続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん らーめん みとや」【東武練馬】

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 ◎「メンマラーメン」八〇〇円+「中盛」無料

 …昨日。
  今年も、殺人光線が容赦無く降り注ぐ季節と成った。
  花粉症の時期と並んで、一年で最も人間らしさを失い、生きた心地のしない季節…。
  出来る事なら、冷房の効いた部屋から一歩も外へ出たくはない。
  少し動いただけで汗が間欠泉の様に止め処無く噴き出し、瀧の様に流れ落ちる。
  此の不快感と来たら、此の世の生き地獄だ。
  夏が好きとか言う人の精神状態、趣味趣向はさっぱり理解出来ない。
  と言うか、理解もしたくないし、分かり合える事は一生無い。
  此の世に夏が存在する限り…。
  暑さへの愚痴も済んだ所で、話は遡って昨日。
  水曜日、木曜日休みの僕からしたら、火曜日は週末だ。
  「花金」ならぬ、「花火」だ。
  「ハナビ」じゃなくて、「ハナカー」だ。
  土日休みよりも、一週間が早く感じられ、良いのやら悪いのやら…。
  不慣れな業務で、毎日、覚える事が多く、必死で藻掻いているからだろうか。
  此の日も十三時からの出勤なので、早目に現地に到着し、昼御飯を先に済ます。
  毎度記して恐縮だが、本当、飲食店の選択肢が尽きた。
  「カレーハウス CoCo壱番屋」に関しては、二週間で既に三回も訪店している。
  此の状況から御察し頂きたい…。
  さて、僕にとっての週末なので、最後の踏ん張りをする為にも、パーッと行きたい。
  東武練馬駅近辺で数少ないラーメン専門店の此方へ、二度目の訪問を果たす。
  前回は六月二十九日に「つけめん」を頂いたが、今回はラーメンと決めている。
  糞暑くても、此方に関してはラーメンの方が旨いだろうと言う確信が有るからだ。
  正午の少し前に店に入れば、前回よりも冷房が効いており、効きの良さげな場所を確保し、
  カウンター席に腰掛け、一応、メニューを眺めてみる。
  普通の「ラーメン」でも良いのだが、どうせなら、もう少し奮発したい。
  と言う訳で、「メンマラーメン」を発注し、無料の麺の中盛りも御願いする。
  冷水を立て続けに呷り、汗を拭い、ホッと一息。
  其れにしても、体温を超える気温に気が違いそうになる…。
  厨房内からの湯気の熱気を感じつつ、十五分弱でラーメンが遣って来る。
  前回頂いた「つけめん」の印象として、甘酸っぱくない「東池袋大勝軒」系と感じたが、
  此れが「ラーメン」に成ると、もっと似た印象だ。
  鳴門と茹で玉子半個は入っていないが。
  蓮華で先ずはプースーから一啜り。
  プースーの表面は油が多目で、魚介の味わいが強くは無いが、主張を感じる。
  冷房の風を受け、プースーの表面の油や魚粉が凝固し、ギラギラと膜を張って行く。
  「つけめん」よりも明らかに「東池袋大勝軒」系度合いが高いが、やや薄目か。
  麺は自家製麺で、中太の真っ直ぐな物。
  噛むとプツッと千切れる食感が良く、モチッと、プリッとして、粉の風味も感じられる。
  ラーメンの中盛りは、つけ麺と違って結構多く感じられる。
  麺麻は取り立てて際立った特色は無いが、量もたっぷり入っている。
  麺麻を一口食べてから麺を啜り、御数と白米の様な関係で食べ進めても、麺麻の方が余る位。
  叉焼はたっぷり目のプースーに浸しておけば、ホロンホロンに解れる軟らかさ。
  分厚くはないが、二枚入るのは嬉しい。
  汗だくで完食し、最早、風呂上がりの様な状態で、腰の痛み止めを服用し、会計を済ませ、
  狂った様な暑さの屋外に出れば、即座に日射病で搬送されそうだ…。