続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 てつ蔵」【東武練馬】

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◆「つけ麺 てつ蔵」【東武練馬】

 ◎「醤油つけ麺」七〇〇円+「大盛」無料

 …昨日。
  嗚呼、毎日辛いね…。
  「からい」じゃなくて、「つらい」ね。
  新しい部署に異動に成ってから、約一ヶ月経つが、何だか駄目だね。
  大きな異動が初めてと言うのも有るが、全くの専門外なので未だに戸惑っている。
  向こうからは、全くの未経験の人間が来た事に対して、面倒臭いと言う空気が感じられるし、
  僕は僕で、分からない事だらけで、怒られる事が多く、其れを恐れて萎縮してしまう。
  双方に微妙な雰囲気が満ちており、人間関係の難しさも痛感している。
  出来る事なら、舌を噛み切って自害したい…。
  月曜日の晩は午前零時半前に、精神的に襤褸襤褸で帰宅し、撫で肩の肩も落ち、溜息しか出ない。
  土用の丑の日なので、せめて体力だけでも付けようと鰻を頂くも、心は元気に成らないわね。
  奈落の底に落ちた状態で火曜日、即ち、僕からしたら週末を迎え、仕事に出掛ける。
  此の日を凌げば、水曜日、木曜日の休日が待っている事だけを生き甲斐に…。
  幸いにも、食欲は未だ落ちていないので、自棄喰いでもしてみるか。
  毎度の御案内の通り、東武練馬には蠱惑的な飲食店が無いのが残念の極みだが、
  未だ訪れていない、此方のラーメン店に御邪魔してみよう。
  本店は和光市に在る様で、其の二号店らしく、一先ず、木戸を開けていざ入店。
  入って直ぐに券売機が有り、最初なので、一番人気と言う「醤油つけ麺」にしてみる。
  店員に食券を手渡すと、麺の量が大盛り迄無料と言うので、断る理由も無く、大盛りで御願いする。
  こうなりゃ、喰うしか僕には能が無い…。
  カウンター席に着席し、憂さを飲み干す様に、冷水をグイッと呷る。
  此れが水割りなら、堀江淳の気分なのだが…。
  さて、一〇分と掛からずにつけ麺が配膳される。
  個人的に、つけ汁の器は左、麺の皿は右でないと食べられないのだが、此方は逆で出す様だ。
  先に手繰る麺が左に有ったら、交差するので食べ難いと思うのは僕だけだろうか…。
  器と皿の配置を変え、早速、麺を手繰り、つけ汁に浸し、勢い良く啜る。
  つけ汁はサラッとした粘度の低い物で、甘味は控え目、酸味は程好い感じ。
  魚介系と動物系の合わせ技だが、何方も突出している感じは無く、均整で喰わせると言った趣き。
  「旨味の定番」と謳っているメニューだが、もう少し濃くても良いかも知れない。
  不意に思い出したのが、「つけ麺屋 やすべえ」のつけ麺で、そっくりと言っても良い程。
  卓上に目を転じれば、「つけ麺屋 やすべえ」同様、魚粉と玉葱が置かれている。
  麺は大盛りで三三〇グラムと言うが、余り多さは感じない。
  ツルツルとした喉越しの良い物で、中太で、腰や弾力に出色は無いが、食べ易さが良い。
  夏場は此れ位のサラッとしたつけ麺が楽かな。
  具は、つけ汁の器に叉焼、麺麻、味付け玉子半個が入る。
  叉焼は短めの棒状に切られており、脂身が多目で、味付けは薄目。
  終盤、つけ汁に魚粉と玉葱の微塵切りを投入し、味を濃くしてみる。
  魚粉は足の親指に悪いと分かってはいるが、今の此の身、如何成っても良いと癇癪を起してみる…。
  玉葱はショリショリと甘味が有って旨い。
  〆は、卓上にスープ割り用のポットが置かれているので、普段は絶対にしないスープ割りを。
  鰹の効いた出汁で割れば、何だか、荒んで疲弊した心が僅かにホッとした心持ちに成る。
  此の後、仕事と言う名の生き地獄へと向かう…。