎに漸く昼休憩を宛がわれ、大きな溜息を吐き出す為に外へ出る。
屋内に居ては此の儘、押し潰されそうで怖い…。
然し、東武練馬の街に来たのも此の日で四日目だが、蠱惑的な店が殆ど無い。
土曜日は「つけめん らーめん みとや」と言う店を訪れるも、次なる一手が見付からない。
と言う訳で、チェーンの飲食店の中で好きな此方を久し振りに訪れてみる。
「ケンタッキーフライドチキン」と此方のカレーは時折、無性に食べたくなる。
がっくりと項垂れ、肩を落とし、店内に入り、カウンター席に腰掛ける。
丸で、陽炎の様にゆらゆらと、ぼんやり揺れていたに違いない…。
メニューを捲るも、御決まりの「ロースカツカレー」に「チーズ」を加えよう。
そして、自棄喰いと言うか、ストレス解消の為、御飯の量を大盛りにする。
食欲は余り無いが、押し込む様にして、全てを飲み込んでやろうと言う寸法だ。
程無くして出て来たカレーに、卓上の福神漬けをたっぷりと皿の縁に配し、食べ始める。
此方のカレーは矢張り旨いな。
別段、吃驚する様な事は無いのだが、不変的な安定した美味しさが有る。
サラッとしたルウにチーズが蕩け、円やかで滑らかなコクを付加して呉れる。
此方のカレーを頂くに当たり、チーズを入れないなんて有り得ない。
丸で、クリープを入れない珈琲を飲むかの様で、僕ぁ嫌だね。
ロースカツは冷凍食品だが、此方の物には一目置いているが、今回のは少々硬めだ。
亜米利加合衆国産、墨西哥合衆国産の豚肉との事だが、偶さか外れだっただけだろう。
ポリポリとした福神漬けも良く、真っ赤な物も良いが、此方の福神漬けは旨い。
四〇〇グラムの白米を、溜息混じりに頬張り、嫌な事を少しでも忘れよう。
ともすると、知ってる顔に会ったら泣き出してしまいそうな心持ちだ…。
